Tsunami Lures

ソニック・シガー、このプラグはメキシコでの12lbsを筆頭に国内外で数々の戦績を誇る、もはや津波ルアーズの看板的ペンシルポッパーである。ラッカーフィニッシュ、Lリグ仕様、ブランニューカラーでのリニューアル・リリース！

アピールをともなったスムースなスケートがソニック・シガーの最大の魅力。例えばワンドの奥に広がるシャローフラットや馬の背を広範囲に探る。林立する立木を縫うように走らせる。気持ち良くスケートする速さでテンポ良く探る釣り、それがこのプラグには向いている。

また、着水時以外、ポーズを入れないというやり方も案外いい。

多少強く煽ってスプラッシュを上げるとか、移動距離を短めにターンなんて言う使い方も出来る。ちょっとした竿先の加減次第で、こちらの意図に思い通りに応えてくれる。ロッドをアクションさせず、リールの回転のみでもソニック・シガーはステディーに応えてくれるはずだ。

1ozクラスのプラグをチョプーンッ、チャプーンッ・・・そしてドバッ！これこそがトップウォーターにおける醍醐味で、ソニック・シガーはそれを体現するプラグである、と自負する。そのくらいこのプラグに対する信頼は揺るぎない。

前々回あたりから塗装現場が手元に戻ると同時に、切り口がユニークなペイントがいくらか復活出来たと思っております。さらにカラーパターンの幅を広げてみたいと思いつつある今日この頃。

ラッカー・フィニッシュ : 　2006年以来のラッカー・フィニッシュを復活。ウレタン・フィニッシュと比較すると下地からコーティングまでの塗装が一体化して剥がれ難く、またそれ自体が硬いという特徴がある。またウレタンよりもコーティングの厚みは薄くなりがちで、故に多少の手間がかかる。独特の朽ち方や質感がラッカーならでは。

Gaucho(ガウチョ)ではロッド操作に軽快に反応するクイックなスケートと、見た目のシェイプを変えながらのフラッタリング、そしてそれにともなうフラッシングをシンプルかつ武骨に表現した。これらのアピールは時として驚異的な効果を上げることがある。

それをなるべくなら殺すことなく、さらにもう少しアピールが加えられたら・・・という贅沢な要求に応えたのがこのGaucho+(ガウチョ・プラス)なのだ。

カップによるポップサウンドとスプラッシュ、プロップ（新開発オリジナル・ミニ・プロップ）

によるサウンドとスプラッシュ、どちらもひかえめにではあるけれど、絶妙にミックスすることでとても大きな効果を得ることが出来た。

また、Gauchoと同じく、マテリアルに比重の比較的軽いアユースを用いることでアクションを軽快、そしてリズミックにすることに成功している。2カ所にウェイトが入っているにもかかわらず、Gauchoが意外に軽いと言われる所以だ。

ユニークでオルタナティブな発想を象徴する、自信のカラーバリエーションは6色。