Tsunami Times

  • Kitahira Nest

     ここ最近、このTimesを放置気味だったとは言え、ここまでほったらかしだったことはおそらくなかったはず。ふと気づいたら前回の更新からはや3ヶ月超である。よくもまあ休んだものだ。インスタが日々の発信源となり、Fishing Safariが映像の同じく発信源となった今も文章を書くことをやめる気はさらさらないので、ようやくこれが再スタートとなる。

     ご存知の方はご存知のようにほったらかしの要因は言うまでもなく引っ越し。あるいはそれはほぼ移住に等しい。滋賀県は北比良というところに住居兼事務所を設け、棚も収納もないだだっ広い新居に棲家を移ったのは11月31日。引っ越しの準備に床張りなんかの施主施工などなど、そこまでもそこそこ大変ではあったのだけれど、ここからがもっと大変なことは容易に想像出来た。

     その後、しばらくして念願の薪ストーブが入り喜んだのも束の間、次は事務所の引越し。12月に2回に分けて事務所のものをほとんどスケルトン状態の新事務所に運び込む。

     怒涛のごとく運び込んだはいいけれど、立ち塞がるパンダのダンボールの山がたちまちどこかに収まってしまうとは到底思えず、途方に暮れた師走だった。作る予定だったロフトはその時点では出来ておらず、ロフトのスペースをどう確保するのかさえ不透明で、どこから手をつけていいのやら。

     去年は去年で肺炎で入院という憂き目に遭ったのだけれど、そんなわけで11月あたりから今年にかけてもなかなかハードな日々を送っている。年末にSweepy ThinとTashinami 56Mを出荷出来たのは、実を言うと奇跡に近い。押し迫った頃に風邪をひいて熱を出し、大晦日にはついに目が回ってほとんど気を失ったりもしたし、それに続くSonic TatsumakiとかGolden Glittersの出荷を終えられたことは賞賛級。

     そんな日々ではあるものの、ここでの生活は概ね心地よい、と言っておこう。比良山をバックに琵琶湖を臨む、森をはじめとする自然に囲まれた生活が悪かろうはずがない。積雪さえも今のところ風物詩にさえ思える。近所の人たち曰く「こんなもん、まだまだまし」だとは言うものの。

     たまには合間をみて初体験のワカサギ採りに挑んだりもした。息子も甥っ子も面白がってくれたのは良かった。びしょびしょになって母親に怒られたのはご愛嬌。

     DIYも楽しんでやる。インテリアにいろいろと工夫を凝らすとか、デザインするとか、そういうのはどちらかと言えば好きな方なので。住居と事務所の玄関のデッキ、ロフトの壁に手すり、棚また棚、トイレットペーパーホルダーまで、大工さんが残していった廃材とホームセンターの安い材木がその材料。

     ただ、これが終わらねば本来の仕事にかかれず、早急にやることが必須条件であるからして、無塗装なんて当たり前、元々の大雑把にも輪がかかってしまっているのはいたしかたなし。いろいろと滞っている仕事もあるし、お待たせしてしまっている年始恒例のフォトグランプリの結果発表だとか、Hand Drawnのこともずっと気になっているし、なんとかひとまず終わらせないとそっちに取りかかれず、気は焦るばかりの1月もなんと終わってしまった。

     それでも、手伝ってくれた人たちのおかげもり、ようやく、本当にようやく少し形になってきた住居と事務所ではある。そろそろここらへんで一区切りつけて、本来の仕事に戻るつもりで、これを書いているところ。幸い工房部分のひとまずの片付けにも取りかかれそうだから、それが終わればついに懸案事項に取り掛かる予定。

     まずは早速、フォトグランプリに着手します。そしてHand Drawn。お待たせしてしまっている皆様には本当に申し訳ありません。去年の入院で待たせてしまった人も中にはいるので、毎年毎年本当に申し訳ない!頑張ります。

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