Tsunami Times

  • Relic

     ヘヴィーレリックなMighty Eddyはハンドレッド親子所有のもの。Jr.がこれで退院を祝ってくれた。なんと出来た高校生だろうか。レリックな俺は涙がちょちょ切れるのである。それにしても年季の入ったエディだ。これにはこれの特有のアクションと効果が期待出来そう。

     さて、案の定、退院後は山積みの宿題にアップアップしているところ。ブログの更新さえままならない。三ヶ日限定オーダーのハンドドロウンカラベラは、ちょっとしたミスもあったのだけれど、お客さんの厚意にてことなきをえ、一つを残してほぼ描き終えた。レリックな俺のせいでご迷惑をおかけしました。待ちついでにもう少しだけお待ちを。

     その中からコーティングの上がったくじらフェJをリグ組みしていて改めて思ったのは、なんとまあよく出来たプラグなのだろうか、ということ。手前味噌には違いないけれど、造形もシステムも極まった感がある、と、思わずしげしげとこれを眺める元木だった。

     原型となったくじらフェは、そもそも思い入れのある初期のフラッグシップとでもいうべきプラグだということもある。加えて、これをジョイントにした際のアクションの出し方には、初期のそれ以来20年余りを経たTsunami Luresのスキルが集約されていると思う。その部分でもっと優れた人がごまんといることは十分承知だから、当然それは元木なりのということではあるのだけれど。

     同時にそこには25年分の反省もある。カッターで木を削るところからいきなりプロとしての経歴をスタートした元木は、それだけに実は木工に関して未だ素人も甚だしい。それでよくもまあここまでやってこれたとも思うが、それはその部分でプロの職人に頼ってきたからだ、ということを忘れがち。このくじらフェJを成型するにあたってかかったコストによってそれを思い知らされた。難しいことを木工に強いるからには頼む側の心構えも覚悟も必要だ。

     そんなこんなのここ数日中に舞い込んで来たのは、もともと懇意の人物からのSweepy J DPに関するオファー。面白いので二つ返事で引き受けたそれは、ブラックバスではない魚種にこれを使ってみたいというもの。ソルトではなくフレッシュウォーターっていうところも含めてちょっと意表を突かれてしまった。うまくいけばこのプラグにもうちょっと脚光があたるのだけれど、さていかに。

     それにそればかりではなくて、付録というにはもったいない広がりを見せそうな勢いがその話にはあるから、元木の60周年、Tsunami Luresの25周年にまたひとつ楽しみが増えた、かな。

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