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  • これほど待った釣果がかつてあっただろうか?

    24/07/01 ミリメーター松澤 / Slapphappy Beaver

    ということで、やっと魚を釣ったご報告ができる日がやってまいりました。

    その日はいかにも梅雨という感じで普通に考えれば絶妙な気候、篠田さんと
    「今日釣れなければいつ釣れるのだという感じだね」などと話つつ、一方で今日
    もおそらく釣れないであろう、と思っているスレた私でした。
    湖には霧も出て雰囲気は最高なのですが朝まずめから反応はなく、また魚の姿も
    見えずそのまま8時くらいとなり、もしかして今日もダメかなと思いつつ、実績
    のある大曲エリアに到着したのでした。
    昨年の夏にこのあたりで釣れていた頃の思い出に浸りながら釣りをしていると私
    のオルカフェにその日初めてのチェイスあり、その直後に篠田さんのビーバーに
    バイト、しかし乗らず。
    これは時合いかな~と一応思うことにしてルアーをビーバーにチェンジ、レイダ
    ウンの奥にルアーを投げて枝の真横に着水、少しポーズして巻き始めた直後に派手なバイト、
    手には重たい生命感が伝わりました。
    しかし久しぶりすぎて釣れたということがにわかには信じられず、びっくりして
    いると同期に何故か頭はぼうっとしているという不思議な状態となり、そしてど
    うしたら良いのかもわからず、もう無様に慌てるばかりでした。
    その魚はかなり元気で引きが強く、またネットには絶対に入らないという態度で
    あったためランディングに苦労しましたが、篠田さんのアシストでなんとかバラ
    さずに釣り上げることができ、ありがたいことでした。

    あまりにも久しぶりであったことと、自分にとっては大きな魚であったこともあ
    り、釣れた後はもう本当に魂が抜けてしまったような状態となり、嬉しいは嬉し
    いのですがそれよりも何だか謎の感傷みたいなものに包まれ、むしろ非常に静か
    な気持ちとなったのでした。
    その後も終了まで二人して頑張りましたが反応薄く、この日はこの一匹で終了と
    なりました。

    桟橋に戻るといつもならボート屋の方が「いかがでしたか?」と聞いてくださる
    のですが、おそらくあまりに釣れない私に気を使ってこの日に限って何も聞かれ
    ず。
    これではなんだか申し訳ないと思い自分から釣れたことをお伝えしたところ、大
    変に驚かれ喜んでくださいました。
    そして桟橋に居合わせた他のアングラーの方にもおめでとうございます、うらや
    ましい、などと言っていただき、安らかな気持ちで釣りを終えることができたの
    でした。

    思えば昨年の10月頃から相模湖では釣れなくなり、これはまずいということで
    場所を亀山に切り替え何とか2匹を釣り、それを最後に釣れないこと約8か月…
    その間も冬季も含めほとんど毎週通っていたのです。
    例年であれば真冬はともかく3月から4月あたりには初バスを釣り、その後暖か
    くなるにつれポツポツとは釣れていく感じであったのですが、今年は初バスまで
    が本当に長い道のりでした。
    ではこの後釣れるのかというとおそらくそうではないので先行きを考えると非常
    に恐ろしいのですが、引き続き津波ルアーで大物を釣るべ取り組んでいきたいと
    考えています。


    そんな顛末の、遅れてきた初バスでした。
    このように厳しい相模湖ですが、元木さんもぜひ遠征にお越しください。
    それにしても、ビーバーとはやはりすごいルアーであると感じています。
    3連ビーバーが非常に楽しみです。

    取り急ぎ、ご報告まで。
    ありがとうございました。

    「これほど待った釣果がかつてあっただろうか?」への1件のフィードバック

    1. Masami Motoki より:

      待ってましたも待ってました。こっちまで嬉しい。感無量なんて気持ちはトップウォーターだからこそ。ここを見た人も喜んでくれると思います。次は案外早くやって来そうな気がしますけど。
      ビーバーはやっぱりいいルアーっていうか、うちでは一番の釣れ線ルアーですね。3連もいいのだけれど、3連は2連以上に何かがあると感じることが出来るまで、もう少々お待ちいただきたい。それより先に2連ビーバーの再リリースに取り掛かろうかと今思っているところです。

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