Tsunami Times
Django PのP
Django P del BlancoとPlugger’s Capにご予約ありがとうございました。メーカー在庫はありますので、ご予約締め切りは過ぎましたが予約出来なかった人も、今のところディーラーもしくは当オンラインストアにてご注文が可能です。ディーラーならばHEAD HUNTERS、 Bass Pond、pesca depot、釣具のまつおあたりなら在庫を置いていただいているはず。
Django P del Blancoは明日の出荷。キャップは8月10日くらいに入荷してその後出荷予定。
あっ、そうそう、Tシャツ類も既に入荷して、お店でご予約の方はそれぞれのお店に、オンラインストアでご予約の方は直接発送しております。大変遅くなりました。オンラインストアには若干在庫があります。
ところで、Django PのPとはいったいなんぞや?それはもちろんPick (ピック)の頭文字を取ってP。なんとギターを弾くために使われるピックをリップに採用しているのです。日本でも有数のピックメーカーに製作を依頼した、本物のオリジナルピックです。おそらくこれは世界初。こんなにも馬鹿げたことをするのはおそらく世界中で津波ルアーズのみ。業界でも異端と言われる所以です。
さてピックリップの何が秀逸か?実を言うと最初は当然洒落だったので、大して動くことも期待していなかったのだけれど、やってみてびっくり、これが異様なほどにアクションする。どうして誰もやらなかったのかって思うほど。
それは一体なぜなのか?秘密はそのピック自体の柔軟性による「たわみ」にあります。いわゆるリップの素材というのは、剛性を保つべく金属だったり、樹脂製でも厚みを持たせてたわむことがほとんどないのが一般的。ところがこのピックリップはそのあたりをすっかり無視してしまっていることで、(ものの見事に偶然とは言え)逆にそれがアクションに優位に働いている。
どういうことかと言うと、水の抵抗を受ければ受けるほどピックリップは後方にたわむから、ちょうど良い感じで抵抗を受け流す。反対に水の抵抗が軽ければそれほどたわむことはなく、アクションするに十分な抵抗を受けることができる。つまりは抵抗によってリップが自在に可変するということで、これが遅く曳いても、早く曳いてもよくアクションする理由なんです。しかも、たわんだリップは、当たり前だけれど自動的に元に戻る。しかもしかも、たわむことが衝撃を吸収して薄く剛性の弱い部分を補ってもいる。
嘘から出た真ならぬ、洒落から出た真。誰も気づいてはくれないこのピックリップの優秀さがこれでおわかりいただけたでしょうか?結構良く出来ているのですよ、実は。
ご購入いただける皆さんには、このへんを意識して使ってみるのも一興。きっと面白いと思います。
19/08/05