Tsunami Times

  • Aroma, Loss and Gain

    Little Rocks & Sonicmasters

     たった今、もろもろ出荷完了して、遅いランチの後のコーヒーを飲んでいるところ。鼻腔をくすぐるアロマに、なんだか久しぶりにホッとするひと時。

     ご予約の皆様には大変お待たせ致しました。また、たくさんのご予約をありがとうございました。

     Little Rock Rod Handleは在庫しようと思って多めにオーダーを入れたのだけれど、残りはセミダブルが3セット分のみ。在庫分は組み立ててないので、グリップのみの販売も可です。

     たくさんのご予約というと、TULALAのSweepy J DPはどうやら早速完売のよう。実は結構な数量だったんですけどね。こちらもどうもありがとうございました。

     今までのユーザーはもちろん、TULALAユーザーのような人たちがこれを使っていただけることが、元木には嬉しくてしょうがない。トップウォーターという枠から少しだけでもはみ出してアピールすることになれば幸せ。それがまたトップウォーターへとフィードバックする、あるいは幅も広がることに繋がるなら、それはとても素敵なことだと思う。

     そして、Golden Glitters。こちらはHEAD HUNTERSとうちのオンラインストアに少しだけ在庫あり。今のうちにどうぞ。

     そうそう例えばVibrotone Tandemなんて、トップウォーターの世界からアンダーウォーターへのまるで憧憬の産物のごときプラグではある。なんだかどちらの世界にも受け入れられ難い異形の申し子は、Tsunami Luresならではのチャレンジなんですよ。

     こちら、ペンコ・ストレージコンテナ “アンバー”は好評、そして滑り出し好調。しかし、もちろんまだまだ在庫あります。ちっちゃなメーカーが無理して作ったオリカラをどうか買ってやって下さいませ。

     缶バッジとステッカーもいつでも出荷可能体制。どちらも思ったより人気です。缶バッジなんて欠品品番が出そうな勢い。

     さて、この頃は久しぶりに読書を。息子と読むのは「エルマーのぼうけん」。ウルトラセブンとメトロン星人の絵本に続けてこれを読んでやると、彼は二晩続けてコロリと寝てしまうのでした。

     やつが寝てしまった後に、その傍らで読むのは「なぜわれわれは外来生物を受け入れる必要があるのか」。これを読みつつ、息子もいる未来の世界に思いを馳せるのです。

     ここではロスとゲインという言葉が用いられ、外来生物の評価を改めるべき、という主張が繰り広げられる。これはもう我々には必須の本ではある。ロスとはつまり生物種が失われることで、ゲインとは反対に外来生物がやってくるとその分、多様性が増加するということ。ロスは確実にあっても、ゲインを無視してはいけないし、それが勝ればOKではないかということ。

     これまでもそういう考え方はあったはずで、もちろん元木もそのように感じてはいた。ただし、これを真っ向から主張するには理論的な後ろ盾が我々に欠けていて、その分少々乱暴な意見に見えてしまう嫌いがなくはなかった。その欠けていたピースを、実に論理的に埋めてくれるのがこの本だと思っている。

     読み進むごとに勇気が湧く本。

     BGMはライオネル・ハンプトン。先日、ミルト・ジャクソンを紹介した際に「これでジャズを演ること自体がイノベーション」かもしれないと言ったけれど、そのヴァイブ奏者の始祖たる人がこのライオネル・ハンプトンだ。

     はっきり言って、他のジャズジャイアントに比較して、このヴァイブ奏者という人たちを軽んじてしまっている傾向にあった俺ですが、このところ遅きにつけそれではいけないことに気づくのです。

     噂に聴くスターダストはやっぱり見事。あのライオネル・ハンプトンのソロは、俺にはデューク・エリントン楽団のポール・ゴンザルヴェス(テナーサックス)の伝説のソロを彷彿とさせてしまうのだけれど、いかがでしょう。

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