Tsunami Times
余地

Tsunami Luresは、なにがなんでも釣らなくてはならないトーナメンター向きではない。しかし、矛盾はするけれど、同等あるいはそれに迫るレスポンスはある。
そこにはある種の余地を残してある。なにがなんでも釣りたいと思えば、そこに工夫すればよい。それが余地。それもまた楽しい。
余地とは、例えばダブルフックしかり。ミナミ240が誇らしげに抱えるブラックバスが咥えている、Cataventoというプラグのベリーに付くスピナーワイヤーなんてその最たるもの。もちろん釣るためにあるものだから、釣れなくてはお話しにならない。でも、その塩梅が味噌なのだ。その塩梅がトップウォーターがトップウォーターたる所以だと思っている。

そんなわけで、びっくりあわせ大坪はダーターというプラグが好きなんだろうと思う。ダーターって最もトップウォーターらしいと言えばらしい。そのわけについては別の機会に譲るけれど。いろんな事情でこの愛すべき趣味から遠ざかり、しかし何年振りかで戻ってくるのは、そこにその余地があるからだ。
余地とは、心の余裕。そして、優越感も悔しさもモチベーションも工夫も、それらすべてが詰まっている。塩梅が全てだ。

その塩梅を体現するロッドSukiyaki53Mが入荷。冒頭のミナミ240の画像に写っているのがまさにこのロッド。ボートやカヤックの釣りではこれが彼のメインなのだそう。そこそこ重量のあるCatavenntoのようなプラグをショートレンジで手返し良く撃つには、パワーも兼ね備えるこのロッドがまさにうってつけ。

Sunny 75ももうすぐ出荷です。Tsunami Lures的には、これは「釣る」ということにかなり寄ったルアー。ある種「釣る」ということと「余地」との境界に位置すると言っていいかもしれない。これを使うことでTsunami Luresの「余地」という部分のコンセプトが見える。
そして、Fishing Safariはそんな「余地」の塩梅を図らずも映し出す鏡のような映像。今回のもお時間ある時に、もしくはBGM的に見てみていただくと、元木の言わんとすることがわかってくるかもしれません。
25/10/05














































































































































































