Tsunami Times

  • Helpless

     水曜日、五十を過ぎてもなお全身全霊で夢を歌う井垣宏明に元気と勇気をもらう。土曜日、若くして認知症を患う友人を見舞い、生きていることの不思議とありがたみを思う。

     その後、Ants Motoki y sus compañeros(アンツ・モトキ・イ・ソス・コンパニエロス)のジャンボリーに向けてのリハ。ベースのビンちゃんは去年、動脈瘤をカテーテル治療したらしい。キーボード担当の高瀬は4月に開胸手術、5月に腸閉塞の手術を終えて今は仕事復帰。そんなわけだから、みんなでまた演れる幸せを少しだけ噛み締める。ジャンボリーのMCが辛気くさくならないようにしないと。

     ジャンボリーで披露する曲は、リード楽器がいないので自前のインストものには少々難があるものが多く、やむなくボーカル曲を増やした。とは言え、歌うことはもちろん嫌いではなく、これ幸いと昔からいつかやろうと思っていたニール・ヤングのカバーも少し。俺の歌は上手とは決して言えないけれど、バンドでやるってやっぱり気持ちいい。

     その中の1曲、去年のPlugger’s Highでも岸と二人で演ったHelplessは、ザ・バンドのあのラストワルツでニールが豪華面子をバックに演ったその曲だったりして、ラストワルツ世代(?)のメンバーが意外と乗り気で嬉しかった。

     さて、ジャンボリー目前でバタバタしているものの、金曜日の午前中はその間隙を突いて淀川へ。条件はあまり良くなくて苦戦するも、元木はワンバイトワンフィッシュで奇跡の53cmをSlapphappy Shad Mini DP – High Appealで、怪我でしばらく釣りを休んでいたナカシマは同じくSlapphappy Shad Mini DP – High Appealで無事初バスを手にする。大きくとも小さくとも1本は1本。ま、大きいに越したことはないけれど。

    Tobacco 2ndにて

     ジュニアからは近日発売のTobaccoフィッシュのプレゼント。若いのに気が利くこと。大人も見習うべし。

    男三人と嫁で淀川河川敷でテントとタープ設営のリハ。タープを買ったばかりなので。

     そのジュニアの釣果報告を見ているとリザーバーに行きたくなるけれど、この週末はぜひ琵琶湖のTsunami Jamboreeへどうぞ。TeatのTeat is Highや柏木さんのワタビワやなんかと重なってしまっているので、そちらに行く人ももちろん多いはず。それらのイベントに参加した後は、出来ることならお昼からこちらにもどうぞ冷やかしに来ていただきたい。よろしく!

    Last Waltz / The Band

     ちなみにHelplessとはつまり人の「無力」をニール師匠が歌ったもの。図らずもいろいろとHelplessに感じ入るここ一週間だった。とにかく祈るしかない、そんな気がする。ひとまずは週末のお天気をみんなで祈ろう。

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