Tsunami Times

  • 砂をつかんで立ち上がれ

    グランデ部長、ようやく開幕。

     「砂をつかんで立ち上がれ」という言葉が妙に引っかかった昨日。

     義母から朝日新聞の一面に中島らもが取り上げられているとの知らせを受け、ちょいと見てみる。「大人が手を差し伸べる?ちょっと待ってくれ、大人って誰だ?」人は迷い、くじけ、オロオロした挙句に立ち尽くす子供のようなもの。大人とはその成れの果て。と言うようならもさんのエッセイ「砂をつかんで立ち上がれ」からの引用が載っていた。

    グランデ君のタックルはかなりハイセンスです。温存していたというSlapphappy Shadのリミテッドカラーもとってもいい。

     なんだか厳粛な気持ちで短いこの文章を噛み締めた。さらには最後に書いてあったエッセイのタイトルが実にらもさんらしくって、こっちも胸に突き刺さる。ドアーズのBreak On Through To The Other Sideを「向こう側まで突き抜けろ」と訳して歌うらもさんのそのセンスに感服脱帽したことをなぜか思い出してしまった。実はこのエッセイ、未読なので読んでみるかな、と今思っている。

    俺がいた中島らも&Mother’s BoysではLight My Fireもカバーしてたなあ。

     さて、グランデ君はようやく開幕。自分のことは棚に上げておくが、部長という要職につきながら今だとは、本当にようやくと言っておきますか。同じく苦労して開幕した大坪君なのだけれど、その後は絶好調。その大坪君は今日が四十の誕生日だそう。四十って若い、と思う俺はまあまあ年取ったよね。こういうこと言い出すことが、すでに面倒くさい年配の証拠か。

     それにしても彼が使うMighty Arrowは十数年も前に俺が考えたもの。これが当時はよく釣れて、やがては「世界のMighty Arrow」なんて山ちゃんばりに言われたり「禁じ手」なんて言われたんだから。これ本当。だから「復権」なんて言いたくもなると言うものなのだ。

     ところでそんな歳になった俺が初めて買おうと思っているものがある。テントだ。キャンプはちょいちょい行くのだけれど、いつも仲間におんぶにだっこで、実は自分のテントというものがない。今年はこれを9/15の津波ジャンボリーまでになんとか手に入れたい。そしてジャンボリーまでには何度かはキャンプに出かけたい。五十半ば過ぎの男の望みとしては実に可愛いくて謙虚なのではないかと思う。

     物色するうちにたどり着いたのは、ロッジ型のコットンあるいはT/C製。これがいい。そこそこ値が張ってこのところ不景気な津波ルアーズには高い買い物だとは思うが、なんとかしたい、そう思っているところ。

     あっ、譲ってもいいよなんていうブツをお持ちの方がいたら、ご一報(info@tsunami-lures.com)を。ヴィンテージ、現行、問わず。普通に使えれば。

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