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  • 無理やり相模湖

    22/05/31 ミリメーター松澤 / CoKirin

    先日は時間を捻出しまして、比較的近場である相模湖にチャレンジしてみました。

    近年はひたすら亀山に通っているため相模湖での釣りは昨年1回のみ、今季は初であり、状況や勝手がちょっとわからない感じでした。が、ボート屋の方によると釣況は悪くないとのことで、アドバイスをいただいてから出船しました。5月終わり、早朝の相模湖は思ったより寒く、しかし予報によれば早々に気温が上がるとの情報でした。

    期待していた朝一番は無反応、水は良い感じでしたが魚の姿も一匹を見かけたのみでした。久しぶりの当地、湖畔に残され朽ちつつある昭和時代の廃業ホテルや打ち捨てられた半沈船などの観光遺跡、ワイヤーで作られた不思議な巨大しめ縄、そして東京オリンピックの名残りである廃ボート競技施設などこの湖特有の風景を味わい深く眺めつつ釣りを行い、気がつけばすっかり日も高くなり、気温も上がってきました。そして、釣れず。

    しかしこうなると逆にオーバーハングの奥を集中して狙おうという方針に集中でき、風と波ににボートを流しながらそれらしいポイントを打っていきました。先日お伝えしましたとおり前回の釣りにおいてコキリンのペラを失ったのですが、この日は以前にスペアとして購入していた色違いのコキリン2号を新たにおろして多用していました。コキリンは細身にしてそれなりの重さもあるため飛距離が出るうえコントロールが効きやすく、また先細りでペラも小さいため枝をかわして厳しいハングの奥にも入れやすいのが選択の理由でした。

    気温がさらに上昇してさらに日射しが強くなり日向・日陰のコントラストがいよいよ明確になった頃、枝と枝の間を通してハングの奥の奥に(珍しく)良い感じにコキリン2号が入りました。着水点が見えないためポースは入れず小さくジャークして障害物の影響がないことを確認、ルアーが見えないままにリトリーブを開始して数秒後、ハンドルが重くなりました。枝?ゴミ?と思った直後に手に生命感が伝わり、それが小型のブラックバスであることがわかりました。小さな魚特有のバレやすさには亀山で散々苦労してきましたのできっちりと合わせを入れ、そしてバレないことを祈りつつ、比較的距離もあったため慎重にやりとりを行いました。ジャンプを含めたそれなりのファイトを経て、無事に釣り上げたのは約25cmのブラックバスでした。例により慌ててしまい、またフックがしっかりかかっていたために針外しは難航してしまい魚に申し訳なく、そしてボート上は熱く乾いているためなるべく早々にリリースしたい気持ちとなり、ろくに撮影もできないまま急いで魚を水中に放
    したのでした。よって功労のコキリン2号が写っておらず、申し訳ありません。

    この日は多少期待していましたが、不慣れとなっている湖で時間も限られており釣れない気もしていたため、小型のバスながら釣れたことによる喜びは大きく、リリース後は非常に良い気分となりました。そしてそれにより、場所によっては決してきれいとは言えず、またちょっとシュールなところもある相模湖の湖を、半ば愛しく感じている自分に驚いた次第でした。

    いつものことながら、魚のサイズに対してアンバランスなる長文となりました..。また釣れました場合はご報告させていただきます。今回も津波ルアーズとコキリンに深く感謝です。ありがとうございました。

    「無理やり相模湖」への1件のフィードバック

    1. Masami Motoki より:

      ミリメーター氏のCoKirin推しにリニューアルを検討中。弱い波動と深めの喫水がテーマかなあ。

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