Tsunami Times

  • 音楽って

     気づけばどこかからオルガンの音がする。注意していないと聞き過ごしてしまうほど小さな音なのだけれど、耳を傾けるとやがてサックスとピアノも。手術中に聴こえたこの聴き覚えのないミドルテンポのジャズが正気を保つのを助けてくれた。音楽って偉大。いやはや目にメスが入るなんて言うのは想像以上に気色が悪い。

     昨日は黒目に覆い被さる翼状片なんていうものを除去する手術でした。もう何年も前から右目のこいつは徐々に広がって黒目を侵食しつつあり、ついには除去するべき時が来たというわけです。日帰りの手術で、眼帯も翌日に取れると聞いていたのだけれど、それでもやっぱり恐いものは恐い。かなりビビっていたにもかかわらず、看護師さん曰く「脈拍も血圧も手術しているとは思えないくらいとても安定していました」だと。そんなはずはないのだけれど、それもこれもあのジャズのおかげだろうか。

     翼状片は紫外線によって起こる病気で、漁師の人なんかによく見られるのだとか。皆さんもお気をつけあれ。サングラス必須です。元木の場合はこれを発見した当時からサングラスは意識してかけていたのだけれど、時既に遅しだった。そうならないうちに紫外線には対策しておいた方がいいですね。うちにはいいサングラスありますよ。

     幸い手術は成功し、眼帯も既に取れたのだけれど、目の異物感が酷い。なにせ結膜を一部移植して、その翼状片がたとえ再発しても黒目にはかからないようダムのようなものを作っており、その際に白目を縫ってあるので、その糸がね。涙止まらず、ついでに鼻水も花粉症みたいに・・・。これが結構辛い。1日4回、2種の目薬を半年間続けるっていうのも今から憂鬱。

     それはさておき、今冬もプラッガーズ・ボア・ワッチキャップやります。これは本当にあったかいと毎年好評。今年は上の画像の6色。例のカラベラランタンのCamporeeネームタグヴァージョンが3色に、music for every FiSHERMANネームタグヴァージョンが3色。

     それからこちら、ツイードのフェイクファー・フライトキャップ。ファーがね、気持ちいいです。それからツイードってのもクラシカルでいいですね。

     これはリバーシブル・ショートブリム・ボアキャップ。Camporeeのネームタグ付き。しかし、こいつは数が少なく、オンラインストア限定となります。

     いずれも今週中に出荷準備を整えて来週にはデリバリー予定です。

     昨日はそんなわけで禁止事項が多く、半日自宅で愛犬と留守番。事務仕事もTVも読書も禁じられていて、さて何をして過ごそうと考えた挙句、ラジコでラジオを聴くことを思いついた。聴いたのは村上ラヂオと山下達郎のサンデーソングブック。

     サンデーソングブックはスウィートソウル特集。聴取者からの便りに「全部同じに聴こえるので、もっとバラエティに富んだ選曲にして欲しい」とかなんとかいうのが紹介されていて思わず笑ってしまった。これには達郎さんも苦笑。ご指摘はごもっともなのだけれど、スウィートソウルってそういうものですよね。そうじゃなきゃスウィートソウルとは言わない。(そしたら今日はなんとMacがスタイリスティックスを流す偶然。AIかなんかが盗み聞きしてたとしか思えないね。)

     例えば今流れてるフェラ・クティのようなアフロファンクも全部同じに聴こえなくもない。

     そう言えば、昔はジャズなんて全部一緒だって俺自身思ってたな。

     思えばルアーだって一緒なのかも。どうでもいい人にとっては全部同じに見えても不思議はない、そんな中、微に入り細に入りビルダーやメーカーは覇を競う。滑稽と言えば滑稽。しかし、それもまた楽し。そこはかと薫るセンスってやっぱり大事かな。

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