Tsunami Times

  • 連休明け

     連休明けを待たずしてディーラーより愛車の修理が上がったとの電話あり。思わず電話口で「えっ?」と呆気にとられてしまうほど意外な展開。だってそんな簡単に直るとは思っていなかったから。

     高速道路でエンストの原因は、驚くなかれヒューズのブレード1個の不良とのこと。燃料ポンプなら数万から十数万の出費を覚悟していただけに、こりゃもうもっけの幸い、不幸中の幸いに次ぐ不幸中の幸いでした。数ヶ月前から気づいていたけどほったらかしだった、クラクションを鳴らすとワイパーが動くという珍現象(これはディーラーでも前例なし)もこの際直してもらいました。

     というわけで連休明けの本日帰ってきた240には「おかえり」といつものようにダッシュボードを二、三度叩く。擬人化するなんてことは馬鹿馬鹿しいとわかってはいても、そうしてしまうということが愛車の愛車たる所以ではある。今回はなんだか一瞬だけ目頭が熱くさえなってしまった。

     ディーラーではとあるV70のオーナー夫妻が240の購入を迷っているのでアドヴァイスして欲しいと言われて「迷っているなら買うしかないよ」と言っておいた。ついでに「ついこの前、高速で止まったばっかしですが」ともついつい付け加えてしまったのは余計だったね。でもそれでも薦める車だということはわかってもらえたとは思う。

     帰還一曲目にiPhoneがチョイスしたのはHeart of Goldで2曲目がStrawberry Fields Foreverだった。それも悪くはないけれど、愛車にはやっぱりLong May You Run、邦題「太陽への旅路」、ニール・ヤングが最初の愛車に捧げたという曲を贈る。

    僕らはいつも一緒だった
    トランクに詰め込んだ思い出は今も忘れはしないけれど
    嵐の中で必死だったあの頃から
    ずっと走り続けてる

    走り続けていこう 走り続けて
    いろんなことが変わってゆくけれど
    クロームのハートを太陽に輝かせて
    ずっと走り続けて

     連休は事情で正月に断念した実家への帰省。うちの家族と弟夫婦とその愛犬のサスケが一緒。ただ、直前にお袋の暮らす施設に電話を入れたら、年末には「出来ます」と聞いていた面会は「窓越しにしか出来ません」に変わってた。家族でPCR検査まで受けたんだけれど、これはもう致し方ないので、「それで結構です」と返答して実家へ。

     年末には弟夫婦が数日帰省して庭の草木を刈ったり、叔父一家が墓参りをしたりしてくれたので多少はましではあったものの、それでも実家での仕事はてんこ盛りだった。そりゃそうだ、2年はたっぷり帰ってないんだから。

     そんなわけで蜂の巣を取り除いたり、伸び放題の庭の草木を切ったり、お袋が漬けてたらっきょとか梅干しなんかを処分したりと、そこそこ働いた連休でした。そうして最終日にお袋の施設へ。窓越しってのは妙な感じですね。涙くらいは出るかと思ったのだけれど、すんでのところで止めておいたのでした。

     サスケとうちの弟夫婦とは気の合ううちの息子はしかし、彼らと別れた直後に車中で「寂しい」と大泣き。運転しながらそれを聞いてると、お袋のことがこみ上げてこっちまで泣きそうになった。

     さて、新しいA5マルチステッカーが今日届いた。前回ヴァージョンの完売以来、しばらく間が空いたけれど、なかなかいいのが出来ました。今回のはベースがミラーです。

     福袋に入れて出荷した後には一般発売もあります。

     そうそう、年末にUP予定だったFishing Safari 2021 vol.3は、少々遅れて今日1発目のサンプル版が来ました。明後日以降、二、三日中にはUP出来るはず。

     そしてそして、随分前からサンプル製作中のブランニューボートバッグの限りなく最終に近いサンプルも、今日取りに行って来ました。噂のコーデュラ4220を最下部に用いた仕様はなかなかのヘビーデューティーぶりです。

     いずれもどうかお楽しみに。

     そんなこんなで福袋のHand Drawn Calaveraは明日より本格的に描きます。少々遅れてしまいそうで大変申し訳ないけれど、どうか辛抱強くお待ち下さい。

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