Tsunami Times
Niva Salt
遂に予約解禁のNiva Saltです。いやはやなんだか長い道のりでした。レギュラーカラーの他にいつものようにヘッドハンターズ別注(HEADZ×Johnny Ace×Tsunami Lures)とオンラインストア・リミテッドTSB-SLT(今夜21:00よりご予約開始。予定数に達しますとご予約終了)、それから今回はもちろんワンオーシャンでのみ販売されるワンオーシャンカラー(販売方法等はワンオーシャンにお問い合わせを)があります。
こんな時期ということもあり、元木自身が海に出かけてテストするなんてことも実は出来ず、もっぱら淡水でのアクションチェックにとどまるものの、そこはなんといってもワンオーシャン・ヨーイチとのコラボレーションなのでテストは充分です。ご覧のようにテストでの釣果も上々。
ただ、そのやりとりには時間がかかってしまったし、その後だいたいの仕様が決まってからも製作にかなりの時間を要したのでした。前回のビーバーから木材の仕入れ方法を変えたことや、このプラグ自体いつもと仕様が大幅に違うことで予定外の作業が増えてしまったのがその要因。
それに初めてのソルトなので卸先も限られるからそもそも予定製作数は少なかった上に、製作上の問題もあって製作数は当初予定していたよりもかなり少なくなってしまった。ひょっとすると抽選(オンラインストア・リミテッドは先着順)もありえます。ご了承を。
レギュラーカラーはいつもと違ってたった2色。オンラインストア・リミテッド、それからワンオーシャンのもレギュラーカラーみたいなものだからそれらを加えると4色、HEADZのを加えるとそれでも5色と今回は少ないですね。ただ、どうでしょう?キャラはそれぞれ濃くて、うちのソルトらしいと言えばらしいのかも。
バスにも使えるとは以前に書いたと思うけれど、純然たるトップウォータープラグ、あるいはフローティングプラグだと思うと使った時に面食らうのでご注意を。静止した状態では頭が出ているし、トップ的に使うことも出来なくはないのだけれど、こいつが本領を発揮するのはあくまで水面直下=サブサーフェイスです。そうすると従来のトップウォーター的概念には当てはまらず、ある種反則行為でもある。そこをご理解の上、ご使用下さい。でも、どしどし使っていただいて結構です。
あ、そうそう、それに結構重いです。46g前後ですから、かなりのもんです。それからフックとスプリットリングは付属しません。推奨フックを買っていただくことになります。この際、このところどうやらトレンドらしいシングルフックは面白いかも。ヨーイチ曰くシングルフックの方がアクションはいいらしいし、試してみたところ、元木もそんな気がします。
Niva Salt
Size:
112.5 mm
approx. 46g ± 2gアユース製
ウレタン・フィニッシュColor:
Crazy Fish Salt [CF-SLT]
Rogue Mackerel [RG-MC]7,700 yen (with Tax)
Delivery
2021.10
Niva Saltはサブサーフェイスをスウィム&スライドするTsunami Lures 初のソルト用プラグです。西表島のガイドサービス=One Oceanとのコラボレーションにより生まれました。
Nivaのボディを元にウェイト等の仕様を大幅にカスタムすることで、サブサーフェイスでのスウィム&スライドを可能にしました。頭を少し水面に出したおおよそ30度前後の浮き姿勢から、ただ引きでゆるゆると水面直下をスウィミング、さらにリーリングの強弱、あるいは若干のロッド操作を加えればスライドする、いわばスウィムベイトもしくはサブサーフェイスペンシルとでもいうべきプラグです。
素材となるアユースの比重は極力重めで揃えてあり、さらにはかなりの量のウェイトをフロント、ベリー、リアに仕込んであるので、アクションはもちろんキャスティングのディスタンスも十分です。また、フロントフック前後のウェイトルームは、蓋のビスを外せば中身のタングステンボール(6mm)を移動、もしくは減らすことができ、フックの番手を上げる際などはこれでアクションの調整が可能です。
なお、フックおよびスプリットリングは付属しておりませんので、お買い求めの上ご使用下さい。推奨のスプリットリングは#6もしくは#7(参考 カルティバ ハイパーワイヤー P-12)、推奨フックはカルティバST-66 #1、STX-58 #1、シングルフックならデコイ キャスティングシングル JS-5 #2/0など、2g前後のもの。これより番手を一つ上げるなら、ベリーのいずれかのタングステンボールを1個抜いて調整すると良いでしょう。先日、デビッド・バーンの選ぶ「泣ける」曲集を聴いていたら、ライ・クーダーでお馴染みのAcross The Borderlineが入っていて、ちょっと意外だったけれども、これがなんだか妙に嬉しかった。ま、しかし、選ばれて当然と言えば当然、とっても「泣ける」曲なのである。
またぞろこれのカバーを探しているとフラコ・ヒメネス(このヴァージョンもかなりいい!)とかフレディ・フェンダーなんかのTEXMEX勢に行き当たる。フレディ・フェンダーのそれが入っている「The Golden Voice of the Texas Gulf Coast」は文字通り金字塔的な作品集で、ちょっとした発見だった。いやあ、心地よい。
今バックで鳴っているQUETZAL(ケツァル)やロスロボスなんかのLAのメスティソカルチャーもそうなんだけれど、やっぱり国境あたりの音楽って豊穣なのだ。どうも惹かれてしまう。
まさにAcross The Borderline!それがこの曲が好きなひとつの理由なのかも。
21/09/29