Tsunami Times

  • Crazy Fish & Skull

    Swing Gecko / CF-MG

     CF-MG (Crazy Fish Mint Green)はもう津波ルアーズのスタンダードと言ってもいいようなもの。初登場はいつだったか忘れたくらい。ベースはおそらくブラックだったと思う。それからかなりの変遷を経て今の形に落ち着いた。

     もとはメキシコのカラベラ(ドクロ。他にカラベラというカラーパターンも存在する)に実は大きくインスピレーションを得ている。彼の国のドクロは本当にカラフルでハッピーで大好きなのである。ドクロを意識しているから当初のベースカラーはブラックだったはず。しかし、彼の国のドクロがそうであるように、黒である必要もないという思いと、SKL(Skull)というパターンが後に登場することで事情は変わり、ベースカラーはパープル、アイボリー、その他へと変遷して今のミントグリーンへと至る。いや、当初のベースはパープルだったか。ちょっと自信がない。

    Swing Gecko / CF-MG

     一時は全く塗らなかった時期もあるけれど、今となっては欠くことの出来ないパターンとなった。源流はあるにしろ、これはもうどこにもないオリジナルのカラーリングだから。ハンドペイントでも元木が最も得意とするところ。

     欠点はテンプレートを切り抜くのがとても手間であること。それから鮮やかなターコイスブルーや発色のいいパープルや赤をこういうベースの上に吹くには、一度下に白を敷かないといけないということ。ちょいちょい下に白が見えるのはそのせいだ。見えてもOKにしてしまうのは、そういうラフさも味だと思う津波ルアーズ流。そもそもラフなパターンであるし。

    Swing Gecko / SKL

     スカルというパターン(スカルとはドクロ、つまりは頭蓋骨のことなので正確にいうと間違っているのだけれど、骸骨というよりはスカルとした方がわかりやすいし、そう呼んでもらいたかったというのもあって)が登場したのは、ひとつにはCrazy Fishというパターンが骸骨として認識されにくかったということもある。ま、そりゃそうだとは思う。それにみんな大好き骸骨だし、元木も御多分にもれずこれが決して嫌いではなかったから、ここに参戦したいということもあった。

     初期のカエルのプリミティブな骸骨に始まっていろいろと変遷はあるけれど、現状のこのパターンのきっかけはpesca depotの別注だったような。今じゃこればかりコレクションしているユーザーだっている、まずまず長く続いている人気のパターン。

    Swing Gecko / SKL

     でもまあしかし、これはこれでありがちなパターンではあるから、ユニークであることには人知れず少し苦労もしている。

     ちなみにこれのテンプレートを作るのはなかなかの手間である。それは切り抜く箇所の多いCFとも双璧をなす。特に頭の部分は面倒。その上、こいつはそれを駆使してエアブラシで吹くのも手間でちょっとした慣れを要する。テンプレートを抜く際に塗ったばかりの部分を擦ってしまうなんていうのはしょっちゅう。塗り担当のジョニー・ヨシイはおそらくこれまで何度もこれを踏み潰したい気分に駆られているはず。

     残りのカラーパターン解説はまた次回。Swing Geckoのご予約締め切りは12/22(日)、出荷はイブあたりを予定しております。

    Sonicmaster MM-4600SD 5th

     さて、Sonicmaster MM-4600SD 5thの詳細をプロダクツにUP。ディーラーでは明日の午後あたりからご予約開始になるはず。オンラインストアでも一定数を確保して土曜日の午前11時よりご予約を開始の予定。その時間に当該ページにアクセス出来るようにします。

    Sonicmaster MM-4600SD 5th Online Limited

     またオンラインリミテッドも同時間にオンラインストアにてご予約開始。同じくその時間にページにアクセス出来るようになります。

     ところで今日の午前中は淀川へちょっとしたテストに。これがなかなか興味深いテストになった。もう少ししたら新しいことを発表することになると思う。鋭い人ならこの画像からそれに気づくのかもしれないけれど。

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