Tsunami Times

  • Vibrotone Tandem

     突然の発表になった感は否めないけれども、新作プラグです。しかも相当な変わり種。まあ、しかし、これぞバスプラグだと思うのですが、いかがでしょう?

     うちの場合はMongolian Clackerとか、Mongolian Vibesとか、はたまたCataventoだとかのスピナーワイヤーシステムを用いたプラグ、もしくはシングルフラップのVibrotoneなんかがあって体感することは出来るのだけれど、ヴァイブレーションとかスピナーベイトを使ったことのある人にならわかる、ルアーを操る際のあのブルブル感というのは、トップウォータープラグにはあまりないこと。でもあれって癖になりそうな感触で、つまりは気持ちが良くて、なんだか肩凝りにさえ効きそうで、ひょっとするとルアーをアクションする上での醍醐味の一つではないかと勝手に思っている。こいつの場合はさらにその上をいくタンデムであるから、そのブルブル感たるや想像に難くない。

     それにそういうトップウォータープラグがあまりないっていうのは、いざという時のアドバンテージにもなりかねないわけで、こういのは持っておくに越したことはないと思う。

     それにしても、果たしてこれがトップウォーターなの?っていうことも含め、津波ルアーズを良くも悪くも評して言われる異端を地で行くプラグ、かな。

     4/11まで各ディーラーにてご予約受け付け中。

    Vibrotone Tandem
    ヴァイブロトーン・タンデム


    Size 86 mm
    Weight 1 1/3 oz class

    アユース製
    ウレタン・フィニッシュ

    with Original Wire
     and Pick Flap
    Original Surface Rig
    Hook Dos Cactus #2/0

    Color
    Crazy Fish Rainbow Glitter [CF-RG]
    Wood Panel Gold Top [WP-GT]
    Solid Silver [SS]
    Tobacco Sunburst [TSB]
    Blue Gill [BG] 
    SKULL [SKL] Glow

    Price ¥8,800 + Tax

     まるでフローティング・スピナーベイト?!トップウォーターという視点からヴァイブレーションに迫る、あるいはその枠を逸脱する力作だったヴァイブロトーンが、突拍子もない進化を遂げる! そのヴァイブロトーン・リリース前後に実は既にあったこのアイデアは、その後ワイヤー部分の試行錯誤を経て遂に現実のものになりました。

     水をよく捉えると一部で評判のピックフラップがタンデムになったことで、リトリーブ時のあの癖になるヴァイブレーションが増大。速めのリトリーブでもバランスを崩しにくく、うまくするとバジングのような効果も期待できます。また、トゥイッチ&ダイブではフラップのひらひらキラキラ、さらには揺れの余韻が点のアピールを強烈に。

     ワイヤーとスウィム姿勢によるスナッグレス効果もあり、そのため犠牲になるフッキングを考慮して、フックには#2/0を採用しました。

     またしても面白さ200%のプラグ(?!)ここに登場です。

    Penco Storage Container

     好評のペンコ・ストレージ・コンテナは欠品中のホワイト、ネイビーを含め再入荷!各ディーラーもしくは当オンラインストアにてどうぞ。

    Plugger’s Metro Hat

     メトロハットは遂にデニムが完売。ヒッコリーもあとわずか。

     いずれも各ディーラーもしくは当オンラインストアにてどうぞ。

     そうそう、ヴィンテージキャンプ用品界(?)ではちょっとした顔の、ランタンから釣具までとっても猥雑な品揃えが自慢の大阪イレクターズにも、ペンコ・ストレージ・コンテナもメトロハットは置いてます。ここにはゲリラ的にうちのルアーや、最近はフックやラインまで置いていたりするので要チェック。その辺の釣具店よりも津波ルアーズの品揃えが良かったりして。

     ところで、突然ですが、今年もロッドはリリースします。今年で21周年目の津波ルアーズは、ロッドに関してはスタンダードをテーマにリリースしようと準備中。スタンダードとは言うものの、そこはそれ、あくまでうちのスタンダード(標準)がテーマということを断っておくけれど。

     まずは今月末から来月初旬あたりにずいぶん久しぶりとなるヤブサメの6ftを。これがつまりはグラスロッドのスタンダードということ。

     さて、彼が楽器を吹くとすぐにそれとわかる。事務所にエリック・ドルフィーが流れた。今じゃジャズの巨人の一人と言ってもいいエリック・ドルフィーだけれど、そのフリーとも取れる先鋭的なフレーズは、当時決してスタンダードではなかったはず。

     未だに聴く都度、彼のフレーズは素人の俺にさえユニークだから、異端と言えば異端。妙な話だけれど、異端のスタンダードと言っていいのかも。スタンスとしてそこにはとっても憧れる。なんともかっこいい。

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