Tsunami Times
CoKirinのウェイト
先日いつもの七色に撮影に行った時のこと、CoKirinを使用するうちに気づいたことがありました。夏にリリースしたCoKirinですが、リアペラが回り難いと感じた人はいないでしょうか?個体差があるので全てということではないですが、元木の所有するCoKirinはリアペラの回りが若干よくなかった。
これはひとつにリアの喫水が浅く、ペラが水を噛み難いことに原因があります。竿先を少し上げて操作することで回る場合はほぼそれです。操作によって回すことが出来るなら問題はないのだけれど、秋は落ち葉なんかが多く、ラインがこれを拾ってしまってはそれも難しい。
そこで元木は現場でリアのサーフェイスリグを外し、そこに現れる7mmの穴の中に6mmのタングステンウェイトを入れることで対処しました。フロント側にはデフォルトで5.5mmのタングステンウェイトが入っているので、これを外すという手もあります。
製品版ブランクを使った最終的なテストではデフォルトの状態を良しとしました。リア側にもウェイトを入れると喫水が下がり過ぎると判断したからです。実際に喫水は目に見えて下がるので、個体によっては沈み過ぎることも心配してのこと。
しかし、これが裏目に出ている個体がおそらくはあります。それでもコントロールすることでペラの回りの悪さは回避できるので、まるで良くないということではないのですが、気になる人はこのウェイトチューンをやってみて下さい。タングステンウェイトはオンラインストアで購入出来ます。
最近のうちのモデルはだいたいにおいてサーフェイスリグの内側に6.5〜7mmの穴が開いています。ここにはウェイトを仕込んであるものとそうでないものがあります。例えばCoKirinみたいにフロント側にはウェイトが入っていて、リア側は空ということもあります。最終的に製品版のブランクが上がってみないと木材の比重が確定しないので、これはひとつにはそのための処置なのです。製品版のブランクで最終的にテストしてウェイトを調整するにはこれが都合が良い。
もうひとつはユーザーがある程度ウェイト調整をすることが出来るようにという意味もあります。あまりに重過ぎる、あるいは軽過ぎる個体はブランクの段階で跳ねますが、それでも個体によって比重も癖も違うので、それをユーザー側で調整してもらうためです。あるいはもっと積極的にウェイトチューンを施すということも可能になります。例えばCoKirinなら渋いと思われる状況でギリギリまで喫水を下げてみるとか。
これまでこのウェイトホールの説明を無精して省いていたのでこれを機会に公開しました。デフォルトで使うのが基本ですが、納得いかない場合はまずはこれを試してみて下さい。
ところでミリメーター氏がなんと三週連続であの亀山ダムを攻略?!前回まではどちらかと言うとかわいいサイズでしたが、今回のはかなり立派です。冬に向けて調子を上げてきたミリメーター氏の今後が楽しみ。
ルアーはSlapphappyなのだけれど、ちょっとしたチューンが施してあります。リアにフラップが2枚付いていて、一方はピックフラップ、もう一方はミニピックフラップです。これがサウンド的にいいのだとか。そう言えば、前回はCoKirinの2枚のプロップの一方をスニップトーン、もう一方をノーマルにしてハーフトーンなんてのたまっていた彼です。彼はちょこちょここういう積極的なチューンをする人で、なんだかそれは楽器屋さんらしい気もします。
実を言うと、チューンについてはあまり好きな方ではないと言うか、まずはデフォルトで使ってみて欲しいというのが本音です。でも、時折こうして興味深いチューンに出くわすのも事実。上記のピックフラップ2枚付はハイハットみたいで理論的だし、ハーフトーンはチューンはまだしもそのネーミングがいい。
もうひとり最近の釣果報告で気に入ったのはハンドレッド君。彼曰く「時々ヤブサメで魚を釣りたくなる」のだそう。
これはわかる。この頃は決してヤブサメの出番の多くない元木でも実はそう。思い入れもあって、これをラインナップから外す気は毛頭なし。持っていない人にはぜひ一度これを使ってみて欲しいのです。さすればハンドレッド君のようにヤブサメ症候群にかかること間違いなし。そんなロッドです。
思い立ってヤブサメを引っ張り出して、そして使い込んだSonic Birdで50upなんて釣れた日には「最高!」と独りごちる他ないですね。
さて、リリース情報。
Plugger’s Mix Fur Flight Cap
プラッガーズ・ミックス・ファー・フライト・キャップ
Color : Beige, Khaki, Black
Material : 本体:ポリエステル75%, 綿25%
ファー:ポリエステル100%
中綿:ポリエステル100%
裏地:ポリエステル75%, 綿25%
Size : Free [58.5cm] サイズ調節アジャスター付き
Price : ¥5,170 (with Tax)
クラシカルなフライトキャップです。飛行機の操縦士が着用する帽子が起源で別名アビエイターハット。温もり感のあるフェイクファー素材をたっぷり使用したボリューム感のあるデザインです。
内側は中綿入りのキルティング素材を使用しているので、暖かみのあるデザイン性だけでなく、防寒、保温性もしっかりと完備。スナップボタンを外して耳当てを下ろせば、ファー素材で顔が包まれて防寒性抜群!
耳当てはスナップボタンで固定可能。頭の上、顎下、どちらでも使用可能。サイズ調節アジャスターを内蔵。
ヘビーなアウターの存在感にも負けない、ボリューム感のあるシルエットとクラシカルな雰囲気はトップウォータープラッギングにも似合います。
※ご覧いただく環境により実際の商品と色味が異なって見える場合がございます。
Plugger’s Lowgage Watch Cap
プラッガーズ・ロウゲージ・ワッチキャップ
with TNML Fish Patch
Color : Gray, Beige, Purple, Green, Navy
Material : Wool 50% Acrylic 50%
Size : Free [57cm-61cm]
Price : ¥3,850 (with Tax)
2022-2023シーズンから登場のTNML Fishのパッチをフィーチャーした、ウール×アクリルのロウゲージワッチキャップです。
ウールが入っていることでアクリルだけでは得られない独特の質感があり、加えてロウゲージによるざっくりとした感触とルックスが、本来のニットキャップらしさを強調しています。また、機能面でも保温性および吸湿性が高くなっています。
カラーは濃い色合いと薄い色合いの混ざるヘザーっぽいグレー、淡いベージュ、絶妙な色合いのパープル、深いグリーン、オーソドックスなネイビーの5色です。
ロウゲージの無骨さにはヘビーデューティーなアウターやブーツにも負けない雰囲気もあり、フレキシブルなコーディネートが可能。フィールドにもタウンユースにも。
※ご覧いただく環境により実際の商品と色味が異なって見える場合がございます。
Plugger’s Boa Watch Cap
プラッガーズ・ボア・ワッチキャップ
2022-2023シーズン
Camporee [Rib]
Color : Gray, Beige, Wine Red, Navy
music for every FiSHERMAN [Cable]
Color : L.Gray, Graige, Terracotta, Green
Material : Body Acrylic 100%
Boa Polyester 100%
Size : Free [57cm-61cm]
Price : ¥3,520 (with Tax)
裏地にボアを用いたことによる驚くほどの保温性と柔らかな被り心地に定評があり、毎シーズン好評のプラッガーズ ワッチ キャップです。リブ編みのCamporeeネームタグヴァージョンとケーブル編みのmusic for every FiSHERMANネームタグヴァージョンがあります。
Camporeeネームタグヴァージョンは好評だったグレーとネイビーに加え、濃いめのベージュと華やかなワインレッドをラインナップ。music for every FiSHERMANネームタグヴァージョンはライトグレー以外を一新、グレーがかったベージュのグレージュ、茶色がかったオレンジのテラコッタ、深いグリーンをラインナップしました。
表側にアクリル、裏側にはボアを装着。ふんわりした感触の裏地のボアが柔らかく全体を包み込み、他とは違う数段上の保温性を体感出来ます。伸縮性も抜群で、深く被って耳を被うことも出来、また締め付け感も軽減します。
フィールドはもちろんタウンユースにも。
※ご覧いただく環境により実際の商品と色味が異なって見える場合がございます。
Fleece Neck Warmer
フリース・ネック・ウォーマー
Material : Polyester 100%
Draw Cord [Paracord] Polyester 100%
Color : Gray, Blue, Navy
Size : Free (縦25cm × 横28cm)
Price : ¥1,980 (with Tax)
気軽に使えるフリースのネックウォーマーです。music for every FiSHERMANの織ネーム付き。ドローコードの4mmカモフラパラコードとベージュのコードロックがアクセント。
以上、4点既に入荷しています。ご注文は各ディーラー、当オンラインストアにてどうぞ。
Sheep Boa Fleece JKとChain Stich Coverallは只今ご予約受付中。半受注生産です。少しは在庫しますが、そこそこ高額商品のため小さなメーカーのTsunami Luresではなかなか在庫が出来ません。悪しからずご了承を。気になる方はご予約することを強くお勧めします。
フリースJKなんて次はいつリリース出来るかわかりません。ボディメーカーにも在庫が不安定だったり、このあたりの定番化はかなり不透明。
カバーオールも同じ。今シーズン初登場したものの、次のシーズンも残るのかどうか。元木としては残って欲しいのだけれど。
レトロな雰囲気のフリースJKにアップデートされた古着的カバーオール、いずれも元木はかなり気に入っています。
22/11/23