Tsunami Times

  • 地味、滋味

     さして話題に上ることもなくわりと地味な感じで出荷を迎えたNiva L del Plasticoでした。

     しかしこのところのうちにしては結構な数のご予約をいただき、同シリーズのNiva DPNiva Rant DPと同じくどうやら今後もぽつぽつ売れてくれそうな予感。何と言ってもTsunami Luresが満を持してリリースするインジェクションモデルですから、いずれもアクションがよくないわけはないし、釣れないわけもありません。あたりまえだけれど自信を持ってお薦め。

     ほらこの通り、ハンドレッドJr.君もマニアックな大人たちに負けず発売直前にプロトモデルにてNice SizeでGood Jobです。それにしてもJr.が住む熊本をはじめ九州は大雨被害の後で、被害に遭われた方には言葉もないのだけれど、こうして釣りが出来る状況に戻れたのは明るい兆し。Jr.も久しぶりの釣りに「胸を高鳴らせた」よう。

     というわけで、アクションすれば決して地味なんて言えないほどラウドだったりする、Niva L del Plasticoは本日出荷しました。もちろん在庫あります。まだの人はお店でオンラインストアでぜひどうぞ。

     そうそう、そのNiva DPシリーズ中Niva Rant DPのラントプロップヴァージョンのBGだけは早々に欠品してしまっています。再入荷の予定ですが時期は未定です。悪しからず。

     ところでこれは先日友人から「つりきちとみた」なんてメッセージとともに送られてきた一枚のジャケット。誰かと思ったら、なんとこれ、ニック・ロウの新譜なのでした。まるで新しくはないけれど、決して古くはない、ニック一流の音楽がそこに。まさに滋味を地でいくような。

     その昔、彼の来日公演も観に行ったことのある俺なのだけれど、釣り好きかどうかまでは知らなかった。でも、そうなんだろうなあ。そうでなきゃこんなジャケットにはしないでしょうから。

     そんな知るひとぞ知るニック・ロウというと、知る人ぞ知るブリンズリー・シュウォーツのメンバーとしても知られております。地味だけれど実は70年代パブロックシーンの中心的な存在で、なんてったってイギリスのザ・バンドとも呼ばれていたくらいとてもいいバンド。それでもそう有名でないのは玄人好きのする音楽性が災いしたということか。

     ちなみにこのアルバムの一曲目(What’s So Funny ‘Bout) Peace, Love, And Understandingはコステロもカバーしているし、Trying to Live My Life Without Youはオーティス・クレイがヒットさせました。何を隠そう、元木が知ったのもそのオーティス・クレイのカバーから。大学時代にこの曲は演りましたね。ああ、懐かしい。

     そんなミュージシャンズミュージシャンのニック・ロウ、あるいはブリンズリー・シュウォーツのごとく、Niva DPシリーズも地味ながら評価されるプラグになればいいなあ。

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