Tsunami Times
Plugger’s Tear !
お待たせしました。遂にオリジナルスナップ「Plugger’s Tear (プラッガーズ・ティア)」のリリース!23日あたりから随時出荷予定。お求めは津波ルアーズ・ディーラーおよび当オンラインストアにて。
先日のTsunami Timesより抜粋
開発の第一のコンセプトは、素早くルアーを付け替えられること。頻繁にルアーを交換するトップウォータープラッガーならではの思いを形にすることがその動機。そもそも不精な人のためのアイテムであるスナップで、いちいちノットを結ぶより簡単に交換するためのものだから、その部分を特化させるのは当然といえば当然の成り行き。
例えば、川をカヤックで下るとあるアングラーの場合、ロッドは1本でもルアーはいろいろ使いたい。しかし、その交換に時間を食っていてはポイントはどんどん過ぎ去ってしまう。なんとかならないものか。ここの部分は切実だったりする。そこから生まれたのがこの極端とも言えるティアドロップ形状。これならポッパーのカップの奥のラインアイまでもキャッチしやすい。
また、どうも巷のスナップには「強力」というような類のコピーが目立つ気がして、果たしてそれほど過剰なパワーが必要なのか?という疑問もあった。もしも100lbのパワーがスナップにあったとして、メインラインがPE50lb、リーダーが35lbなら、35lb以上の力がかかる時点で、いやそこまでの力がかかるまでに、まずはリーダーとメインラインの、あるいはスナップとリーダーの結び目が切れるはず。ひょっとすると、その前にリールのドラグが効き出すかもしれないし、フックが伸びてしまうかもしれない。要はバランスなのです。
それにそれだけパワーのあるスナップなら、当然スナップを開くにも閉じるにも力が必要で、これは素早く交換するという点でネガティブ要素になる。また重くなればそれだけアクションにも影響を及ぼす。そう考えた結果がこのPlugger’s Tearなのです。
35lbという数字は、どういう風に導き出されたかについても少し。引っ張り強度というのは、実は基準が曖昧です。工場の技術者によると、Plugger’s Tearの場合、多少の個体差はあるのだけれど、10kgあたりで最初の変形が始まることがあります。その後、16〜17kgで大きく変形が始まる。そして、やがて19〜20kgで外れる。そういうことのようです。表記した数字は「大きく変形が始まる」か始まらないかのあたりにしました。それがつまり16kg=35lbです。実際外れるのは20kgなので実質の強度は44lbほどということにもなるでしょう。
プラグの交換が素早く出来て、しかも必要十分な強度を備えたトップウォータープラッガーのためのスナップ=Plugger’s Tearのリリースはもうすぐ。———————-
かねてからお知らせしているDjango P del Blanco (ジャンゴP・デル・ブランコ)は8月初旬リリースの予定で製作中。すでにプロダクツには詳細UP済みなのだけれど、ご予約開始はもう少し後の予定です。あらためてお知らせしますので少々お待ちを。今回より当オンラインストアでもご予約が可能。
アクションPVもUPしました。短いですがとくとご覧あれ。
そしてこの夏、お盆あたりに向けて準備中なのはキャップ。以前好評のうちにSoldとなったPlugger’s Capを、ワッペンを例のAwesome Exoticに、そして若干の仕様を変更してリニューアルリリース。Awesome Exoticワッペンはキャップ用にあつらえてあります。大人の少年にどうぞ。ご予約開始まで少々お待ち下さい。
さらにオンラインストア限定の情報を。先日もカミオカ(インスタで#カミオカ式なるものが氾濫中のよう。今のところたった2件ですが・・・)が淀川で58cm 7.6lbを釣ったSlapphappy Shad Mini DP – High Appeal、これを機にオンラインストアではレギュラーカラーでもハイアピール 仕様を選択出来るようにしました。つまりはレギュラーカラーをハイアピール にチューンしたものが購入可能。
大坪君もギャラリーでインプレッションを語ってくれた通り、これはやっぱり違います。使い分けもありなのだけれど、これ使い始めるとやめられなくなる可能性あり。かくいう元木はノーマルよりもこればっかし使っているし、さらに言うと、ノーマル使っていた時よりも出番が増えました。ぜひお試しあれ。
レギュラーカラーのハイアピール 仕様はこちらでどうぞ。もちろん最初からチューンしてあるハイアピール仕様もあり。
梅雨空で湿った事務所の空気を少しだけ乾かして少し居心地よくさせたのは、The Chieftains Feat. Ry Cooder。
ライ・クーダーというボーダーレスの御大がケルトの巨匠らと組む意欲作は、1846年から48年にかけての米墨戦争でメキシコに味方してアメリカと戦ったアイルランド系移民たちがいたという歴史をコンセプトに、メキシコのミュージシャンたちと作り上げたアルバムだそう。
これはもう異常に興味深い内容で、こう聞いて聴かないなんていうのは、もう罪にすら近いと俺は思うのだけれどいかがでしょう。
19/07/19