Tsunami Times
Special
Fishing Art & Craft展終わる。渋谷は東急ハンズで行われたそのイベントは先週の金曜日に幕を閉じた。ご来場の皆様、そして出展者およびスタッフの皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
フライフィッシング関係の皆さんや、腕利きのイラストレーターの皆さんとの出展は、もちろん新鮮で刺激に。ご来場の皆さんも同じではなかったかと思う。そもそも渋谷のハンズでのこともあろうに釣りイベントってことが、例のFishing Safariに次いで画期的ではあるのだけれど。
ライブペイントをオーダーしてくれた皆さん、それからワークショップに参加してくれた皆さんは、仕上がりをどうかお楽しみに。只今コーティングに取り掛かったところです。
毎回完売となる八百板画伯がうちのプラグに描くと言う企画は、このところのイベントでは恒例となっていて、今回もその例に漏れず完売。10万円のウシガエルに5.5万円のSweepy JG×2はめでたく旅立って行ったとさ。おまけにこの際安く売るつもりはさらさらなく、6万円を付けていた元木によるハンドカービング&ハンドペイントのあのMighty Arrow Grandeさえ旅立ったのはまことに嬉しい限り。
ただし、冒頭の同じく元木がハンドカービング&ハンドペイントのウシガエルは売れ残り。ま、これも7万円ですから、そうそう売れるとは思ってなく、そのうち売れたら嬉しいと思っているところ。
売れ残りと言うと聞こえは悪いが、足らなくなるよりは少々多めに作るのは慣例。と言うわけでそう多くはないですが、イベント・スペシャルは今回もあります。
Little Rock
Product by E-No. Products
Single
Length : approx. 140mm
Price : ¥14,500 + Tax
Semidouble
Length : approx. 195mm
Price : ¥15,500 + Tax
Material : Walnut [Oil Finish]
適合シャフト : 直径13mm×長さ90mm以内YAMAGRIから数えるとすでに何代目かになる今回のLittle Rockは、あのStrikecasterに次ぐイーナンバープロダクツとのコラボレーションモデル。彼なりの解釈でLittle Rockを削っていただきました。シングル、セミダブルともに両者の特徴がうまく融合した、見紛いようもなくLittle Rockではあるけれど、今までにないLittle Rockであると言っていいかと思います。Head Cap
Material : Aluminum
Length : 43 mm
Outer Diameter : 26.5 mm
Aperture Diameter : 16.0 mm
(フェルールが乗る開口部の内径)
Weight : approx. 16.7 g
Mat Black Silver Line
Price : ¥7,000 + Tax既発のラインとローレットがユニークなヘッドキャップのマットブラックに再度加工を施してシルバーのラインを入れました。タックルに彩りを添える凝ったデザインはまるでハイエンド・オーディオのつまみのよう。フェザーウェイト、ブライトリバー、グ ラスアイ等のグリップに適合します。Strikecaster Key Holder
Product by E-No. Products
Material : Walnut [Oil Finish] + Brass
Size : 86 ×40 mm
Price : ¥3,000 + Tax文字通りStrikecasterのヘッド(?)部分がそのまんまキーホルダーになりました。実際にヘッドの部分を一段削ぎ落とす際に出た板が素材となっているので、Strikecasterの数量分しか生産出来ません。これに雰囲気抜群のブラスパーツを合わせ、さらには同じくブラスの「273」プレートまで付属。Sweepy J del Plastico – Koji Yaoita Paint Replica
Size
本体全長 146 mm
37.5-38.5gプラスチック製Color
#1 W-face Large & Small Mouse Bass
#2 W-face Fishing All DayPrice : ¥5,800 + Tax
イラストレーター八百板浩司が実際にSweepy JGに描いた見事なアートを、そのままスケールダウンしてSweepy J DPに転写した労作。#1 W-face Large & Small Mouse Bassと#2 W-face Fishing All Dayの2種類あり、どちらも左右非対称のモチーフが描かれています。息を飲む八百板浩司作品をお気軽に手にすることが出来ます。ピックのフィンも新カラー。これらのリミテッドのお求めは、津波ルアーズ・ディーラー、もしくは当オンラインストアにて。オンラインストアは反映までに時差がありますので、お急ぎの方はメールにてお知らせを。
さてと、もうひとつのスペシャルは、淀川でのゴミ拾いの後、出船してようやく釣れた今期初の魚。ヨンパチ、そして2kgはあるでしょうか。パクっと食ったと思ったら、引くわ突っ込むわ。とても嬉しい魚でした。
それまで2度のミスがあったもんだから、よっぽど釣らせたかった同船の本山が「合わせて!合わせて!」と思わず。それがまあ可笑しくて可笑しくて、ということもあってのご覧の表情ということもある。
ちなみに俺の場合は巻き合わせなので、出た瞬間にロッドをガツンとやることはまずない。ヴィキタンでさえそうだ。長くやる間に身についたやり方で、だからと言って他人より乗らないということもないし、他人よりバラシが多いということもないはず。うろおぼえなので間違っていたら申し訳ないけれど、ドクター柏木がおっしゃっていたことでもある。(ビデオ見ながら、魚が出たら巻いてロッドを立てる練習をすればいいと、ドクターがどこかで言っていたような)そうそう、昔行ったオーストラリアのガイドは「Don’t Awase !」つまりは「合わせるな」が口癖でもあった。
誤解があるといけないのでちょっと説明。例えばこれを釣り上げる前のミスは何がいけなかったかと言うと、出た瞬間のラインの緩みが原因。これをなくすということが出来ていなかったということ。巻き合わせ、つまりはラインを素早く巻き取りつつロッドを立てるということが肝心なのだ。逆に言うと、このラインスラックこそは曲者。
巻き合わせすることの効用は、フックアップ出来なくても、すぐに次のアクションに移ることが出来ると言うことにもある。だから追い食いにも対応出来る。ここでガツンとやってしまって、例えばルアーがポイントを離れるなんてことになると、そこにいるかもしれない食い気のある魚の次のバイトをみすみす逃すと言うことにもなるのだ。メキシコの映像を見てくれた人ならおわかりかと思うけれど、デカいやつの中には、最初のバイトでルアーをポンっと跳ね上げたと思ったら、その後のアクションで再度ガバっと出て食うやつが少なくない。それはミスってもそのままアクションしていないと取れない魚ということになる。
また、この方法だと、合わせた瞬間にルアーがこっちに向かって飛んでくるという事故も減るはず。
その後、デカいのが乗ったと確信したら追い合わせをやることはある。例えばLEYENDA EN VAMONOSの中で明石の足をロッドでヒットしたのはまさにこの追い合わせだ。
人それぞれやり方はあると思うが、このやり方にはまず間違いなく一理ある。だから、もしも「合わせる」ということに迷っていたら「巻き合わせ」がお薦め。
余談が長くなった。いわゆる初バスはここ最近では一番遅かったのかな。そういうこともあったし、今年は琵琶湖だけじゃなくて淀川にもちょいちょい行って良い魚をものにしたいと思っていたから、これがスペシャルに嬉しかったのでした。
19/06/04