Tsunami Times

  • Wearing Paisley

    Wearing Paisley

     ペイズリーという柄には昔からなんだか妙に惹きつけられるものがあった。シックな雰囲気のそれはアイビーやトラッドにだって散見出来るし、ペルシャ絨毯のそれはエスニックでもあるし、さらにはサイケデリックでさえあるこの濃密な紋様は、その勾玉チックな見た目がミトコンドリアなんて言われるように、生き物の根源的な部分を象徴するようでなんだかとってもミステリアス。

     以前からこれを自分流に解釈してルアーに用いることには度々チャレンジしてきた(実際に用いたこともある。例えばCosmoやGecko)のだけれど、今回のこれ、ペイズリーをまとったSweepy J DPはそれが最もしっくり来た気がする。というより、めちゃめちゃいかしていると思っている。

     web上で気に入ったギターの画像をコレクションするなんていう奇妙な趣味が俺にはあって、その中のペイズリー柄のギター(これがまた驚くほど多い)にヒントを得る。それを実際に紙に描いて起こし、スキャンしたものを3Dプリントしたのが上の画像。

     この際、これをオリジナルペイズリーと言ってしまう。ペイズリーをこんな風に自分なりにアレンジしてルアーの柄にするには、結構な苦労と言おうか、かなりの時間を用したわけだし。それにしては、思いついてから後はあっさりと仕上がってしまったのだけれど。

     例えばタバコサンバーストはギターにあるカラーリングをいわばパクったものである。それでもそれをルアーに転用するアイデアこそはオリジナルと言っていいのかもしれない。パクりかオリジナルか、昔からその辺りの解釈は複雑で微妙だ。オリジナルをリスペクトすること、そこが大事。

     話は逸れた。このペイズリーのSweepy J DPは来週の魚矢(問屋さんです)の受注会に向けて作ったもの。その受注会から予約が始まります。受注生産。詳細はちょい待ち。

    Strikecaster Key Holder

     さて、こっちはStrikecasterの端材で出来たキーホルダー。これがかなり気に入っている。Strikecasterの製作者イーナンバープロダクツの榎本君に、いい端材が出たんですがどうします?なんて言われて、それはもちろん利用しますと答えたら、出来上がって来たのがこれ。良いではないの?異常にふるってる。

     しかし、まあ、Strikecasterの数だけしか、あたりまえだけどないわけで、すなわちそうそう数は多くなく、今のところイベントで売ろうかと画策中。

     そしてそしてStrikecasterはもうすぐです。イーナンバープロダクツからは既にこっちに来て、これに付属する袋が今日届き、あとは出荷するのみなのだけれど、いろいろと忙しくて、しかもちょっとした事情があって、出荷はその魚矢の受注会後になりそうな勢い。お待ちの皆様、どうかもう少しお待ちを。在庫分もあるので、迷ってしまっている人はどうかお見逃しのないよう。

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