Tsunami Times
国境の街
久しぶりのまとまった雨の大阪だ。まるで延々と続いていきそうな、きょうびのイレギュラーな世情をいっそ洗い流してくれたらいいのに。なんの判断をするにせよ、これを考慮せざるをえないこの状況には本当に疲れてしまっている今日この頃。いやはや。ま、しかし、あの手この手で頑張って生きるべし。
そんなわけで先日うちのMacがプレーして実に心地よかったアフロファンクなんて再び聴いてみる。スカッとシンプルにファンクするのはその名もファンキーズである。タイトルだってダンシングタイム。欧米と違うのは、なんだかやっぱりちょっぴりラフでルーズ、そしてサイケでトランスな雰囲気だろうか。
大好きなアメリカはアリゾナのバンド=Calexico(キャレキシコまたはキャレクシコ)なんて聴いてみるのもいい。いなたいテックスメックスもいいけれど、それとはまた一味違うロードムービー的ボーダーミュージックがなぜだか郷愁までも誘う。
このCalexicoというユニット名、カリフォルニア(California)とメキシコ(Mexico)を合わせた造語だとずっと思っていたら、なんと実在する都市名だった。なんて不勉強。ちなみにこの町のメキシコ側には同じ由来のメヒカリ(Mexicali、MexicoとCaliforniaを組合せたもの)という町も実在するのだそう。
今日から予約を開始したスウェットシャツのグラフィックについてのコメントを考えつつ、いろいろ調べていたらそういう記述に行き着いた。どうもかの国境付近のミックスカルチャーに魅かれてしまう俺で、キャレキシコもロスロボスもライ・クーダーだって、考えてみればやっぱりそうなのである。
前置きが随分長くなったけれど、ちょっと前にリリースのコーチJKやスタジアムJKにも使ったグラフィックのイメージソースは、そういうボーダー付近のレトロチックな手描きに近いサインボード。かなり気に入っているのです。
今頃スウェットシャツをリリースなんていうのはアパレル業界にはおそらく考えられないとは思うのだけれど、いいのである。Tsunami Luresというのはもう随分前からこんな風で、ちょっと違う次元にいるこんなブランドがいてもいい。
とは言え、裏起毛のスウェットとは違って今回のは裏側がパイル地ですから、これからのシーズンもきっと重宝します。琵琶湖あたりだって、フィールドに出ると5月いっぱいは上着は手放せないわけだから。もちろん3シーズン着回せます。
今回はクルーネックを久しぶりにラインナップ。個人的になぜかクルーネックな気分だということもあって。インナーに襟付きのシャツなんて着てみると、ちょっとプレッピーな雰囲気で、これがまたこの頃悪くないと思えてしまう。こうすると、なんだかカレッジロゴっぽく見えなくもない。
10.0 ozのボディとは別に12.2 ozでインディゴ染めでワンウォッシュという凝った加工のボディもあり。これは以前からうちがよく用いているもので、ベーシックなのにちょっと風変わりというところがアレンジしがいがあって、結構気に入っているのです。
いずれもご予約締め切りは2/27(日)、出荷は3月上旬から中旬の予定。
ご予約と言うと、リバーマスターベースのFishboneのうちの分は完売。ありがとうございました。ヘッドハンターズにはまだ少しあるようなので、買い逃した方はそちらでぜひどうぞ。
Mighty Arrowzinho DP – Snip Tone魚矢別注モデルも先日ご予約締め切り。思った以上のご予約をいただきました。在庫してくれるお店もあるようなので、見逃してしまった人もまだ間に合うはず。ぜひ。
ちなみに思った以上に反響があったので、オンラインストア分も少し確保しようと思っているところです。
出荷は予定より早くなりそう。
22/02/19