Tsunami Lures

少し跳ねた、ファンクのような複合的ビートは、リトリーブすることによって可動式カップが空気をはらむ音、そのカップがアルミリベットと当たる音、さらにボディーのフロント部とリア部が触れ合う音、それら全体が水を掻く音が規則的に繰り返されることで刻まれる。

それはあまりにもテクニカルな、例えばフュージョン的なビートと言うよりは、ちょっと引きずるようで泥臭く、しかもぐねぐねとした、まさにファンク的ビートと言っていい。それがどうにもバスをいらいらさせて、そして遂には襲いかからせる。

カポカポとカショカショとコトコトがシンクロする、ノイジーというジャンルにおいても際立ってノイジーなサウンドを発するのがネオ・ビーツ・シリーズ。ビート・クイーン・ジョインテッドはその中にあって、中程度の大きさのジョイントボディー、カップは大きい方のサイズということになる。

ジョイントボディーはそうでないものより引き抵抗が小さく、ビートのピッチが短いことが特徴。さらにこのモデルよりジョイント方法が従来のヒートン&ヒートンからプレート方式に変更。

エジーニョ・プロップの右回りと左回りの2個セットです。

3rdのレイク・ビワ・ブルーは1stと2ndの中間くらいの色合いに調色。ヴィンテージ・フェンダーのカスタムカラーにより近くなった。

Sukiyaki60Hは琵琶湖からリザーバー、そしてメキシコまで、津波ルアーズ・元木の使用頻度が最も高いロッドのひとつ。またVickitanシリーズにも元木はこれを用いる。

Sukiyakiシリーズはグラスとカーボンのコンポジット。HにはEグラスを外側、中弾性カーボンを内側に巻き、さらに太めのバットにカーボンの割合を多くすることでパワーを持たせてある。

これがどんな強い魚にも負けない強靭なバネと柔軟なキャストフィール、相反するこれらの要素を高い次元で実現している。また、5/8ozあたりから1.5ozあたりまで難なくキャスト出来てしまう、とてもレンジの広いロッドであることもその特徴のひとつ。

3rdのスレッドカラーは2パターン。サイドのターコイズブルーとホワイトは共通で、メインイメージとなるスレッドにゴールデンイエローとパープルのバリエーションがある。

キャスト&リトリーブが基本。それだけで水を受けウォブリング、そしてリップが可動してサウンドを発する。曵き波はとてもパワフルでアピール抜群、リップのサウンドはカチコチ、まるでメトロノームがリズムを刻むごとし。
これで釣れないわけはない。

リップが可動して音を出すライブリーは、過去にあったのか、なかったのか。それにしても、この画期的システムにはかなりの年月を費やしてしまったことは確かだ。現存していて手に入るのはおそらくこれだけでしょう。どうかお試しあれ。

Tsunami L rig:
今回よりリグにはオリジナル・ステンレスLリグを採用しています。素材に従来のLリグにはなかったステンレスを採用することで剛性が上がりました。またロングバージョンはネジ切り部を長目に取ってあり、これによっても強度はUPしています。

オリジナル・リベット:
リアに付くリベットも今回よりオリジナルになりました。Slapphappyにはアルミのリベットが付いています。今後、ルアーによってはステンレス製ノリベットが装着される場合もあります。ステンレスはウェイトも兼用です。またアルミ、ステンレスともに強度が上がり、オプションでヒートンも取り付けが可能となりました。

Slaphappy は「（パンチを食って）ふらふらの; 上きげんな; でたらめの」と言うようなパンチ・ドランカー状態をさす言葉で、そこから派生して呑気で楽天的な生き方を表す言葉として用いられる。また一字違いのSlapp Happyは70年代初頭に端を発する一部で伝説的なバンド。アメリカ、イギリス、ドイツの混成ユニットで、そのボヘミアン的音楽性はプログレッシブでポップでアバンギャルド。一般的にもポップスとして充分に通用するものの、少し奇妙な側面を持ちあわせており、いわゆる一般的ポップスとは別の地平のものである。

フィールドでの非日常から日常まで、Fishaholic（「釣り中毒」を意味する造語）を静かに主張するショートスリーブ・スウェット・シャツです。フロントのチェーンステッチのワンポイント刺繍、バックポケットのプリントがアクセント。

柔らかな肌触りでオーソ−ドックスな色合いのいずれも裏パイル仕様。汗止め他のディティールがヴィンテージっぽい雰囲気です。レイヤードでオールシーズン活躍することでしょう。

頃よいスピードでタダ引きすれば、テール部を持ち上げ、まるで生き物のように生々しくモンロー・ウォーク。また、180°テーブル・ターン、キックバックもお手のもの。その性能はダーターの枠にとどまらず、さらにその曲線美はファンからの評価も高い。

幾多のリクエストにお応えし、もう四度目のリリースなのである。
2008年バージョンは御覧の通り、ステンレス製(0.5mm厚)のいわゆるチン・ガードが付いてマイナーチェンジが施されている。これによりヒートンの締め込みによるコーティングの損傷、割れやすかったリップ部の破損を防止。さらに使い易くなって、表情に雰囲気が増した。

「くじらフェ」の意味は？「くじら」は文字どおり海の哺乳類、形が「くじら」っぽいことから。「フェ」は「カオリフェ」とか「イカフェ」なる韓国料理に由来する。「フェ」とは韓国語で「刺身」の意。つまり、「刺身」転じて「生々しい」と言うわけ。

津波ルアーズのアパレルライン＝music for every FISHERMANがかのGlass Factoryのプロデュースを得てお贈りする「Plugger’s View」は、トップウォーター・プラッガーにとって必要充分な機能を有する、クラシカルかつユニークな大人の偏光グラスです。

今期のモデルは待望のフリップアップで、セルフレームのウェリントンタイプとボストンタイプ、メタルフレームのスクエアタイプとオーバルタイプの4種類。凝った作りの跳ね上げ式フレームは、去年のクリップオンとともに随分前から渇望していたもののなかなか供給してくれるところが見つからず、今回ようやく。メタルフレームに至っては30年ほど前の日本製デッドストックを奇跡的に発掘していただいた希少品です。

光量が急変するシチュエーション、例えば日向と木陰、トンネルの出入り口、まずめの時間帯等に、パッと跳ね上げる、あるいは下げることが出来る利便性は想像以上。お近くのメガネ屋さんでクリアレンズを度付きに取り替えるのもお勧めです。

フリップアップ式の偏光レンズは驚くほどクリアで、晴天から曇天、昼間からまずめ時まで視界良好な鯖江はコンベックス社製、フリップアップした際にも紫外線および物理的な事故から眼を守るクリアレンズは、同じく鯖江は乾レンズ社製。

「かっこいい！」としか適当な表現が見つからない。こんなにもバカバカしく、そしてこんなにも粋なリールがかつてあっただろうか？！
「釣りに音楽は必要ない。ましてや楽器のような釣具なんて意味がない。」そんな実用一点張りの、あるいはその他難癖を付けたがる諸兄をぶっとばし、こうして徹底的に遊んでしまうところが実に津波ルアーズ的だと思っている。

焼けたラッカーのような色合いの「Ivory」、漆黒の「Blacky」、ワインの霧という名の「Burgundy Mist」・・・3カラーのどれもがFenderエレキギター調。しかも「Ivory」にはべっ甲調の3プライ・ピックガード・・・ならぬパーミングガード(?!)、「Blacky」と名付けた漆黒のサイドカップにはヴィンテージ・ミントグリーンの３プライ・パーミングガード、「Burgundy Mist」にはパールホワイトの３プライ・パーミングガードを装着。その上キャスコンにはリール用にカスタムしたVOLUME(TONE)ノブ(?!)、それぞれアイボリー、ヴィンテージ・ミントグリーン、同じくヴィンテージ・ミントグリーンのTONEをコーディネート。さらにはいぶし銀のオリジナル・エンブレムがブランドコンセプトを高らかに象徴するのである。　

また、ハンドルとドラグは波をモチーフにしたどちらもシンボリックでしかも奇抜に陥らないユニークなデザイン。ハンドルのノブは使うほどに味を醸す特殊加工の真鍮製。

ジルバというダンスがあって、これは英語で書くと「Jitterbug」となる。いらいらする、びくびくする（jitter）虫（bug）のような動きのダンスというようなことだろうか。
余談ですが、これを日本風に読めば当然「ジッターバグ」となるところ、このダンスに限ってはネイティヴな発音（それ風に発音してみると、なるほどジルバと聞こえなくはない）がどういうわけかそのまま日本語の表記になっている。ちょっと不思議。

そんなダンスの名前を冠された、フレッド・アーボガスト社の「ジッターバグ」というプラグが名作であるということに異論はないと思う。

このプラグのフロントに付いた大きな金属製のカップがあの何とも言えないアクションを生む。ところがあのカップ、元々は水中へとプラグを潜らせるために開発されたものだったとか。それをたまたま逆に使用したところ、ジルバのように踊った、と言うことらしい。この秀逸なシステムを良く言えば応用した、悪く言えば盗んだのが、津波ルアーズのネオ・ビーツ・シリーズだ。
もちろん開発当初、そのままではいけないと考えて、いろいろと工夫を凝らしたものだ。うちらしい形をいろいろと考えてみたり、波の刻印を考えてみたり・・・そうこうしているうちの出来事である。本来こういうカップは固定するために3本のビスをうつ。それにカップのRに合わせてボディーのシェイプをいくらかは考える。

for Maniac

カーボンソリッドの上にグラスを巻いた、おそらくは世界初の奇天烈変わり種トップウォーター専用ロッドFUNKALLERO(ファンカレロ)の2ndヴァージョン。

ソリッドカーボンとその外側に巻いたグラス素材がもたらすのは、グラスのようなしなやかな曲がり特性と、それとは相反するトルクです。

これにより、軽いプラグはもちろん、少々重めのプラグも弾性とトルクを生かした気持ちのいいキャストが可能。魚の引きを楽しみつつ、強い引きをも吸収してバレ難く、寄せ易いという利点もあり。

2ndはカーボンに1stより高弾性のものを用い、さらに外径を落として設計。4〜5gの軽量化をはかりながら、弾性を維持しています。また、グリーンとパープルを大胆に配色したスレッドアレンジで、ガイド部分にはダブルラッピングなんて小技も利かせてあり、見た目にだって手を抜いていません。

限定30本。FUNKALLEROはマニアックなあなたのためのロッドです。