Tsunami Times
Crazy Fishの波紋
2002年 Beat King 最初に塗られたCrazy Fish マニア谷口所有 昨日のブログが呼ぶ波紋。まずは20th西山よりfacebookに書き込み。
CrazyFishはブラックベースのScareFishの進化系なのかと思ってました!CrazyFishとしてはbirdのパープルが最初なのかな?
マニア谷口氏に聞いときます!笑
そして俺の回答。
はいはい、確かにScare Fishはあったね。進化系も間違いではないと思う。そのあたり微妙よね。本人が言うのもなんですが。
2001年 Tobacco / Scare Fish マニア谷口所有 そしてマニア谷口よりLINE。
ブログをみた20th西山より質問がきましたので回答した所でした。Crazy Fish とScare Fishについて。Scare FishがCrazyFishに進化したと思っていたようですが私の見解では、Crazy FishとScare Fishは別物です(笑) ただ同じ時期に両方の(似たような)柄のパターンが出ていたので、次第にCrazy Fishへと移行して行った というのが私の見解です。 そして、メキシコのドクロからインスピレーションを受けたとおっしゃっていたのはCrazy Fishではなく、Scare Fish だと思います(笑)
ちなみにですが最初のScare Fish が2001年のTobacco、最初のCrazy Fish が2002年のビートキングです。
2019年最新のCrazy Fish そして俺の反論。
なるほど。さすがに詳しいな。メキシコに行く前(初めてメキシコに行ったのは2003年)やもんな、両方とも。でも、クレイジーフィッシュもスケアフィッシュも「メキシコのドクロにインスピレーションを得た」で間違いないよ。あの花びらみたいなのがそもそもそれやから。メキシコに行ってさらにその影響が濃くなったけど。
ま、しかし、ブログは間違いだらけやな、こりゃ。2003年 Tatsumaki / Scare Fish 2003年 ワンペロ / Scare Fish
以上、全国でおおよそ2名に及んだ波紋だった。いやはや・・・。
このScare Fishについては確かにすっかり忘れていて、20th西山の指摘で思い出した次第。こいつがCrazy Fishの源流だ。これの元になったのが何かの本の表紙に描かれたカラベラだったのはほぼ間違いない。ここからどんどんアレンジされてそれがCrazy FishだとかCalaveraに至る、ということでほぼ間違いないと思う・・・のだけれど。
Swing Gecko / SL-R そして、Swing Geckoの4カラー目はScale Red。これは初期の蛇に塗られたパターン。ほぼ同じだけれど、背中の横縞がゴールドとブラックの二重になっているところが違いだろうか。Scale Greenもあった。
塗った当初、これはいい!と思ったもの。普通のスケールにちょっと変わったアクセントがあるし、蛇(GeckoおよびSwing Geckoの原型プラグ)の形状にはとてもマッチしているから。実を言うと、横縞は凹んでいる部分のスケールの網が浮いて、スケールがぼけるのをごまかすためだったのだけれど。だから蛇というプラグ、もしくはそれが元になったプラグにしか塗らないパターン。
当時も今も期待通りに受けているとは言い難いけれど、元木自身は未だ気に入っていて、たまにこうして登場するということ。
Swing Gecko / PL-CH 5カラー目はPaisley。最初はおそらくCosmo DBに塗ったものではないかと思う。ご存知の通り、リールにも描いてしまうほどのペイズリー好きだから、当然プラグにも塗るわけだ。
アメリカの古い物好きで古着好き(決してマニアではないけれど)でもあるから、最初にこれを見たのはたぶんバンダナだったと思う。アメリカンなのにエスニックでサイケデリックな、なんとも言えない模様の佇まいに惹かれてしまった。
これまたまるままパクるのではなく、アレンジする、というかまるまま器用にパクることも出来ずにこういう形になったというのが本当のところ。でもそういうところから亜種が生まれて、そして本流になるというのも本当ではある。これが本流かどうかということは別にして。
Swing Gecko / RS-SG こうなったら一気に6カラー目。長らくBlue Gillがグリッターの位置を占めていて、Geckoにもそれを塗ったのだけれど、GeckoなのにBlue Gill?なんていうどうでもいいような違和感があって、それならこれを機会に久しぶりにグリグリに新色を塗ってしまうことにした。
自分の中で候補に上がったのが前回のSonic Birdのサンプルに塗ったこのカラーリング。あれはベースがナチュラルだったけれど。これは昔からあるいわゆるスタンダードなパターンではあるので、アレンジを加えるという意味でもベースがグリグリというのは決め手になった。
この手のスタンダードなカラーリングはうちで塗っているジョニー・ヨシイが得意とするところでもあって、それを無駄にしてしまう手はないので、この頃はこうしていくらかはやることにしている。スポットを吹くのとか、スケールとか、もちろん上手い下手があるのだ。例えば背中のフリーハンドの一本線を見てもそれがわかる。
Swing Gecko / RS-SG これに関しては、そのグリグリベースということと、エラの波が津波ルアーズとしての抵抗。ここにパンクなメッセージがある。ただし、ここをホワイトにしようと思っていたのに、ジョニー・ヨシイが勝手に判断してBlue Gillと同じブルーからオレンジのグラデーションを塗ってしまった。ま、しかし、それは結果オーライ。
以上でSwing Geckoのカラーリング解説終わり。日曜日にご予約締め切りです。ふるってご予約いただきたい。
そしてディーラーでは本日ついに始まったSonicmaster MM-4600SDの予約。実はすでにパンク寸前、あるいはパンクしてしまっています。抽選は必至の様相。でも予定通り、オンラインストアでも明日の午前11時より予約開始します。台数には限りがあるのでお早目に。
19/12/20