Tsunami Times

  • 一番乗り!そして福袋

     誇らしげな彼の表情を見ると、やっぱり嬉しい。Sweephonic Cigar Spinnerの一番乗りはデンさんのOnline Store Limitred “TSB”でした。マニア谷口の牙城を崩す一尾はお見事!ありがとう!

     それにしても、届いて早速釣るってのには恐れ入る。早速使うことは出来ても、釣果がもたらされるか否かは、これはもう腕とルアーはもちろん、運にも、そして自然条件にも左右されるわけだから。

     にもかかわらず、いつもなんでもないことのように早々に一番乗りしてしまうこのデンさんやマニア谷口には頭が下がる。

     前回もそうだったのだけれど、実はマニア谷口にはルアーの到着が遅れています。というわけで、未だこれを持って釣りに行けず。このあたりも言うなれば運のうち?それもそうかもしれないけれど、元木はちょっと申し訳ない気持ちです。同じ鹿児島県のデンさんには届いてて、マニア谷口には届いてないなんてね。

     さて、スパゲッティ・バルカンの高速リズムに乗って、福袋のルアーサンプルのペイントに余念がない昨日の元木でした。

     このなんともキャッチーで素敵な異名のバンドはイタリアはミラノのフィッリ・ディ・マードレ・イニョータ。イタリアンにもかかわらず、バルカンのジプシー音楽に心奪われ、自分たちなりに料理してしまった彼らのサウンドは、実に気分良く筆を進ませる。

     いやしかし、それでもさすがに昨日は疲れた。出荷やなんかもあったし、なにしろ慌ただしい年末で、しかし、福袋に間に合わないとあっては困るし、少々焦り気味だったこともある。少なくとも俺の場合のハンドペイントはそういう気分にも左右されてしまうから、遅くまでやって疲れてしまって、それでもやってると気に入らないものが出来てしまったりして。

     というわけで昨夜はラスト1個を残しあえなく諦めてしまった。今日は今日でフレッシュな気分でやるつもり。

     Sonic Vita JかSlapphappy Beaverのジョイントプラグ入りの2万円(予価、変更の可能性あり)コース、Sonic Horn Mini、Slapphappy Shad、Slapphappy、Sweephonic Cigar Spinner、Swing Ritmoのいずれか入りの1万5千円(予価、変更の可能性あり)コース、それからJohnny Aceとのコラボプラグ入りの1万円コース(予価、変更の可能性あり)があり。それぞれにおまけというにはあまりに豪華なおまけが付いていてあまりにお徳。ルアーとコースを選んでご予約いただきます。

     画像のプラグはご予約いただいた方に販売しますが、基本的にはオーダーをいただいてから元木が手描きします。ご希望であれば名入れもします。(既に出来上がっているJohnny Aceとのコラボプラグのみ名入れ不可です。)ルアーブランクは数量に限りあり。発送は1月中旬以降です。

     Johnny AceとのコラボプラグはPiece of 8。ボディとペイントはJohnny Ace、カラーパターンと全てのパーツはTsunami Lures。カラーは定番タバコサンバースト(TSB)と初登場アンティグアフィニッシュ。限定数。

     TSBは元木が塗るとデンさんが誇らしげに掲げたSweephonic Cigar Spinnerのような感じ。ボケ足が長くて良くも悪くもちょっとラフ。しかしジョニー吉井が塗ると、これがまあきっちりした雰囲気があるから不思議です。

     アンティグアフィニッシュは初登場で、これは実はちょっと前からネタをくってはいたのだけれど、ご存知の方はご存知のギターのカラーのひとつ。ちなみにフェンダー以外ではあまり見かけないパターンで、実はファクトリーのミスから生まれたカラーなんだそう。単純なのだけれど、なんとも言えない雰囲気を醸していると思います。これもジョニー吉井ならではのタッチ。俺が塗るとこうはいかない。

     このプラグにはオリジナルはもちろんJohnny Aceオリジナルのリップが付いていて、それをまずはテストして、その後うちのNiva Lのリップをテストして移植してあります。オリジナルの使用感は実は引き味が軽い。リトリーブした時の抵抗が少なく、それはジョニーが狙ったものであることはすぐにわかった。ただ、元木はそれがとっても頼りなく感じてしまうのです。

     巻く時には「引いている」という手応え、あるいは水を押しているという実感が欲しいのが元木で、柔らかめのロッドが好みのジョニーにはそれは使い難さでしかない。それもまた個性ではあるなあと。

     というわけでオリジナルに対してこっちはグリグリ水を押すも、引いた時の抵抗感もあり。ラインアイはふたつ。上側はオリジナルよりさらにロール感の強いゆっくり引くセッティング。早く巻きすぎると回転してしまいます。下側はウォブルの強い、よりグングンと水押しするセッティングで、早めに巻いてもアクションします。

     加えて、リアのパーツはうちでいうところのハイアピール仕様。アクションした時には結構うるさい干渉音を発っします。

     福袋はいずれもオンラインストア限定、三ヶ日のみのご予約受付です。ご予約の詳細はもう少々お待ちを。

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