Tsunami Times

  • 3月

     早いものでもう3月。雨続きだったからたまには雪でも降ればいいのに、なんて思っていた2月で、さすがにそうなると3月はもう降らないな、と思っていたら見事な雪景色を見た先週末だった。

     その前々日には今年最初の釣りに出掛けた元木でした。朝方はその前の週のぽかぽか陽気とは打って変わってやたらと冷えていたから少々ひるんだけれども、それはそれなりにビシッとしまった空気がなかなか気持ち良く、久しぶりのフィールドに新しい風の予感を膨らませたのだった。Fishing Safariの撮影だったのでそれ以上詳しくは言わないけれど。

     ところで、3月は下旬(23日と24日)の東京のアウトサイドフェスティバルに出展することになった。唐突?かと言うと実はそうではなくて、前々から毎回誘ってもらっているのにずっと断り続けていたイベントで、今回は意を決してということになる。

     イベントには春休みなので息子を伴って行くつもり。親父のHand Drawnを見ているせいか、やつは最近ルアーブランクに絵を描くのが好きで、いくつも作ったうちのいくらかはコーティングしてリグ組もしてある。それを販売するのかどうかは別にして、彼をコーチに子どものワークショップが出来ないかと考えているところ。もちろん大人も参加して欲しい。

     正月のHand Drawn Calaveraはようやくどうにか全部出荷出来たところだし、急なことなのでどこまで出来るかわからないけれど、それまでに俺自身もいくらかはHand Drawnのプラグを完成させて持ち込めたらとも。

     冒頭の画像のSlapphappy Shad del Blancoも少ないけれど急遽持ち込むことにした。カラーは例の淀川ミントグリーンのベースにCalavera。サンプルを塗るうちに気になった部分があって、若干の改良を加えてある。よっぽど注意して見ないと、前回のモデルの同じCalaveraを持っていてさえわからない、まるで間違い探しみたいな改良ではあるのだけれど。塗っているうちになんとなく思いついて、今回のはマットコーティングにする予定。

     仕様は既にSold OutとなってしまったJamboree Model。発泡ウレタン素材の高浮力に加え、可動リップとフラップそしてプロップの複雑なアクションとノイズのハイアピールです。元木が去年、淀川でロクマルをとったのはこれのインジェクションモデル(del Plastico)なのだけれど、この発泡ウレタン素材(del Blanco)だって引けを取りません。

     福袋にも入れた、恒例の絵馬みたいな、お守りみたいな縁起物のMDF製キーホルダーはそろそろ販売開始。東京にも持って行くかな。

     問い合わせの多い、小さいTNML Fishのパッチも販売することにします。

     オリジナルクッションカバーは近日中にご予約開始。キャンバス生地でサイズは45cm×45cm。中身のクッションは付属しないけれど、このサイズのクッションは一般的なので比較的安価で入手も簡単です。

     そしていよいよ今年最初のプラグのリリースも間近。

     昨日の夕方から夜をまたいで朝から新しいオフィスで鳴っているのは3ムスタファス3というユニットのアルバム。癖の強い音楽性は一度聴いたら忘れられないと思う。バルカン半島(東欧)の架空の町からやってきた民族音楽グループという設定の、実はフェイクワールドミュージックのユニットで、イギリスの名うてミュージシャンがメンバー。80年代に活躍、というよりは暗躍した彼らの、似非ジプシーっぽかったり、似非アラブっぽかったりするニセモノ的雰囲気というよりは、本物のニセモノ感が元木の大の好みなんである。

     ”Forward in all directions!”つまりは「全方向に進め!」っていう彼らのキャッチコピーは、その音楽の多様性を表したもの。告白すると、これを元木は気に入ってしまってTシャツのコピーなんかで何度か使ったことがあります。

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