Tsunami Times

  • Fishing Safari

     5月の七色ダム編を公開。なんだかもう記憶の彼方、というには少し大袈裟だけれど、それでもたった一月前とは思えないほど前のことのような気がしてしまうのはどういうことなんでしょ。

     4月に行った時の水量も多かったものの、この日はそれにも増して水は多く、支流の奥まで行くと滝に出会えたり、普段は行けない上流の景色に感嘆したり、晩春あるいは初夏の七色貯水池ははっとするほど綺麗だった。そのあたりは割と鮮明に脳裏に刻まれてはいるのだけれどね。

     ところでアフターは「釣れない」と思っていませんか?

     経験上、実はトップウォーターはアフタースポーンからが本格的なシーズンインです。つまりは釣れる。例えば「しょぼいバイト」に悩まされてフッキングし辛いなんてこともあるけれど、反応はそれだけあるわけで、それはむしろ「釣れる」傾向にあると言えます。

     アフタースポーンは反応が鈍くて釣り辛い、そんな風にすっかり刷り込まれてしまっている我々で、知ったかぶりして「アフターだからなあ、釣れないよね」と思わず言ってみたりする。しかし、トップウォーターに限ってはそれは当てはまらないと思った方がいい。そのあたりを契機に活性はどんどん上がり、琵琶湖なんかでは従来6月から7月がピークとも言えるし、例えばメキシコはレイク・エルサルトも同じく、スポーンが終わる4月くらい(向こうのスポーンのピークは3月あたりだと思われる)からトップウォーターのピークが訪れる。

     翻って、スポーン真っ最中はトップウォーターには鬼門。あまり釣れる気がしない。実際、琵琶湖なんかでは3月の終わりから4月の中旬あたりが春のピークで、それ以降5月中旬あたりまでは釣れなくなってしまう。例えばスポーニングベッドを見つけたにしても、そこをしつこく狙って釣るにはトップウォーターは向いていないし、個人的には避けたいという思いもある。

     結論。だからアフターは「釣れる」と思ってしまいましょう。セオリーは大事だけれど、時にはセオリーを疑ってみるのもセオリー。

     さて、七色の場合はどうか?この日はいつもと比較すると平日にもかかわらず多くのボートが浮いていた。中には明らかにベッドを探す風のアングラーもちらほら。つまりはこの時期のことだからスポーンも後期の様相。そんなわけで中にはアフターから回復傾向の個体もいるのではないかと期待も膨らみましたが・・・。

     ま、とにかく見てみてちょうだい。

     さて、Sonicmaster MM-4600SD Left Handleは昨日と今日で出荷終わり。左がどれだけ欲されているのか、少々どころかかなり不安はあったものの、想定以上のご予約をいただきほぼ完売状態となりました。ご予約いただいた実にマッドな皆さんに心より感謝します。

     もしも出遅れた人がいたならば朗報。僅かながら在庫あり。ま、しかし、これも時間の問題かと思うのでお急ぎを。

     今日はTrue Storiesが流れる午前中の事務所。不思議とこのアルバムの音が気分にマッチして、今更ながら「ええやん、これ」なんて再発見してしまうのだ。なにせこれ、80年代のことですから、ちょっと荒削り感がないでもないのだけれど、実は今だってこのくらいがちょうどいいのではないかとも思える。バーン先生、意外と確信犯だったのかもしれません。

     80’sNYの匂いを感じた後は午後から淀川へ。そう、久しぶりにプライベートの釣り。忙しいと言えば忙しいのだけれど、いつもならそれでも釣りには出かけていたはずが、何やら機会を失ってしまっていた今日この頃でした。都会を健気にたゆたう流れと6月の風に揺られてくるかな。

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