Tsunami Times
琵琶湖とAcorde
ついこの間NHKの朝のTV番組に出演していた男と釣りへ。ま、しかし、あたりまえだけれどだからと言って特に変わりはなく、結果もNBNFといつもの俺たちといっしょ。先日の淀川の初釣りの儀と同じく琵琶湖の初釣りの儀も滞りなく終える。
それにしてもT字路sのあのNHK出演は、なんだか観ている方さえ胸のすく思いがした。それだけ圧巻でもあった。大したものだ、ほんとに。
そのT字路sしのちゃんは来月にツアーを控えて、このところ鬼のように釣りに繰り出しているご様子。これもまた変わりなく、相変わらずの好きものっぷりは相変わらず潔い。
琵琶湖のご様子も相変わらず俺たちには厳しい。たまにはサプライズがあってもいいと思うのだけれど。ただ、ここへは久しぶりにもかかわらず、七色へ繰り出すのとは違い、やっぱりホームへ帰ってきたような安心感がある。三十年来、シーズンになればほぼコンスタントに通っているわけだから、それもそのはずかな。
去年コテンパンにされたことなんてすっかり忘れて今年も懲りずに伺うことでしょう。
件のアコルデはオンラインストアでもご予約開始。ただし、これには予定数量というものがありまして、そこに達すると予約終了です。
ところでミナミ240からこのロッドに関して質問ありました。彼には個別で返信したものの、同じ疑問をお持ちの方もいると思うのでここにもまとめます。アコルデ70は一般的な概念でいうところの7フィートのロッドです。全長213cmほどなので、1ft.=30cmとすると、ほぼ7ftであるから。それに比べてTsunami Luresの基準も含めたほとんどのトップウォーターのロッドの基準が少々曖昧で特殊。それはトップウォーターのロッドの場合、グリップが脱着式で、かつ別売りであるということがほとんどで、すると当然全長はグリップの長さによって変わるからなんです。そんなわけで同じ6フィートとはいっても各社によってちょっと違ってくる。また、さらにうちの場合は主に2社にロッドを発注していて、ブランク自体の長さの基準も実はそっちに依存してます。だから例えばModernoとSukiyakiでは、同じ6フィートでも若干誤差がある。ちなみに6ftという場合のうちのロッドはブランク長(フェルールも含む)は160cm前後で、グリップにセットすると隠れてしまうフェルール下端4cmを引くと156cmくらいが実際のブランク長。フィッシュボーンのセミダブルは32cmほどだからブランク長156cmとセミダブルグリップ長32cmを足すと188cmとなる。するとこれは一般的な基準に照らし合わせると、6.3ftほどなんです。上の画像はグリップ部も含めたロッドの長さ自体を比べたもの。TULALA以外のロッドにはうちのフィッシュボーンのセミダブルグリップをセットしています。
上から全長213cmのAcorde 70、Sukiyaki 66、Acorde 66、Moderno 60、Sukiyaki 60HFです。Acorde 70は当然最長なのだけれど、Sukiyaki 66とはそれほどは変わらない。また秋に発売を控えるAcorde 66はSukiyaki 66より実は短く、うちの従来の基準からするとおそらくは63くらい。
また、ブランク長だけで比較したのが上の画像。グリップの上端、つまりはブランクの下端を揃えて撮影してあります。Acorde 70 172cm、Sukiyaki 66 170.5cm、Acorde 66 161cm、Moderno 60 159.5cm、Sukiyaki 60HF 155.5cmの順となる。Acorde 70とSukiyaki 66、それにAcorde 66とModerno 60はあまり長さが変わらない。
これはAcordeのグリップがフィッシュボーン・セミダブルより長いから。Acorde 70はグリップ長が405mm、同じく66は365mmある。これは一般的なトップウォーターロッドのグリップに比較してもかなり長く、この点もAcordeは少々特異だと言える。
これはTULALAの基準の方に寄せてある。(それでもこのグリップ長はTULALAにすると標準以下)それは元木自身がこの長いグリップをテストしてそれほど違和感を覚えなかったから。またもうひとつは、それによって長いロッドの持ち重りを防ぐ効果も期待したから。実際に元木はSukiyaki 66には先重りを感じることもあって、これはAcorde 70の場合ほほぼ解消していると言っていい。Acorde 66もその点ではとてもバランスが良いと思う。
このあたりはプラッガー歴一年のミナミ240君ならずとも分かり難い部分だと思しますが、さていかがでしょう?お分かりいただけたかどうか。
本日は未聴だったペンギンカフェの一昨年のアルバムをヘビーローテ。いつだったっけ?彼らのライブを目撃したのは。あれは衝撃的だった。退屈なんじゃないか?なんていう一抹の不安は一瞬のうちに霧散して、あっという間の終演だった。究極の生アンビエントとでも言うのか。
まったく見逃してしまっていたこの最新作(?)も相変わらず。
その後かかったのはオス・リチミスタス。しっかりアイデンティティを感じさせつつ、フューチャリスティックなセンスが抜群なのだ。未来型サウダージ、と言ってももう14、5年も前のアルバムで、彼らのその後は一体どうなっているのか、なんだかまたぞろ気になってきた。
21/03/16