Tsunami Times

  • くじらフェJ遂に?!

     いよいよくじらフェJのご予約開始!二十年来の想いが結実する傑作が遂に。ご予約はTsunami Luresディーラーおよび当オンラインストアにて。

    くじらフェJ

     
    Body Length : 115 mm 
    Weight : 1 oz over class
    Material : Ayous
     
    Urethane Finish
     
    with “Fe” Chin Guard
    Cock Head Line Tie
    Original Surface Rig
    Hook : Dos Cactus #1/0
     
     
    Color :
    Crazy Fish Mint Green [CF-MG]
    Calavera Ivory [CV-IV]
    Indigo [IDG]
    Bloody Head [BH]
    Glitter Lightning Purple [GL-PP]
    Skull [SKL] Glow
     
    13,000YEN
    (14,300 yen with Tax)
     
    Release in Summer 2022
     
     
     二十年余り前、ロング・ビル・ダーターというジャンルを初めて世に問うた“くじらフェ”のジョイントヴァージョン。おおよそ20年がかりの懸案が遂に結実です。
     
     長いあごを少し水中に突っ込みながらの不器用なターン、持ち前のユニーク極まりないキックバック、そして水中ダート、ラインアイを支点に左右に弧を描くようなそのウォブル、従来のロングビルならではのアクションにジョイントらしい生々しさが加わりました。捕食音を伴わないクワイエットで生々しいダーターという性格に大いに意味あり。傑作です。
     
     プラグをぶった切ってジョイントプラグを作るという行為は決して嫌いではなく、むしろ好きなのだけれど、思ったほどに事は単純ではない。切っただけじゃアクションしないということがほとんどで、思うような動きを実現するには幾多の試作を要する。試作をいくら重ねても完成を見ないことも多々。
     
     このプラグの場合もデビューしてしばらくの後、当然のようにスパっとそのブランクが分割された。しかしどれもがまるでアクションせず、当時のスキルではその解決策も見つからず、ブランクはそのままどこかに捨て置かれる。
     
     それが二十数年ぶりにこれをもう一度ぶった切る気分になった。その時点で既にアクションさせることに関してもアイデアがあり、だいたいのジョイントの位置はもちろん、ウェイトの位置までもほぼ特定出来ていた。かくしてこいつは、思い通りに動かせない部分までをも含めて、ある種思い通りにアクションさせることに成功したのでした。
     
     ただし、それほど難しくないと高を括っていたのとは裏腹にこいつの木工が難を極めた。信頼する木工職人氏から相当「難しい」ことを告げられたものの、そこはそれいつものように無理を言ってお願いする。結果、思った以上にかなりの時間を要し、そしてその分、何より最終的に目ん玉飛び出るほどのコストがかかってしまった。
     
     と言うわけで、こいつを次に作るとなると相当先になると思われる。いつ作るかなんて本当にわからない。これが思ったように売れないなんてことになると二度と作らないと思う。
     
     傑作を手に入れる機会をどうかお見逃しなきよう?!

     くじらフェJのオンラインストアリミテッドは大好評だったSweephonic Cigar Spinnerに続いて元木自身が手がけるRelic TSBです。元木自身が塗り、コーティングおよびエイジングを施してあります。

     プラグにはいつものサインに加え、元木が塗った証のMMが入ります。さらにはシリアルナンバー入り。

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