Tsunami Times

  • ビーバーのカバ

     Slapphappy Beaver 4thは無事出荷完了。今日明日あたりにはお店、そして皆様のお手元に届くはず。お待たせした人にはお待たせしました。

     ちなみに今回最も気に入っているカラーリングはHippo Bluishで、最も人気がなかったのもHippo Bluishだった。時々ありますね、そういうことが。HippoはSlapphappy Shad Mini JとSlapphappyで塗ったけれど、その時はこういう配色ではなかった。おそらくその時にも今回のに似たカラーリングはサンプルの段階で施していたのだけれど、若干カバらしくなくて没になったんだと思う。それも相当ファンシーなカラーリングではあったのだけれど、今回のは輪をかけてファンシー。あたりまえの色ということに囚われない、まるで子供のような感性でありたいという願いを形にしたもの。

     考えてみれば昔から人付き合いの下手な、あるいは苦手な俺の唯一の表現ツール(有効かどうかは別にして)が音楽であり、そしてやがてそれはルアーになった。だからそういう感性は忘れてはならないと思っている。表現だから若干の苦痛をともなうこともないことはないのだけれど、そうしてきたからこそ概ねやけに楽しくて今に至る。ルアーに至ってはここしばらくは奇跡的にそれを生業にしているのでした。

     実は元木が届けているのはモノそのものではなくて表現でありセンスである、なんだか最近富にそう思う。

     没になったサンプルは今回もまとめてヘッズに納品しました。今回はテンプレートまで抜いたのに、レギュラーになれなかった、と言うか、ヘッズというお店がなければ人前にさえ出ることのなかったカラーパターンもあり。

     次のルアーはNiva Saltです。これまた随分遅くなってしまったけれど。しかも手違いがあって、ブランクもごく少なめだから販売方法にも少々迷っています。9月になる頃には発表が出来るでしょうか。

     今日の一枚はロスロボスの新譜。彼らの音楽はメスティソとアメリカンルーツの混合具合が絶妙で、どちらが欠けても彼らではない。それがこのバンドの根幹をなす。ルーツって、あるいはアイデンティティっていったいなんなのかと考えさせるのが彼らの音楽でもある。

     そんなこんなでやっぱり相変わらずいいよなあと。どうも聴いたことがある気のする曲もあるけれど、それは昔のアルバムにも収録されていたのかもしれないなと、あまり気にも留めていなかった。すっかり馴染んでいるからすっかり彼らの曲だと信じてしまっていたのだけれど、よくよく解説を読んでみたら、このアルバムのほとんどの曲は彼らの地元ロサンゼルスのアーティストのカバーなんだそうな。そう言えば、バッファロースプリングフィールドの曲だってある。いやはや。

     ところでちょっと仕入れるついでがあったので、オンラインストアのMotoki’s Choiceに画像のボックスを加えました。プラノのフィールドボックス1612。これ、見た目もさることながら、実際なかなか便利です。同じ種類を大きさ違いで数個持っているのだけれど、このサイズはシーニンフやG IIIなんかのジョンボートなら椅子にもなったり。興味がある人はこちら

     欠品していたYGKのリーダーも入荷。これは元々の品番がなくなって仕入れたものに変わってます。さすがのYGK品質に加えて小さいスプールが携帯するには便利です。値段も少々下がってます。

     もちろん、こちら、ステッカーにもなるラベルも秀逸なオリジナルナイロンリーダーのStratosも好評販売中。十分な強度とプラグをアクションさせるのに適度な柔軟性を持ち、かつプラグへの糸絡みも少ないってのが特徴です。

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