Tsunami Times

  • シアーズのランタンから李朝の家具まで

    フジワラのシアーズ点灯

     フジワラを偲ぶ会に息子の運動会、そしてイレクターズキャンプとイベントの多かった先々週末から先週末でした。

     フジワラを偲ぶ会ではやつの遺品を買いも買ったり。この会を妻が手伝っていたということもあり、もちろん残されたやつの奥さんと愛犬のポンを微力ながら助けるということもあり、近年稀に見るほどの買い物の許可を得てしまってはもう止めどなし。ちょっとした憧れさえあったシアーズのランタンは、そもそもやつが持っていたことを知っていて、密かに狙っていたとは言うもののそれ以外にもたっぷり。フィルソンのバッグにハット、わけのわからぬアンティークな木箱・・・果ては李朝の家具なんて思いがけないものまで。

    フジワラの愛犬ポンとうちの息子

     冒頭の画像は先週末のイレクターズキャンプでそのシアーズのランタンを灯した時のもの。燃料がちょっと漏れる不具合がありはしたけれど、フジワラを偲ぶ会でも大活躍だったイレクターズ大前君のアドバイスを得てボルトを増し締めしたらなんなく点灯しました。ただオプティマスのランタンはどうやらポンプの奥の弁が固着していて圧をかけられず、修理の必要あり。誰かわかる人教えて下さいませ。

    吉田幸二師匠と

     吉田幸二師匠始め会ではいろんな人と久しぶりに。あれほど稀に見る面倒なやつなのに、こんなに多くの人に愛されているとは不思議。死んでも癪に障るやつではある。俺がいろいろ買ったことを知ったらいったいあいつはどう言うだろうか。

     ティートのノリチカとひとみちゃんとポンとも、せっかくだからと大前君がパチり。レアショットと言えばそうなのかも。

     水曜日は久しぶりに琵琶湖へミナミ240と。「琵琶湖は、デカかったです!」「ほんまに、なんか釣れる釣れやんじゃなく、次元がちがいました」とは、初めて琵琶湖で釣りをした彼の感想。そりゃそうですよね、ここは他とはまるで違う。どうしたら良いのか勝手が分からずそれが苦手な人もいないではないけれど、それがここの最大の魅力なんです。

     この日に限らずこのところ釣れない琵琶湖であるし、あるいは件の七色ダムを始め近年苦戦を強いられる世間一般のフィールドであり、加えて今年は個人的にも釣れないこともあって、そういうことにどう向き合うのかを図らずも問われている今日この頃という気がしますね。トップウォーターでは特に言われることの多い「一匹との出会い」に至るまでの過程をどこまで楽しめるのか。あるいは本気で楽しんでいたのか。ここにきて違うやり方にシフトするのか、それともスタイルを貫くのかはとっても大事な心の持ちようであるし、それこそがセンスだと思わされているところ。

     そして土曜日は無事開催された保育園の運動会。息子はもちろん、活き活きと躍動の子供たちの姿がなんだか妙に感動的でした。頭に浮かぶのはWhat A Wonderful World。あまりに暑くてまいったけど。

     運動会を午前中で終えたら、なんとそのままここ数年恒例のイレクターズキャンプへ。相変わらず240に荷物を満載で、その上この日は家族に加えジーニョの冬美ちゃんも一緒。イレクターズさえちゃんは俺と並んで助手席に乗る冬美ちゃんを見て「偽夫婦」と思わず。そう言えば、なんだかんだと妻より付き合いは長い彼女です。

     着いたのは3時を回っていたのであくせくとイレクターズブースに商品を展示して、いつものようにそのほど近くにに場所を決めたらテントにタープを大急ぎで設営。全部上がった時にはすっかり日が暮れておりました。それにしても、ジャンボリーも開催するこのマイアミ浜オートキャンプ場の、普段一般には解放しないこのサイトは、それだけにフリーな雰囲気がとってもよく、やっぱり居心地がいい。加えてイレクターズキャンプの独特の景色が気分を高揚させるのでした。そんなサイトで家族ともども冬美ちゃんの献立を心ゆくまで楽しんだ夕べ。

     ところでオールドなテントとオールドな車の多いイレクターズキャンプにあっては、うちのサイトは少々異色かもしれません。今年は昨今の国産車も散見出来たのだけれど、例年のイレクターズキャンプなら30年前の240だって新しい方の部類。絵に描いたようなオールド一色に徹底されたサイトももちろん悪くないけれど、いろいろミックスしてしまうのがTsunami Lures流で、そこがまた楽しい。例えばフジワラのシアーズを始めランタンなんかはオールドでも、テントはオールドスクールな最新で、中にはちょっとした自作のギアもあるのがうちのサイト。

    息子自ら釣りしたいと言って始めたキャスト練習。年に一度このイベントで会うおうちゃんと一緒に。

     ちなみに最近のうちのテントは中古で買って古くなってしまったオガワのミネルバからテンマクデザインのPEPOへとシフト。これを見てなのかどうか、冬美ちゃんはPEPOライトのオレンジを購入予定なのだとか。来年のジャンボリーはPEPOとPEPOライトが並んで立ってるかも。

     ちなみにちなみにミネルバはしかし捨て難く、鉄骨を生かして将来的に傷んだフライを新しいロッジシェルターのへと買い替えるつもり。余談ですがオアシスも未だ欲しいテントのひとつ。

     それにしてもこういうスタイルを維持しつつ、ますます240に満載になる荷物をどう処理するか、これは大きな課題。日曜日はゆっくりしてたら積み込みが誰よりも遅くなってしまってイレクターズを待たせる羽目に。ま、ジャンボリーの時もそうだし、いつものことなんですが。

     いやはやしかし疲れた。今日なんて家族してぐったり。事務所でなんとか一人で片付けを終えたら、Mighty Arrow Mini Tandemの元木塗装まで取り掛かるつもりがタイムアウト。

     疲れたその端からそれでもまたキャンプに行きたいと思うのは、へこたれずにまた釣りに行きたいと思うことと同じでしょうか?

     そうそう、「一匹との出会い」に焦点をあてまくり、そのせいでスタイルに重点を置いて貫く姿勢を図らずも崩すことが出来ないFishing Safariの最新版をUPしました。タイトルがそれを物語るvol.11をどうかご覧あれ。面白いよ。

     そしてそして、Tsunami Jamboree Galleryが出来上がってます。いろいろぶっとんでしまって大して写真の撮れていない元木になり代わり、イレクターズさえちゃん他に画像をいただきました。こちらもぜひご覧あれ。

     

一覧へ戻る