Tsunami Times
SlapphappyなReservoir Dogs
今日はお伝えすること満載でお贈りします。
まずは月曜のこと。レコ発のワンマンを終え、週末は七色に遠征していたT字路sの大きい方の人は、なんとそのまんま一旦東京に帰り、そして生まれて初めて(?!)遠征という行為に及ぶ松澤氏を迎えに行ってしまうという奇行に走る。気持ちはわかるが、3日で東京〜七色を2往復するなんてことをほんとにやってしまうところは、距離感クレイジーの篠田君にしか成せない技ではある。
そんなわけで月曜は彼らと合流して七色で釣り。そうそう、ちなみにしのちゃん、週末は早朝に釣ってます。写真は少々暗いので割愛してしまうけれど、だからこの日は期待大だったのでした。結果はしかし、あえなく三人ともにオデコでしたが。
初めて会う松澤氏は、その誠実さと、そしてそれなりに経たであろう人生の悲喜交交の経験が、その風情からなんとはなく垣間見える、そんな人でした。ボウズにも関わらず「来てよかった」とも。
彼が使っているうちのボートバッグがそのあたりを如実に物語るのです。最近またこういうのを作りたいな、と思っているところに、ボロボロになるまで大事に使っているこれを見せられたので、その思いをさらに募らせた元木でした。
今日は相変わらず元気な九州勢のJr.と大坪君からの投稿あり。大坪君は雪の中とても印象的な魚を釣った模様。このところ苦労していただけに、これは嬉しかったはず。俺まで嬉しくなった。彼は陳腐なセリフというけれど、やっぱり「これだからやめられない」のだ。とても冴えている彼のコメントはこちらでどうぞ。
これでまた元木も再チャレンジする勇気が湧いた。次は釣れそうな気さえする。
ところで、先日登場のヨーイチは、俺が1年ほど前に削ったデカいNivaを1個と、レギュラーサイズとそれらの中間くらいのサイズのNivaのブランク数個を携えて西表へと帰りました。これらは海用にアレンジしてテスト予定。現実のものとなれば面白くなるのだけれど。
そしていよいよ今年最後のリリースのお知らせ。何度も何度もやられてしまって、それでもなぜか通ってしまう、パンチドランカー状態のレザボアドッグスにはお似合いのSlapphappy!
Slaphappy :「(パンチを食って)ふらふらの; 上きげんな; でたらめの」と言うようなパンチ・ドランカー状態をさす言葉で、そこから派生して呑気で楽天的な生き方を表す言葉として用いられる。また一字違いのSlapp Happyは70年代初頭に端を発する一部で伝説的なバンド。アメリカ、イギリス、ドイツの混成ユニットで、そのボヘミアン的音楽性はプログレッシブでポップでアバンギャルド。一般的にもポップスとして充分に通用するものの、少し奇妙な側面を持ちあわせており、いわゆる一般的ポップスとは別の地平のものである。
10年の時を経て蘇るファットなスラップハッピーは、あなたを恍惚の彼方へと誘うのだ。
前回は大して売れなかったカバもラインナップしました。なかなかこれがこのプラグには似合っていると思うし、ふるっているとも思う。だから懲りずに。
新色もあり。Scalyと名付けたこいつは、その名の通り鱗をアレンジしたもの。カラーの組み合わせもTsunami Lures流。
Slapphappy
スラップハッピー
Body Length : 85 mm
Weight : 5/4 oz Class
Material : Ayous
Urethane Finish
with Eddy Prop (Snip Tone)
and Pick Flap
Original Surface Rig
Hook : Dos Cactus #1/0
Color
Crazy Fish Mint Green [CF-MG]
Scaly [SCL]
Hippo [HP]
Psyche Oikawa [PO]
Blue Gill [BG]
SKULL [SKL] Glow
9,000YEN (+TAX)
ウォブルの水押しと水面に出来る引き波、そしてユニークなサウンドで誘う、言うなればこいつはTsunami Lures的バドである。もちろんコピーのような代物ではまるで面白みがなく、だからこその腐心そして注力の末の、リップが可動するという独自のシステムを備えるのがスラップハッピー・シリーズ。
そのスラップハッピー・シリーズのファットな初期モデルが10年ぶりにモディファイされて蘇る。これは実に興奮すべきトピックだ。
あのSlapphappy Beaver(通称ビーバー)の原型ともなった、浮力があって水押しの強いファットな形状を踏襲。初期と違うのはビーバー状に頭の上部分がシェイプされていること。ビーバーと同じようにベリー部をシェイプしなかったのは、リアに背負うパーツに対しての浮力を稼ぐためだ。
シリーズ最大の特徴である可動してリズムを刻むリップに加えて、リアにはエディプロップ(スニップトーン)とピックフラップをデュアル装着。これは可動リップとともに好評な、(シャッド・ミニDPにもバリエーションとして採用している)ハイアピールと呼んでいるシステムで、これによってプロップとフラップの両方の効果を得られる他、シリーズ中最もノイジーな仕上がりになった。
実はこの初期型には、元木自身が琵琶湖で揚げた4本の60upのうちの2本を初め、他にも幾多の伝説的実績あり。Tsunami Luresでもなうての猛者をぜひ。
そうそう、今回もOnline Limited Colorがあります。いつもうちのクラシックカラーをアレンジすることが多いのだけれど、今回もその例に漏れず、かつてよく塗ったウッドパネルです。これのバック側のカラーを、これまたかつてよく用いたレイク・ビワ・ブルーにしてWP-LBBに。その詳細はこちらでどうぞ。
Slapphappyは12/24(木)までご予約受付の上、同じく26(土)の出荷を予定しています。
20/12/16