Tsunami Times

  • モンクを聴きながら

    Monk’s Dream

     四十を過ぎていつの頃からかジャズを聴くようになった。今日はモンク。大人の洒落た音楽としてのジャズという側面もなくはないが、いくら洒落た大人だとてわからなければ聴いたところで面白くもなんともない。わかるというのは、しかし、小難しいことでもなんでもなく、そこにある音楽として感動を持って受け入れられるか否かということ。そういうことが多少なりとも増えるのなら、歳を取るというのも悪くはない。

    CFのテンプレートを切る

     そして鼻をすすりつつ昨日から取り掛かっているテンプレートを切る、切る、切る。昨日の夕方から治りかけたはずの風邪がどうやら反対にひどい方向に向かうのを自覚した。今日は鼻水やらくしゃみやら…。そこにもってきて、最も骨の折れる仕事のひとつを本日やらなければならないという羽目に。

    試し吹きをして修正

     ま、しかし、これが完成に近づくのを見るのは一方で楽しい。思ったよりもインパクトがあったり、綺麗だったりすると余計に。

     ご覧のように、うちのCFなんかはステンシル状の透明テンプレートでマスキングして、その上からブラシで吹いて塗る。これで合計6面のテンプレートを必要とする。塗るのはジョニー・ヨシイだけれど、これを作ったり一部サンプルを塗るのは元木の仕事。

     そうでないものもあるのだけれど、だいたいはまずブランクに下描きをして、その上にプラグ型にした(この工程は省略)塩ビのシートを被せ、マジックでトレースする。それをデザインカッターを駆使して切り抜く。今回は6カラーパターンで20面足らずのテンプレートを作った。ちなみにこれはそれほど多い方ではない。

    SKL

     切り抜いたら試し吹きをして修正する。そしてサンプル作りへと移ることになるのだけれど、今日はここまで。

    1st サンプル

     そうこうするうち、本山氏から新しいストッパースクリューのサンプルが届いた。シンプルでありながらユニークでないといけないという結構難しい課題に取り組むのはいつものこと。これでも十分に良かったのだけれど、ちょっと試しに修正してみて欲しい部分がなくはない・・・と思っていたところにクラフツマン本山から「どうですか?」のLINE。

    1st サンプル

     その後、LINE上で画像を交えて何度かのやりとり、そして現場でいくつかのサンプルトライの挙句、「来たかと思います」「それでいきましょか」「これでいきましょう!」ということになった。便利な時代だ。それにしても彼のクラフツマンシップには頭が下がる。

     というわけなのでそのうちにリリースになる新しいストッパースクリューをお楽しみに。

     さて、昨日お伝えしたリール&グリップパーツの詳細ページ、およびオンラインストアの対応が遅れています。現状はこのオリジナルヘッドキャップ&ストッパースクリューのページのみオープンとなっています。もう少々お待ちを。

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