Tsunami Times
Photo Grand Prix 2024
恒例の2024のPhoto Grand Prix結果発表といきましょう。いつも遅まきで申し訳ないけれど。
いきなりグランプリから。なかなか微妙な判定ではあるけれど、メジャーを見ると55cmはある、デンさんの元旦フィッシュをグランプリとします。ルアーは発売されたばかりのSweepy Thinで、しかも年の初めの厳寒期にこれは立派と言うより、最早おめでたい。
ちなみに今年の元旦もハンドレッド君の50upで幸先よく始まっています。と言うわけで、Photo Grand Prix 2025も二年連続元旦50upからおめでたく既にスタート。
話は2024に戻って、8月の岩盤幸一君の54cm(Mighty Arrow Tandem)はかなりグランプリに肉薄しているのだけれど、元木の独断でデンさんに軍配を上げました。デンさんのような古参ファンがこうして今もうちのプラグでトップウォーターフィッシングを楽しんでもらえているのは嬉しい限り。彼は、Tsunami Luresが提唱する、ライフスタイルとしてのトップウォーターフィッシングの一番の実践者かもしれません。彼にはこの調子でもっともっと長く続けていただきたいという願いも込めて。
ところで、投稿してもらった中にもひょっとするとこれより大きな魚が含まれるかもしれないのだけれど、自己申告にメジャーと魚の画像は必須なので、そこはルールに則ります。また、ここに投稿してくれた以外にもTsunami Luresで50upは釣れているはずだけれど、もちろんエントリーしないとPhoto Grand Prixの対象にはなりませんので悪しからず。
惜しくも2位の54cmを釣った岩盤幸一には、その代わりと言ってはなんだけれど、MVP(Most Valuable Plugger)を差し上げます。同じ日に同じくMighty Arrow Tandemで52cmを取る快挙もあったり、しかも投稿数はハッピー師匠に次ぐ2位ということで、ここは去年、そして一昨年あたりから積み重ねた投稿にも敬意を表して。ハッピー師匠が病欠の際は、彼の分までこのUser’s Galleryを支えてくれたりもしましたね。
その岩盤幸一とのニックネームの名付け親で、彼の友人であり、トップウォーターの世界へ彼を招き入れた張本人でもあるハンドレッド君も、投稿数4位、50up捕獲数2位と相変わらずの健在ぶり。そのハンドレッド大森にはMAP (Most Achievement Plugger = 功労賞)を差し上げます。
彼も古参ファンの一人ではあるのだけれど、なんと五十肩を患っているなんて言うのは、ちょいと隔世の感さえありますね。若い若いと思っていたのに、彼のJr.だって随分大人になってしまったし。
そうそう、彼にはダジャレ賞もあげたい。タイトルに「Happy Birthday 梅雨」「釣りに行紅葉」だとか、秀逸と言えばそうなのだけれど、おっさん化とも言えなくもないよね。
腰の手術にもめげず、今年も50up獲得数ナンバー1、投稿数もナンバー1のハッピー師匠にはMPP(Most Posts Plugger = 最多投稿賞) です。オンライントーナメントでも1位を勝ち取った彼は、最早賞取りの常連と化しております。
今回の賞は以上とさせていただきます。なお、副賞は以下の通り。
Grand Prix デンさん Tashinami 60M & Sonic Tatsumaki / Hand Drawn Calavera 進呈
MVP(Most Valuable Plugger = 最優秀賞) 岩盤幸一 Tashinami 60M & Sonic Horn / Amber Sunburst 進呈
MAP (Most Achievement Plugger = 功労賞) ハンドレッド大森 Swing Momonga MSC-LMG/ Relic LBB 進呈
MPP(Most Posts Plugger = 最多投稿賞) ハッピー師匠 Sonic Bird Mini / Amber Sunburst 進呈
もちろん他にも賞をあげたい人はいるのだけれど、今回はこのくらいでご勘弁を。
その一人、ハンドレッド大森の愛息、専門学校生となったハンドレッドJr.は、一時に比べると投稿数は減ったものの、一定のペースは維持。どんどんと大人になりつつある彼が、これからどんな風にトップウォーターフィッシングをライフスタイルとするのか、楽しみにしています。
マニア谷口も投稿数は減ったとは言え、彼の場合は馬鹿馬鹿しくも素晴らしきこのトップウォーターライフが骨の髄まで染み込んでしまってもうどうしようもないところに来ているはずで、この名を返上することはおそらく一生ないと思われます。元木が一目置くユーザーのひとり。
ひょっとするとそのマニアに次ぐマニアな20th西山も、その域に達しつつあるのかも。彼にはこの頃、リリースのヒントさえもらうから。次にリリースのKirin SD(仮名?ほぼ決まり?)なんて、彼がうちのガレージセールでプロトルアーを手に入れたことに端を発しているし。デンさんとともにライフスタイルとしてのトップウォーターフィッシング実践者と言っていいかな。
Swing Geckoをフルスウィングさせて久しぶりに50upを取ったこの男も、投稿数はそう多くはないけれど、関東という激戦区で奮闘しているマニアです。なんてったって営業部長とも言われてたくらいですから。グランデ部長には今年も期待。
関東と言えば、亀山湖や相模湖なんかの激渋フィールドへしぶとく通うミリメーター松澤。なんと2024の釣果は画像のたった1本にもかかわらず、相棒とも言えるT字路sしのちゃんとともに、その釣欲とTsunami Lures愛は未だ衰えるどころか白熱中です。今年は劇的な魚を取ってくれるものと、今から切望。
ちなみにT字路sが今年メジャーデヴューするのはめでたいニュース。今までもほとんどメジャーみたいなものだったと思うのだけれど、ここからはますます飛躍するのではないでしょうか。あやかりたいもの。
三重の粋人ミナミ240は以前に比べると投稿数もそう多くなくなったものの、ちゃっかり50upを2本も上げているから、ベテランへと着実に歩を進めている感あり。ライフスタイルとしてのトップウォーターフィッシングを語れる、数少ない大人だと思います。
ついこの前まで新人だと思っていたナタリーも、そう言う意味では元木が将来を嘱望する人の一人。ひとつづつルアーを覚えようとする姿勢も評価出来るかな。
そのナタリーの仲間内であるTaka69も、投稿数はナタリーに迫る勢いです。
古参ファンのひとり田盛君は、今回もマイペースで貢献。中でも二十年もののMighty Arrow Miniで釣ったというこの魚は印象的。以下に彼の投稿を引用します。
このルアーを約20年前に、釣り大会の即売会で買って以来、数々のドラマ魚をもたらしてくれました。
投稿数も一番多いルアーだと思います。
多分、自分史上投げた回数が一番多いルアーでもありました。
ぶつけすぎて、ヒートンが折れてペラが無くなったり、ボディーに裂け目が出来たりして、動きも以前に比べてキレが無くなくなり、釣果も残せなくなって来ていたので釣行への持参率も低下していました。
なんとか50upを釣って、自分の中では殿堂入りと言っている鑑賞用のコレクション棚の中に入れてやりたいと今年は積極的に使用していたのです。
ダムの最上流のチャラ瀬の中からまさかのバイト!
2回の痛恨のバラしの後、3回目で取り込めた魚がこの魚52です。脳内モルヒネが出まくりのやり取りでした。
世界のマイティーアローと賞賛されて来たこのルアーはホント、ドラマを起こしてくれるルアーでした。
ありがとう、そしてお疲れ様でした。
そのマイペースぶりが垣間見えるコメントには、元木以上にルアーへの愛に溢れていて、まさにそれは魂のルアーと言っていいでしょう。
そんな田盛君に感化されてしまった利重君、今年は投稿が2度だけではあったものの、なんだか爽やかで印象に残りました。今年も期待しています。
さて、以下に今回のデータを。
総投稿数 185
ハッピー師匠 42
岩盤幸一 38
デンさん 27
ハンドレッド大森 15
ナタリー 11
20th西山 10
Taka 69 9
ミナミ240 8
ハンドレッドJr. 6
マニア谷口 6
グランデ小川部長 6
田盛 5
ヤッシー 3
はんなりベアー 2
利重 2
50up総数 23本
ハッピー師匠 6
ハンドレッド大森 5
岩盤幸一 3
ミナミ240 2
ハンドレッド Jr. 2
グランデ 1
田盛 1
デンさん 1
マニア谷口 1
ヤッシー 150up捕獲ルアー
Swing Gecko 4
Django PJ 4
Slapphappy Beaver 3
Orca Fe 2
Mighty Arrow Mini Tandem 2
Sweepy Thin 2
Mighty Arrow Mini 1
Sweepy Thin J 1
Swing Momonga 1
Slapphappy Shad Mini J 1
Sweepy JG 1一番乗り
Sweepy Thin J ハッピー師匠
Frank Sum デンさん
Sonic Bird Mini ハッピー師匠
Swing Momonga ハンドレッドJr.
Slapphappy Shad J デンさんルアー内訳
Whippinho JL 25
Django PJ 20
Slapphappy Beaver 18
Swing Gecko 11
Swing Momonga 11
Slapphappy Shad J 11
Sweepy Thin 11
Sonic Tatsumaki 10
Slapphappy Shad DB 10
Sonic Bird Mini 9
Orca Fe 6
Mighty Arrow Mini Tandem 5
Kirin 5
Sonic Bird 4
Slapphappy Shad Mini J 4
Slapphappy Shad Mini DP 4
Neo Beats 4
Mighty Arrow 4
CoKirin 3
Sweepy Thin J 3
Sonic Horn Mini 2
Swing Muff 2
Swing Ritmo 2
Mighty Arrow Mini 2
Mighty Arrowzinho DP 2
Frank Sum 2
Sonic Horn 1
August 1Slapphappyシリーズ 47
Swingシリーズ 26
スウィッシャー 26
ポッパー&ダーター 23
Sweepyシリーズ 14
Mightyシリーズ 13
Neo Beatsシリーズ 4ルアーの内訳にSlapphappyシリーズが多いのは相変わらずではあるのだけれど、注目すべきはSwingシリーズとWhippinho JL、Django PJか。
SwingシリーズはSwing Geckoを筆頭に26もの投稿があり、うちSwing MomongaはリリースしたてにもかかわらずSwing Gecko と同数の11の投稿あり。SwingシリーズはTsunami Luresの中では比較的新しいシリーズではあるのだけれど、ここにきてようやく釣れるルアーとして浸透してきたよう。
Whippinho JLは岩盤幸一君の使用率がかなり高いというのが躍進の理由。ただ引きの鬼である彼のこと、なにかこつがあるのかもしれないとも思わせる。元木がこれのプロトを多用したのはメキシコはエルサルトでのことで、その時はショートジャークで使うことが多かった。ただ引きでライブリーを使うということになると、Slapphappyシリーズの出番がどうしても多くなってしまう元木です。おそらくそれは元木に関わらずだと思うのだけれど、もう少しこのWhippinho JLやWhippy JLを場面によっては使う機会を増やしても良さそう、そう思わさた2024でした。
Django PJは前々からハンドレッド君がこれの使い手。それに感化された彼の友人の幸一君がこれを多用するようになり、一気に投稿数が増えた。デンさんやハッピー師匠にもこれが伝播。このプラグはうちの中でも特に大きな部類で、やはりデカいのが釣れる確率が高い。元木も再注目せざるをえないですね。面白い形で復刻させることも考えてはいるのだけれど、さて・・・。
そんなこんなで、今年も年始の元木にとって恒例の大仕事のひとつを終えます。以前にも書いたように、決して隆盛とは言えないトップウォーターシーンの、そのまた奥の奥にある深層心理化しつつある、マニアックな集いの場=Photo Grand Prix=User’s Galleryではあります。投稿数はぎりぎり平行線を辿っているとは言え、風前の灯火状態は抜け出せず。それでも、今後も楽しみにしていてくれるごくマニアックな人たちがいる限り、そしていつかマニアと化す数少ない人たちのために、今後もこのイベントは継続です。
数少ないマニアな皆さん、この火を消さぬよう、今年も何卒よろしく!
あ、入賞者の皆さんはメールにて連絡下さい。
25/01/08