Tsunami Times

  • Tsunami Jamboree 2022

     Tsunami Luresの年一回の一大イベント、Tsunami Jamboree終わる。燃え尽き症候群とはひょっとしたらこんな感覚に似ているのかもしれない。イベントからさらに1泊分居残った帰り道、息子は「めっちゃ寂しい」を連呼していたけれど、同じく俺だってイベントが終わったかと思うと猛烈に寂しかった。でもその感情は同時に次のジャンボリーに思いを馳せる糧でもある。まだまだ燃え尽きるわけにはいかない。

     ちなみに息子は「とうとが死んだらぼくがキャンプ開かんとあかんの?」とも言った。俺がいつ死ぬのかはさておき、やつも次に向かっているということでしょう、たぶん。

     終わってみればいろんな心配は今はどこへやら。幸せだった気分だけが心を捉えて放さない。無計画に近いいろんな意味でユルいイベントではあるし、そのせいで身内も含めて多方面に迷惑をかけているだろうから、同時に猛省中でもあるんだけれど、それにしてもあのピースフルな空気はなんなのか?毎回のように思う。元木のわがままに端を発しているのだとしても、それでも集まってくれる人たちの気持ちがおそらくはその源ではなかろうか。釣りと音楽とキャンプ、そしてそれを通じて家族にまで派生する多くの人の多幸感、それがおそらく他にはないうちのイベントの自慢で、それこそは求めているもの。

     まあ、しかし、反省すべきは反省します。準備不足は否めない。元木はほとんどブースに立てなかったし、来てくれた皆さんと十分にコミュニケーションをとることが出来なかった。それを目的に来てくれた人もいたかもしれないし。それだけでなく他にも突っ込みどころは満載かと思います。この場を借りてごめんなさい。

     そして何より、参加してくれたお客さん、出店してくれたみんな、ライブに出演のみんな、手伝ってくれたみんな、その家族、参加出来ないけど気にかけてくれた人、うちの家族、関わっていただいた全ての人に感謝します。

     イベント中にも言ったけれど、来年はTsunami Lures 25周年、元木60周年、Tsunami Jamboree 5周年の節目の年です。もう少しましなイベントになるよう精進します。

     さて、遅くなってしまっているオンラインハーフデイトーナメントの結果発表です。

     トーナメントの優勝者はこの人、take_kodeyさん。写真は口閉じではないけれど、それでも一位は間違いないでしょう。賞品のYABUSAME 60進呈です。送り先等の情報に上の写真と下の写真の元データも添えてinfo@tsunami-lures.comへと送って下さい。

     実は彼はこれ一本だけではなくて、他にも良型を1本と確かもう一本をキャッチしています。お見事!

     2位は元木とメキシコ遠征を経験、2年前の同トーナメントでは優勝をかっさらったことのあるnobu0701。彼からの投稿は久しくなかったのだけれど、行けば安定した釣果を叩き出すその秘訣はいったい?

     nobu0701さんも画像データを添えてメール下さい。賞品をお送りします。

     実は彼も複数の魚をキャッチ。さすが。

     3位はtakuya_by_ki。「かわいいサイズ」とは言え、キャッチ自体が貴重。実を言うと、この日釣果はこの3人からしか聞こえてこなかったし。それに発売したばかりのCoKirin、それもオンラインストアリミテッドのRelic TSBっていうのがタイムリーです。

     takuya_by_kiさんも同じく送り先等の情報に画像データを添えてメール下さい。賞品をお送りします。

     そしてそして風景部門の表彰は下の画像のriver.hipさん。気に入った画像の中から悩みに悩んでこれに決めました。

     焦点をあまりぼかさず、元木もかなりお気に入りのSwing Ritmoのこのカラーをメインに据えたあたりが勝因か。それにプラグを飾ってあるこの壁もかなり洒落ていてセンス良し。

     river.hipさんも同様に送り先等の情報に画像データを添えてメール下さい。賞品をお送りします。

     ちなみに事前におわかりだった人にはおわかりのイベントのとりを飾ったシークレットゲストはこの方たち、T字路sでした。彼らがここに来てくれるのは2度目。ライブやレコーディングの合間を縫ってプライベートで参加してくれ、その上ライブをしてくれるなんて、この頃めちゃめちゃ人気者の彼らのことを考えれば奇跡に近い。しかもこの元木とセッションしていただけるとはね。

     東京のPlugger’s Highを含めれば3度あったセッションでいずれも恒例となった「これあえあれば」と「T字路sのテーマ」に加え、元木のたっての願いで我が青春の「スローバラード」を一緒に演れたのは感激以外の何ものでもありませんでした。曲中ちょいと涙ぐんだのは内緒です。

     コロナミュージック with アンツモトキはいつものりょうちゃんのマイペースぶりが久しぶりに味わえて、これが実に嬉しかった。ウケに走らない自由なところと、良くも悪くもその場の気分を大事にするところが彼の魅力。彼らももはやイベントの常連で欠かすことの出来ない存在です。

     コロナミュージックはもちろん1泊キャンプしたし、T字路sにいたっては3泊したわけだから、彼らにはそこも楽しんでいただけたものと思います。思えば彼らがキャンプに目覚めたのはこのジャンボリーからなのかも。

     ちなみに自分のバンドのメニューの最後の曲、らもさんの「KYOKO」の最中にもグッと来るものがあって、あわや涙ぐみそうになったのをすんでのところでこらえた。他の曲ももちろん心の底から歌ってみたかった曲ではあるのだけれど、中島らもの最後のバンド=Mother’s Boysでギターを弾いていた俺には、これが結構思い入れのある曲。これはらもさんのその前のバンド=PISSのアルバムに収録の曲で、俺自身は一緒に演ったことがないのだけれど、追悼ライブではあの町田康氏とこの曲を演った。あの時のゾゾっとした感覚が一瞬蘇りそうになった。

     この曲はほんとにいい曲です。歌詞のひとつひとつに存在感とリアリティがあって、それがメロディとマッチするとえも言われぬ感情を呼ぶ。歴代のマネージャーにあの顔で捧げた曲のひとつだとはとても思えない。ま、しかし、そこも実にらもさんらしいと俺は思うけど。

     出店のイレクターズさえちゃんもかなり前のめりでライブを楽しんでくれたようだし、準備が大変だったろうジーニョも現場ではいつものようにイベントを満喫してくれていたし、8時間をかけてやって来たイーナンバープロダクツ一家も成長した子どもたちごと溶け込んでくれたし、クローラーはいつもの調子だったし、このイベントのそもそもの言い出しっぺ神岡とその家族も幸せそうだったし、急遽来れなくなった豆ちよは残念がっていたもののもちろん応援してくれていたし、初参加のうちの弟夫婦も良い週末だったと言ってくれたし、息子の保育園の2組の友達一家も喜んでくれたし、とにかくそれら全部が嬉しかった。どこかにくすぶる不満がないことはないにしても、何より来てくれたお客さんもその家族も一様に「楽しかった」と言ってくれることに助けられた。何度でも言うけれど関わっていただいた全ての皆さんにありがとう!

     そんなこんなで今年のジャンボリーが幕を閉じ全員を見送った帰り道、この頃のいつもの息子のリクエストでイマジンをかけて、そして二人で歌いながら見た琵琶湖の対岸の西の空はとても綺麗だった。来年はこれを息子と一緒にジャンボリーで歌えたりなんかしたら幸せかも。

     訂正補足!(9/29)当日指定のハッシュタグ#tnmjamboree2022で検索してもひっかからないので見落としてしまっていましたが、ハッピー師匠も釣っておられます。これもまた30cmということなので、ここは大盤振る舞い!彼も3位入賞ということにいたします。

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