Tsunami Times

  • Camp & Design

    ミネルバにタトンカのタープといううちのセットには区画が少々狭くて、タープは我が家で呼ぶジャンボリー張りにしてみた

     温泉地の目前のキャンプ場に趣はあんまりなかったけれども、もちろんそれなりに楽しむ。サイトから歩いて行ける温泉はありがたかったし。平日にも関わらずそこそこ埋まってしまっているサイトを見ると、そんなこともあってか、しかもリーズナブルだからか、どうやら人気のキャンプ場のようだ。

    冬空の満月が綺麗でした

     それにしてもこの寒さだとテントの中で過ごす人が大半のようで、テントには明かりが灯ってはいても、我々のように夜に外で焚き火をする人はほぼいなかった。外で焚き火はこの時期の醍醐味のような気がするけれど、そうでもないのかな。厳寒というわけでもなかったから、満月を臨みながらの焚き火&外飯は相当気持ちいいのに。

    DIYのYosMiテーブルを照らすのは焚き火とオールドコールマン

     焚き火&外飯には、最近DIYしたYosMiテーブル(で検索すると出て来ます。設計図が公開されていて、数値を入れれば自動計算までしてくれる)が大活躍。1820×910の合板(うちはOSB合板をコーナンで調達。OSBはもうひとつのゼロデイ・ドーナツテーブルとお揃いなので)が1枚あれば作れてしまうこれはお薦め。ちなみにあまりの板でコールマン200AのケースまでDIY。

    焚き火台の脇に差してあるのがキャンプマニアプロダクツのBONFIRE COOKING STAND 

     焚き火にもう一つお薦めはキャンプマニアプロダクツのBONFIRE COOKING STAND。質実剛健でリーズナブル、ダッチオーブンだってぶら下げられて、さらにはその高さも調整出来て、しかもトライポッドにも変換出来てしまうこの鉄棒はかなり重宝する。

    今回は前回と同じローストチキンに新しくパエリアにチャレンジ

     焚き火のメニューは前回と同じくローストチキンと、いつも適当に作ってしまうアヒージョ、それから新メニューのパエリア。この頃はiPhoneで簡単にレシピにアクセス出来てしまうので、急造のコックだろうがなんとかなってしまう。パエリアだってロッジのスキレットに同じくロッジのダッチオーブンの蓋で蓋をして作ってみたらはいこの通り。これが結構うまかった。俺の素人キャンプ料理は今のところ大きな失敗なし、というのは、ま、ラッキー以外の何物でもないけど。

     夜は隣の若者の話し声があまりにうるさくて(誰か怒るだろうなあと思っていたら、案の定怒られてましたが)雰囲気に水を差したりもしたけれど、それにうちの息子が夜中に泣き出したりしてよく眠れなかったりもしたけれど、その分静かに明けた朝は気分が良かった。前回購入のトヨトミのストーブはそんな朝の空気ともよくマッチしていたのでした。

    圧倒的シェアを誇るFujiのリールシート

     さてキャンプが明けると待ち受けていたのは、うちにはまるで馴染みがなく、世間一般ではお馴染みのFujiのリールシートをどう料理するかという仕事。ついにこいつに取り掛かることになった。しかしこれはこれで面白い。

    アパレルもいくつか進行中

     アパレルも進行中。以前デザインしたFishaholicをそのまんま大きくしてチェーンステッチで刺繍したジャケットのサンプルが上がる。うちがちょいちょいやるチェーンステッチって、オールドスクールで雰囲気がとても良く、元木は好きなのである。しかもこれ、昔ながらの本物のチェーンステッチで、ちまたによくあるなんちゃってチェーンステッチとは違うのだ。以前、実はうちでもなんちゃってチェーンステッチのワッペンを作ったことがあるので、その違いはよくわかる。

     このジャケットはテーラードとカバーオール、それからステンカラーコートの3種類あって、素材はポリコットン。これ、テントの素材や難燃性と言われるアパレルに近頃多く用いられる素材なんである。これがどのくらい難燃性なのかメーカー自体がそこをプッシュしていないので不明ではあるものの、まず間違いなくナイロンやフリース素材よりは燃えにくく、火の粉で穴が開きやすいなんてことはないはず。つまり焚き火なんかにももってこい。洗濯も簡単なので、焚き火のあの匂いも落としやすいということになる。

     素材自体は薄めだけれど、近頃流行のインナーダウンやフリースなんかを中に着ることで冬にも着回せる。汚れも何のその状態で羽織るのがよし。テーラードは作業中の接客にちょっと羽織ったり、そこまでかしこまらない営業やパーティーにも。受注生産の予定です。

     そんなキャンプとデザインの今週なのでした。今日はこのへんで。

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