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  • 松澤よリ 無着色ビーバーで釣れました

    22/06/20 ミリメーター松澤 / Slapphappy Beaver

    梅雨の、亀山ダムに行ってまいりました。

    その前週も、亀山に行き釣りを行いました。
    その日は朝一番、お正月にお作りいただいた赤いカラベラビーバーに初めてバス
    がヒットしたのですが、抜き上げる際にボートの縁に魚を当ててしまいその瞬間
    ににフックが外れ、あと一歩というところでバラしてしまったのです。
    そして昼過ぎにコキリンでやっと掛けた2匹目も、ボートの全く同じ部分に全く
    同じように当たり全く同じようにフックが外れ、またしてもバラし…。
    2匹連続、しかも冗談みたいに同じパターンでのバラしはさすがに悔しく、また
    昨年のある時期に憑りつかれていたバラし癖復活の気配も感じ、ボート上でしば
    しへこんでいたのでした。

    するとそのときスマートフォンに着信あり、見ればツアー中の篠田さんからでは
    ありませんか。
    「亀山っすか。」「亀山です、たった今、魚をバラしたところです…。」
    「自分はツアーで京都、こっちは釣れそうな天気です。」などと、しばしの間釣
    りと仕事についての会話を行いました。
    最後に「これから良い時間じゃないすか、頑張ってください。」とお励ましをい
    ただき、気を取り直し最後まで頑張るも、釣れず。

    釣れないことには慣れておりいつもならそれは全く気にならない自分ですが、
    まるでデジャブのごとく2匹を連続してバラしたこの日はさすがにツラく。
    しかし終了後にふと思い立ちT字路sのニューアルバムに収録されている名曲
    「ユウマズメ」を聴いたところ、その歌詞と音波にたちまち心が癒され気持ちは
    立ち直り、次の釣行への勇気のようなものがわいてきたのでした。

    そして一週間がたちました。
    この日の亀山ダムは前々日の雨の影響で濁っているエリアが多く、午前中は魚の
    姿はあまり見えず反応もありませんでした。
    いろいろ手を尽くすも何も起こらず、あっという間に時が過ぎて行きます。
    梅雨らしい曇り空が午後となり次第に晴れ、日射しが強くなり気温も上がってく
    るとシェードにちらほらと魚の姿が見えるようになりました。
    そこで、暗く涼しいオーバーハングにボートごと入って釣りをすることにしまし
    た。

    そのオーバーハングはうっそうとしており昼なお暗く、水面のルアーが見えづら
    いためボックス内に明るい色のルアーを探しました。
    すると、以前に元木さんよりいただきました無塗装のビーバーが目につきました。
    そちらを選択してキャストすると岸際ギリギリに着水、思惑どおり明るい色の無
    着色ビーバーは暗い水面でも視認しやすく、また手に伝わる水とのからみは通常
    のものよりも少し軽快な印象でした。
    良いアクションを探して速度を微調整しながらながらルアーを引いていると、
    不意に真横からひらりと魚が飛びつきました。
    フッキング、しばしのファイト、そしていよいよ問題のボート際に魚を寄せまし
    た。
    前回のバラしは、ボート際でネットを使うか否かを心が一瞬迷った瞬間に起こり
    ました。
    そこで今回は迷わず、そしてボートの縁に気をつけながら一気に魚を抜き、無事
    にブラックバスを船上に釣り上げることができました。
    興奮と安堵の中で急いでスケールを濡らし、暴れまわる魚を何とか撮影しました。
    例により小さなブラックバス、しかしそれは連続バラしという悲劇の後に釣れた
    値千金の魚…あまりの喜びに身体が震えました。

    湖に魚を見送りふと周りを見渡せば、そこは以前に竿、リール、ルアー1式を
    不注意から水中に落としてしまったという自分にとっては因縁深いポイントであっ
    たことに気付きました。
    その苦い記憶がよみがえり不安とともに船上を見渡せば、竿は揃っていますが何
    か足りません。
    冷静になり何が無いのかをよく考えると、それはランディングネットなのでした。
    どうやら今回はバラすまいと必死になったり興奮状態での撮影でバタバタし、
    気づかぬうちに使ってもいないネットをなぜか水中に落とてしまった模様でした。
    竿でなくてまだ良かったですが、しかしネットもまた大切なタックルであり、
    深く反省した次第でした。
    いつの日か、もう少しスマートに釣りができるようになりたいものであります。

    そんな顛末でしたが、ともかく何とか1匹を釣ることができました。
    今回もスラップハッピービーバーに、深く感謝です。
    ありがとうございました。

    「松澤よリ 無着色ビーバーで釣れました」への1件のフィードバック

    1. Masami Motoki より:

      バラすっていうのは時にめちゃめちゃショックなものですよね。気持ちわかり過ぎます。
      しのちゃんの大らかなあの雰囲気にはしかし慰められますね。
      それにしても「釣れる」ってことはなんだか全てのことがチャラになる気さえしますね、本当に。そのくらい貴重なことだと実感する今日この頃。
      ちなみにネット、実は俺にも覚えがあります。湖面に浮いているネットを見て、「誰や?こんなとこにネット忘れてんの」とまさか自分だと気づかずに琵琶湖に置き去りにしたことがあります。

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