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  • 亀山のカエル

    22/11/21 ミリメーター松澤 / Slapphappy

    亀山ダムに、行ってまいりました。
    予報は雨でしたが到着時はほとんど降っておらず、そして11月下旬としては少し暖かく、それでもやはり寒いといえば寒いため、なるべくの寒さと雨への対策をして釣りに臨みました。

    準備を終え出船時間となると、それとほぼ同時くらいに雨が降りはじめました。ボートは自分の他に一艇のみでポイントに入りやすく、また減水により岸際を打ちやすいのも先週同様です。それに気を良くして一通りのポイントをチェックするも、釣れる釣れないは当然また別の問題であり全くの無反応。鯉と猿だけが元気なのとあわせ、やはりいつも通りの素っ気ない亀山ダムでした。

    開始から2時間くらいすると雨はほとんど土砂降りとなり、普段多用しているコキリン等だとバスに気付いてもらえそうにない感じとなってきました。そこで、とある川筋の中流にあるハングに覆われて雨の影響が少ないであろうワンドを目指すことにしました。川筋を進み目標とするワンドの手前に到着すると、しかし、すでに先行のボートが入っているではありませんか。こりゃ仕方ないということで、雨の中で釣りを行う同志と言葉のない挨拶を交わしつつ、沖を通過してさらに上流を目指します。

    程なくして到着したそこは、岩盤に枯れ枝や立ち木が絡み、さらに脇には小さな滝が流れ落ちるという絵に描いたような素晴らしいポイントでした。素晴らしすぎて当然常に釣り人に攻められており、そして当然ながら私はそこで釣ったことがありません。それ故にいつもなら素通りするところなのですが、雨のせいかこの日は何となくルアーを投げてみようという気になりました。この岩盤はほぼ垂直であり上方にハングはなく、雨粒は湖面に直接落ちそこを激しく打っています。また雨により水量を増して激しく流れ込む滝の音と水の流れもあり、ある程度アピールのあるルアーでないと通用しない情勢です。そこで、ビーバーではないスラップハッピーを選択することにしました。

    滝の真ん中を外しその脇にある枯れ枝の際にルアーを投入、イメージは滝から落ち流されてきた蛙としました。
    その朝は、雨が降りはじめた頃に蛙が結構鳴いていたのです。着水、ポーズは入れずにルアーがもだえる感じでダイブ、浮上、もう一度ダイブ、次の瞬間にルアーが消えました。手に伝わるのはいつもよりは重い魚の手応え、寄せると横っ腹が鈍く光り、少し大きめのサイズであることがわかりました。さらに寄せると上あごに2本のフックががっちり刺さっているのが見えたため、落ち着いて魚を船上に抜き上げることができました。

    釣れたのは40cm強の、太く元気なブラックバスでした。それは自分としては大きなサイズ、ここしばらく釣れていた30cmクラスのバスとはやはり印象が異なり、傷や釣られた痕跡のあるその立派な姿からは野生を生きる魚の厳しさというか迫力みたいなものが伝わってきます。急いで撮影をと思ったのですが..激しい雨による水滴でスマートフォンが誤作動しカメラモードにて見たこともない画面を表示、そこにはシャッターが見当たらず、一旦通常モードに戻そうにも反応せず、焦るうちにスマートフォン脇に装備されている手動シャッターの存在を思い出しそれにて何とか撮影、バタバタしてやや時間がかかってしまったことを魚にお詫びしつつ、湖に帰っていただいたのでした。

    これまでビーバーでは多くの魚を釣らせていただいてきましたが、スラップハッピーでの釣果はこれがはじめてのことでした。その実力につきましては篠田さんが12月に私の眼前で釣ったり、または七色等での効果なども聞いていたため認識はしていたのですが、自分の場合はどうしても実績のあるビーバーやコキリンなどに頼ってしまう傾向にあり、出番自体が少なかったのです。しかし昨日は雨が激しかったこともあり久しぶりにそれを起用したところ、結果を出すことができたのでした。釣ったことのないルアーで魚が釣れるということは、本当にうれしいものです。しかも念願のサイズアップも果たすことができ、幸運でした。これを機に、この冬はこれまで出番の少なかったルアーも積極的に使ってみようと考えています。

    ありがとうございました。

    追記。(元木が勝手に投稿用でない文章から引用)

    スラップハッピーは篠田さんが冬に釣っていたので、前日に使ってみようかなと思いボックスに入れたのでした。そして雨が強めとの予報であったためその中でのアピールを考慮して音のピッチを高くしてみたいと思い、通常のフラップにミニフラップを追加してダブルフラップとしていたのでした。(両フラップは窪みをシンバルの要領で合わせると最も大きな音が出ました。通常サイズのフラップも試したのですがミ二フラップのほうがやはり音が高く、またサイズがズレていることで両フラップが頻繁に接触しより細かいピッチで鳴る感じでした。)これが効いたのかどうかはわかりませんが..ともあれ自分としては大きめの魚を釣ることができ、感動しました。

    また来週あたり、今度はモンゴリアンかバイブロトーンあたりで何とかしたいところです。

    「亀山のカエル」への4件のフィードバック

    1. Masami Motoki より:

      なんとここに来て調子を上げるミリメーター氏です。冬が楽しみになって来たね、こりゃ。いろいろと細かなチューンを試すミリメーター氏だけれど、今回のもちょっと興味深いですね。ハイハット効果かな。

    2. いつか私も よしおか より:

      釣果がなかったルアーで釣った時って嬉しいですよね!しかもフラップチューンとは。良型ですしやりましたね!
      一方わたくしは松澤さんの臨場感ある文章で釣りに行った気になっている今日この頃。。元木さんも言ってくださっているようにいつの日か良い報告をしたいものです。

      1. Masami Motoki より:

        待ってますよ〜!

    3. ミリメーター松澤 より:

      よしおかさん、ありがとうございます。
      いつの日か、を楽しみにしております。
      冬でも可能性は(多少..)あると思いますので、ぜひ。

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