Tsunami Times

  • カバでもいいという発想

     この男はやはり釣ってくる。その二番手マニアくんに、その前の一番手はハンドレッドJr.・・・Slapphappy Shad Mini Jの釣果続々。

     それにしても我ながらカバでもいいという発想にサルー(Salud スペイン語の乾杯、お酒は飲めませんが)である。

    「上手く説明できないんですけど、変な話、スラシャミニJのカバちゃんのデザインを初めて目にした時、「あ、また釣り行こう」と、自分の中で何かが吹っ切れたというか、軽くなったというか、勇気のようなものを頂いたというか。
     
    デザインの力、とでも表現すれば良いのか。少なくともここにひとり、元木さんのプロダクトデザインの力によって、コロナ渦で長期に渡りピンと張り詰めていた緊張感(当然今も基本的には変わりないのですが)からいい意味で少しだけ開放された人間がいることに間違いはありません(カバちゃんが天才的に可愛すぎたもんなあ。笑)有難うございます。」
     
    とは大坪くんのメール。これは非常に嬉しい。だってルアーなんて脱力してもらうために作っているようなものだから。ルアーはつまり張り詰めた日常から解放されるためのツール以外の何物でもないのだ。
     

     また、最近プラッガーとなって、日々解放されているミナミくんからはこんなメール。

    「スラップハッピーミニJ、僕にとって思ったより難しい。案外ゆっくり巻く(ケツだけ水面でフリフリするくらい)が想定されたアクションって認識でよろしいですか?」

    これにお答えする元木の返信は

    「そう、思うよりゆっくり巻きです。ケツだけ水面ふりふりが適切。油断してると沈んでしまう。沈んでしまうと水面に引き波が出来ないので効果が半減する。水面に波紋を作るけれど、半分以上は水中にあるというのが味噌なんです。

    水中に没する使い方をするならショートジャークが効きます。ジュボッとやって一瞬水中に入れる、ダーター的な使い方です。

    あと、ちょっとお尻が振りにくいとかアクションしづらいと感じたら試して欲しいことがあります。リップを留めているフロントのビスを締めてみて下さい。元木自身がそこを最終的に検品がてら調整はしているのですが、なかなか微妙で、本来なら動かしながら調整するのがベストなんです。
     
    動いた時にそのネジの頭とリップとがぎりぎり干渉するくらいがちょうどいい。スラップハッピーシリーズはどれもが他のライブリーとは違ってここが肝なんです、実は。思ったように動いてくれない時にはリップの角度とかをいじりがちなんだけれど、最も重要なのがここ。ただし、締め過ぎるとリップが可動しなくなってしまうのでNG。そのうち動画で解説しようと思ってはいるけれど・・・。」
     

     ちなみにマニア谷口のお魚はそのショートジャークでの1本。

     ところで私、元木にオファーいただいたConclave Garden WorksのTシャツがうちのオンラインストアでも販売開始。いかがでしょう?ハチドリがあなたの心臓の上あたりで高速にはばたいて涼を届けます。

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