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  • 松澤より 亀山の初バスです

    23/03/14 ミリメーター松澤 / Sweepy J DP

    こんにちは。
    昨日の亀山ダムにて、今年初のブラックバスを釣ることができましたのでご報告させていただきます。

    今年は1月の初釣りにおいて真冬の相模湖で釣ってしまうという篠田さんの快挙に遭遇して以来、真冬の水面を割って出た
    美しいブラックバスと、そして彼曰くの「冬こそがハイシーズン」というフレーズに酔ってしまい、何だか釣れそうな
    気になり1月、2月も延々通っておりました。
    しかし当然ですが実際には私に釣れるはずもなく…次第に我に返りつつ、気が付けば早くも3月となっていたのでした。
    その間には昨年新調した無段階変速のエレキが突如故障しトップギアに入ったまま制御不能となり湖を結構なスピードで暴走、
    浅瀬に乗り上げて何とか事なきを得るという事件なども発生、昨年琵琶湖にて津波タックル一式を失って以来
    のトラブル癖がまだまだ健在であることを感じていました。

    昨日の亀山ダムは朝から比較的暖かくて風は強め、灰色の雲はまだらに厚く薄く、そして昼からは一時雨との予報でした。
    この不穏な天気と、そして前回の釣行ではビーバーにチェイスがあり久方ぶりに魚の姿を目撃したこともあり、
    もしかしてぼちぼちかな、と過ぎない程度に期待しながら釣りを開始したのでした。

    まずはいつものボート屋さん直近の岬周りに接近、ルアーはスウィーピーJGを選択しました。
    スウィーピーについてはこれを多用する篠田さんの釣りからの影響と、そして自分にとっての実績あるルアーに頼ってしまいがちな傾向を
    打破して多少は進化したいという思いもあり、まだ釣ったことのないこのルアーでぜひ釣ってみたかったのでした。
    第一投、ハング下の岸際に良い感じで着水、ポーズからアクションを加えるも、ルアーはラインを拾っている模様で不自然な
    動き、そしてなんと二投目も同様の結果となり、朝から残念な感じです。

    そこでこのポイントは早々にあきらめ、気を取り直してボートを進め通称ミリメーターズワンドに入ることとしました。
    ここは減水するとかなり浅くなりエレキでは奥までは進めないのですが、どシャローとなる手前あたりでは春に実績があるのです。
    この日もかなり減水しており水面とハングの間には距離があり、トレブルフックを装着したスウィーピーJGでも攻めやすい感じです。
    このルアーの重さや飛び方に多少慣れてきてキャストも決まりはじめた頃、最奥のどシャローエリアが見えてきました。
    減水は思ったより大きく、普段は水のあるスポットが広い砂浜となっています。

    このエリアの右岸には以前から大きな倒木があり、その周りには倒れ込んだ大小の枝がカバーを形成しておりいかにも良い感じなのですが、
    そのカバーはダブルフックのルアーでも回収に手こずるような複雑さなのです。
    しかし虎穴に入らざれば虎子を得ずということで、勇気を出してその奥にルアーを投入することにしました。
    カバーを考慮してトレブルフックのスウィーピーJGからダブルフックのスウィーピーJデルプラスティコにルアーを交換、これも篠田さんが釣るのを目撃したことがあるだけで
    自分では釣ったことのないルアーです。
    深呼吸してからキャスト、スウィーピーは倒れた枝の向こうに開けた狭いスポットの奥に着水しました。
    着水点からその手前、横に倒れた太めの枝に到達するまで、ルアーをアクションさせることができる距離はせいぜい2メートルくらいです。
    しばしのポーズ、静かにやさしく首ふりを2回、もう一度ポーズ、そこでいきなり水面に飛沫が上がりました。
    久しぶりのバイトに一瞬何が起こったかのかがわからず、しかし枝の向こう側の水面下にバスの横腹が光ったとき、心身は魚が釣れた
    ことを認識しました。
    急いでリールを巻くと、手には魚の重みと生命感が懐かしく伝わります。
    そして魚を枝の手前まで寄せたとき、かかった魚をカバー越えさせようとするところで心が迷いバラしてきた数々の光景が頭に浮かびました。
    喜びは一気に緊迫へと変化、しかし、ルアーをよく見ればフロントフックは魚の上あごにがっちりとかかっています。
    これなら大丈夫、ひるんだ瞬間にバレるのだ、と自分に言い聞かせ一気に枝をかわしてその勢いで魚を寄せ、そのままボート上に
    抜き上げました。
    がっちりとかかっていたはずのフックは、しかし抜き上げた直後に自動的にあっさり外れ、それが希望的錯覚であったことがわかったのでした。

    釣れたのは約34cmのブラックバス、大きくはありませんがとてもきれいな魚でした。
    久しぶりの魚に感動しつつあわてて撮影、ボート上ではおとなしい魚でしたがリリースしようと水に入れるや否や突然暴れ出し、
    最後は尻尾で水面を強く一撃してから猛スピ―ドで湖に帰っていきました。

    今回は上記のような顛末でした。
    今まではまあまあ使ってはみるものの釣ったことのなかったスイ―ピーJデルプラスティコにて今年初めてのブラックバスを釣ることができ、
    実にありがたい限りでした。
    次はスイ―ピーJGあたりで、サイズアップしたいところであります。

    また釣れました場合はご報告させていただきます。
    このたびも長々と、失礼いたしました。

    「松澤より 亀山の初バスです」への1件のフィードバック

    1. Masami Motoki より:

      待ってました!初バス、十分に早いです。しかも関東のメジャーレイクとあってはなおさら。しかも釣ったことのないプラグにトライして、それで仕留めてしまうなんて言うことなしでしょう。相変わらずのトラブル癖は、ことなきをえたならこの際ご愛嬌。

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