Tsunami Times

  • TSB

    サンバーストのビザールギターにタバコサンバーストのジャガー、そしてマスタング

     TSBには、ま、それなりの思い入れのようなものがあって、二十年この方いろいろな形でそれを投影して来た。ルアーに塗った当初はそれはもう人気だった。そんなことやるやつはほとんどいなかったから。

     もう二十年近く前、当時、道楽にいた藤原だけは別で、やつが電話をかけてきて「あのグラデーションのかかったギターのカラーってなんて言うの?そういうカラー塗ってんけど・・・」って聞かれたのが津波ルアーズが塗るきっかけ。この顛末は何度か語っているから知っている人も中にはいるかもしれないのだけれど。だからオリジナルは実は藤原である。(ちなみに現在に至るまで藤原が塗ったそのTSBは見たことはない)ま、俺もそんな風にふるまったりするから余計に津波ルアーズが最初だと思っている人もいるだろうけれど、告白するとそういうこと。パクリと言われればパクリです、はい。

    当たり前ですが、TSBのリールには似合います。でも、他の色にだって合わせやすい。

     少し前にはこれをやたらと塗るフォロワーが増えて、いったいそれってどうなんだ?と、最初にパクった本人が疑問を感じて「じゃあ、俺は止めとこ」なんていう時期もあった。(勝手なもんですね。でもそうこうしているうちにこれがスタンダードになったりするのかも)それに、すっかり飽きられてめっきり売れなくなったりして、塗るのを止めていた時期もあった。でも、今もこうして塗っているところを見ると、まあやっぱりこれが好きなんでしょう。

    プラグもこうして並べると壮観

     そこで今回は遂にグリップ、しかもリールシートの部分に塗ってみたというわけです。前からやろうとは思っていたのだけれど、そんなことしてくれる業者はまずなかなかいない。ブライトリバーのおかげもあって、今ではそういう環境が自社の工房で整ったということ。そう、つまりは家内制手工業のように、つまりはルアーと同じように自社で塗るということ。自分で、もしくはジョニー・ヨシイが。実はまだやつには断ってはいないので、やっぱり元木が塗る羽目になるかもしれないのだけれど。

     握りはStrikecasterに続いてE-No. Products製。彼の解釈のLittle Rock。去年のイベントではグリップ部分だけ少しだけ販売したので知っている人も多いと思うけれど、これがなかなかいかしている。元木は一発目のサンプルにOKを出しました。TSBにも申し分なく似合うし、もちろんシルバーもあり。

     シルバーとTSBではあまりに手間とコストが違うので、今回は価格に差を設けました。ただ、コストカットしたので、以前よりはいずれもリーズナブルです。

     というわけで、Little Rock Rod Handleのご予約開始。2/23まで。出荷は3月上旬の予定。ご予約はディーラー、もしくは当オンラインストアにて。

    Sonic Ribot !

     同時にご予約予定のつもりだったSonic Ribotは事情により少々遅れます。

    Little Rock Rod Handle
    リトル・ロック・ロッド・ハンドル

    Single
    Length : approx.  285mm
    Weight : approx.  155g

    Semidouble
    Length : approx.  340mm
    Weight : approx. 166g

    Color : TSB
                Polished Silver

    Grip Material : Walnut [Oil Finish]

    Grip made by E-No. Products 
    Reel Seat made by Brightliver Tackle co.
    Head Cap & Stopper Screw made by MTYM 

    Price
    Polished Silver – Single ¥32,000 + Tax
    Polished Silver – Semi Double ¥33,000 + Tax
    TSB – Single ¥38,000 + Tax
    TSB – Semi Double ¥39,000 + Tax
    TSB – Single [Silver Line Head Cap] ¥38,500 + Tax
    TSB – Semi Double [Silver Line Head Cap] ¥39,500 + Tax  
     

     津波ルアーズとその周辺のクラフトマンたちのクリエイティビティの小さな結晶、それがつまりリトルロックなのである。機能ばかりを優先せず、雰囲気を持ったルアーやタックルをデザインする、そういうベクトルの上にカスタムされたリトルロックは、使えば使うほどストーリーと趣を感じさせるツールに変容して行くはずだ。

     ごつごつしていて文字通り岩のごとし、しかしどこか優しいグリップ部分は、Strikecasterに次ぐイーナンバープロダクツとのコラボレーションモデル。

     ローレットが太めで武骨な雰囲気のオリジナル・ストッパースクリューはブランニュー、もちろんライン入りでローレットが特徴的なヘッドキャップもオリジナル。マットブラックにはオプションのシルバーライン入りもあります。

     有機的なウッド部分とマッチして、そのラフで精悍な印象に寄与するカラーは、ポリッシュで仕上げた素材そのままのシルバーと津波ルアーズの工房で塗装されるタバコサンバースト(TSB)。

     初登場のこのTSBは、同じく津波ルアーズの工房で塗られるTSBのSonicmasterとならもちろん相性抜群。インパクトはあるものの、それ自体はシックと言って差し支えないカラーなので、他のカラーのリールやロッドともコーディネートしやすいでしょう。

    ※ TSBは塗装ですので衝撃の程度によっては剥がれます。ご了承下さい。
    ※ご覧いただく環境により実際の商品と色味が異なって見える場合があります。

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