Tsunami Times

  • 測れないこと

     釣果に貪欲な人は確かにいて、そうするとそういう人はみんなトーナメンターになるのかというと当然そうではなくて、そんな人こそトップにハマりやすかったりするのではないかと思う。かくいう俺がそうだったし。

     人によってはその欲求はやがてどう釣るか?ってことに向かう気がする。思ったように釣るというその果てには、洒落てないと許せなくなるなんてこともあるでしょう。トーナメントも競技だけれど、トップウォーターだってそう言う意味ではある種競技なんですよね。どのくらいこだわれるかの。例えば、上手いだけじゃなくて、どのくらいいいギターが弾けるか?どのくらいいい歌が歌えるのか?そんな風に測れないことを競う、音楽とも似ている部分が少なくない。自己表現と言ってしまってもいいのかも。

     先日、例のミナミ240君のメールに返信をする際に、そんなことを考えた。彼はちょいちょいこのTimesを遡って読んでくれているそいうで、最近遂に過去ログをコンプリートしたんだそう。その中のお気に入りの元木語録を送ってくれた。

    「細かなセッティングを含めたルアーのチョイスだとか、リールやロッドのチョイスだとかがボーダーラインとなってそれぞれのスタイルはあるわけで、その部分にどんな洒落や遊びやウィット、あるいは痩せ我慢を挿入するかがセンスということになる」

    例えば上の文は何年か前の西表遠征の際のブログの一部。上のこだわり(という言葉があまり好きではないのだけれど、上手い言い方がみつからないので)の部分とも通じる。

     さて、先週くらいからいきなり暑いと思ったら雨雨雨の予報で、噂によるとなんともう梅雨なのだそう。早過ぎて調子狂いますね。このまんまいつもみたいに梅雨明けが7月も半ばなんてことになると、2ヶ月もこれが続いてしまうわけで、そう考えるとぞっとしてしまう。

     そんな中、先週後半は何種類かのプロトルアーに費やす。掘り起こしたプロト他をいくつかテストして、1種類を除いて幸い考えはほとんどまとまったので、週末には同じものをいくつか作ってみた。これをまたテストして細部を詰めるつもり。

     年明け以降、今予定しているその先のアイデアがまるで浮かんで来なかったのだけれど、これで少しほっとした。なんとかなりそうだ、と言うよりは、まさに洒落や遊びやウィットを詰め込んだ面白いものが出来上がりそうな予感あり。

     それ以外にも、新しいオリジナルカラー”Orange Brick”のPenco ストレージコンテナや、昨年来大好評のPlugger’s Carrying Boxも同じく”Orange Brick”をテーマに企画中。

     さらにはNBNFに続いてFishing CorpsのTシャツや、UVカットTやパーカ、それにネックゲーター・・・なんかも仕込んでます。

     それにそれに久しぶりのFishbone(グリップ=ロッドハンドルです)。これは今月中に予約開始出来るか否かというところ。

     いろいろとお楽しみに。

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