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  • やっと・・・、それにしても3本とは

    22/11/08 ミリメーター松澤 / Orca Fe, CoKirin

    昨日は亀山ダムに行ってまいりました。
    これまでも例により延々通っておりましたが、ここおよそ2か月ほどは釣れないばかりかバイトさえも非常に遠いのでした。
    それにも慣れてきてもはや面白く感じてもいましたが、さすがにぼちぼち魚に触りたく、少し気合いを入れて釣りに臨みました。

    この日の亀山はある程度冷え込んでおり木々の紅葉も進んでいかにも秋という様相でした。
    しかし水に触ってみるとまださほど冷たくはなく、そしてターンオーバーも発生しておらず水の状態は悪くない印象、
    そして減水により岸を打ちやすい感じです。
    ボートは私の他に1艇のみ、ハイシーズンに比べるとずいぶん静かな朝の桟橋なのでした。

    6時半となり出船、いつものようにボート屋さん直近の岬へと舟を進めます。
    岬周辺の水面直下には所々に魚の気配があり一瞬テンションがあがりかけましたが、しかしこれは群れをなして上ずっている鯉であることが
    わかったため、早々にこのエリアはあきらめてとある川筋へと向かうことにしました。

    その川の入り口には、とても小さく水深が浅いワンドがあるのです。
    そこは過去に実績のあるポイントなのですが、釣れるのは決まって夕方であり、しかしなんとなく一応寄ってみるとしました。
    ハングに覆われ薄暗いワンドは非常に狭いため、真ん中、左右に3投もすれば攻めきれてしまいます。
    エレキを止め惰性でワンドに入り、枝や岸になぜか埋まっている麻袋みたいな繊維質の障害物にルアーを引っ掛けないように気をつけつつ、
    ど真ん中のコースにキャストしました。
    ルアーは、静かな朝に相応しいと感じたサイレントな旧コキリンを選びました。

    岸際にうまく着水、15秒くらいポーズした後にリトリーブを開始すると、3メートルくらい引いたところで何かがルアーに触れました。
    釣れると思っていないため「枝?ゴミ?」と思いロッドをあおると、何と魚の生命感が手に伝わってくるではありませんか。
    その感触から小バスであることはすぐにわかりましたが、しかし久しぶりの感触に釣り上げてもいないのにすでに感動、同時にバラした場合のショックが非常にリアルに想像されたため、
    小さな魚を相手にネットを使用して素早くかつ慎重にランディングしたのでした。
    フロントフックが上あごにがっちりかかってしまっておりましたが大急ぎでそれを外し、スケールに乗っていただきました。
    釣れたのは30cmに満たない例によっての小バス、しかし今回のバスは私を延々釣れずの日々から救ってくれた特別な魚となりました。

    魚をリリースして川の対岸に移動、しばらく釣りをしていると雨が降りはじめました。
    この雨はしかし何となく暖かく、また降ったり止んだりで湖は良い雰囲気となってきました。
    そこで気分を変えて、ワラチョッパーを取り付けたオルカフェ改で勝負することにしました。
    ワラチョッパーを少し緩めのカーブに曲げ優しめな動きにセットしての数投目、ブッシュの脇に着水、長めにポーズ。
    ダイブ、浮上。またポーズ、その後の2回目のダイブで魚が出ました。
    こちらも小さな魚で引きは弱く一瞬バレたかなと思ったほどでしたが、バレてはおらず抜き上げて無事に魚を手にすることができました。
    釣れたのは、先ほどのバスとほぼ同じサイズのブラックバスでした。
    バタつきつつ撮影、サイズが小さくてもやはりうれしく、二匹目を釣ることができた幸運に感謝しつつ魚をリリースしたのでした。

    二匹も釣れてうれしいなと感慨に耽りつつコーヒーなどを喫し、この時点で時間は九時くらいでした。
    一休みして気持ちを入れ替え釣りを続けるもその後は魚の気配も反応がなくなってしまい、感覚的には2時間くらい釣りをしたつもりが、
    気が付けば終了の一時間前となっていました。
    その間に雨は次第に強くなり、気温も少しづつ下がってきている感じです。
    珍しく2匹釣れたし普通に考えてもうこれ以上釣れることはなかろうし、もう終わっても良いかな、とも思いましたが、いや違う、釣れても釣れなくても
    ルアーを投げることに意義があるのだ、などと思い直し、ボート屋さんに戻る帰路をなるべく丁寧に釣ることにしました。

    そこは川筋から本流への出口にある曲がり角、水中には立木が多く没しており岸際には木の枝や根っこなどが絡みいかにもというポイントであるのです。
    好ポイント過ぎて常にアングラーに打たれている印象のため普段は釣れる気がせず、そして釣れたこともなく、いつもなら素通りするところなのです。
    が、この日は釣り人少なくまだ打たれていない可能性も高く、また雨が降っていることもあってかいつもと異なる雰囲気を発しており、「もしかしたら」という気になりました。
    そこで投げたルアーはコキリン、雨に濡れたせいかリールの回転がやけに良く、木の根が絡み合った岸際のスポットにうまくルアーが入りました。
    しばしのポーズ、ゆっくりリールを巻きペラが回転をはじめた3秒後くらいに水中で影がひらりと踊りました。
    直後にコキリンは水中に消し込まれ、手には魚の生命感が伝わります。
    この魚も大きくないことはすぐにわかりましたが、元気でパワーもあり走ったり潜ったりとかなりのファイターでした。
    魚がこちらに向かってきたのでその勢いを借りて抜き上げ無事にランディング、釣れたのは先ほど2匹よりもやや大きく、そしてとてもきれいなブラックバスでした。
    フックを外し急いで撮影、まさかの3匹目に驚きそして感動、魚と湖に感謝しつつリリースしたのでした。

    その後はボート屋さん対岸にあるハング奥々の岸際でオルカフェ改にバイト、乗らず、で終了となりました。
    桟橋に戻りボート屋さんに釣果を報告したところ「えっ」と真顔で驚かれてしまいました..「今日も釣れませんでした」「う~ん、また来てください(笑い)」
    というようなやりとりを、ここしばらくは毎週のように繰り返していたため。

    今回は、上記のような顛末でした。
    ともかく久しぶりに魚を釣ることができ、そして3匹という(自分としては)大漁、非常にありがたい釣行となったのでした。
    コキリン、オルカフェ、津波ルアーズに深く感謝しております。
    長文をお読みいただき、ありがとうございました。

    「やっと・・・、それにしても3本とは」への4件のフィードバック

    1. Masami Motoki より:

      自分のことはさておき、なかなか魚に恵まれない人には釣り自体に興味をなくされてしまいそうでひやひやしたりもする元木です。この人に関しては大丈夫だと確信しつつも、あんまり長引いてしまうとその確信も揺らぐ。というわけでほっとしているところ。それにしても3本とはうらやましい。

    2. パパ友よしおか より:

      mm松澤さん
      良かったですね。亀山通い続けているだけありますね。流石です!

    3. Masami Motoki より:

      パパ友さんからの投稿も待ってますよ!

    4. ミリメーター松澤 より:

      パパ友よしおかさん、私の駄文をお読みいただきありがとうございます。
      はい、本当~に良かったです。
      一時は、もう一生釣れないのではと思い詰めました..。
      亀山または相模湖あたり、またぜひご一緒いたしましょう。

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