Tsunami Lures

思春期

　息子を送って行った保育園で「おじいちゃん、かっこいい」と息子のクラスメイトに言われて、とても複雑な気分の俺である。まるで陰毛に白髪を見つけた時にも似た、覚悟はしていたけれどいざとなるとちょっとした落胆を隠せない、そういう気分と、友達以上恋人未満 (?)と宣告された時のような気分がないまぜとなって、思春期の少年ほどでないとは言え、何やら少し動揺してしまった俺。こう見えて傷つきやすいのだ俺は。ただ、未だそういう心持ちになってしまえることには、逆に妙に新鮮ではある。

　「俺」と言うと、昨日はトップ党宛に原稿を送ったら、編集長のパリコレくんに「筆者」と言う表現に「違和感があります」と言われる。この頃実は俺はこの「俺」という表現に自身は違和感を感じつつあって、それをどうにかしたいと思っていたところだったので、そう言われることを半ば予期しつつ「筆者」としてみたのだけれど、やっぱりそうよね。彼曰く俺には「「俺」がしっくりきますね」とのこと。ま、それなら開き直ってそうしておくことにしようかと思い直しつつある。

　あ、そうそう、と言うわけで、トップ党にコラムを持たせていただくことになった。かつては月に二つ三つほどは寄稿していたこともあった俺なのに、この頃は釣り雑誌が減ったこともあってとんとお呼びがなく、寂しい思いをしていたからこれは良い機会。ま、実は俺から売り込んだのだけれど、パリコレくんが喜んでくれたのはありがたい限り。読者も喜んでくれるといいけれど。

　さて、Little Rock Rod Handleは只今好評ご予約受付中（2/23まで）。TSBもいいけど、Polished Silverだって負けず劣らず。TSBも決して合わせ難いカラーではないけれど、こっちは合わせやすさで言うと上をいくでしょう。しかもリーズナブル。

　もちろんTSBのSonicmasterのオーナーならば、TSBのLittle Rockは必須アイテム。リールだけでも相当なものだけれど、TSB on TSBのこの存在感ときたらないと思う。

　彼は「オーラ」と言ったけれど、マニア谷口が所有する初期鼠の存在感と佇まいもそれなりに。

　2020ver.鼠、待望の声も約1名。子年ですから。ただ、前にも書いたように8年前の2012ver.の在庫が未だあるのがネック。もちろん当時予測を誤って作り過ぎたのが要因とは言え、8年前の在庫があるっていうのも困ったものだ。

　このカラーラインナップは結構気に入っているだけに忍びない。誰かこいつらを救ってやっていただきたい。つまりは買ってやっていただきたい。

　在庫がなくなるか、あるいはわずかになったら次を考えてみるつもり。果たして今年中に実現するのか否か。

　今となっては今朝の「おじいちゃん」が実は空耳か、あるいは「おじちゃん」の聞き間違いのような気もしないでもないけれど、しかし、そうなるとそれは俺が心の奥底に深刻な問題を抱えているということにもなりかねないので、それはそれで問題もある。

　それはそうと、たまたま昨日聴いたリー・コニッツの新作(?!)が御歳90歳の録音と聴いて驚いた。俺なんてまだまだ子供。そのエネルギーに脱帽だ。タイトルだってなにやら意味深。

20/02/19