Tsunami Times

  • Nostalgia de México 

     ハッピー師匠の投稿がメキシコへの郷愁を駆り立てる。

    「風の当たる、シャローフラットエリアにタバコをキャスト。お決まりのロングステイから、タバコお得意の首振りアクションでドッカンバイト!しかしルアーが弾き飛ばされて、ダメかと思った瞬間、再びモワンとバイト」

    これってまるでメキシコパターンなのである。1発目のバイトでベイトを弾き飛ばして弱らせ、2発目で着実に食う、ペンシルに出るデカいバスに多いのがまさにこのパターン。

     汚れを知らぬウブな魚の豪快なバイト。そこは愛媛のメキシコか?!

     ああ、メキシコ行きたい!

     最後にメキシコに行ったのは2018年5月。まさにそのパターンで出たのが画像の魚だ。午後、まだ日の高い風の当たる岬の先端へSweephonic Cigarをキャストし、しばしポーズを入れる。祈るような気持ちで丁寧に連続でスライドさせるうち、ドカーンとプラグが弾かれる。空中に跳ね上がったプラグが着水して数アクション、今度は見事に魚はそれを咥えるのだった。玉越さんの御前で取った会心の魚。DVD「レジェンダ・エン・バモノス」にもその様子は収められている。必見です!

     その遠征で活躍したのが上の画像のプラグだった。Niva DPがまだプロトタイプ。Whippinho JLはこの頃からプロトタイプが存在。あれから4年の年月を経て、ようやく量産サンプルが上がろうとしているところ。

     この時はこれをショートジャーク、あるいはダイブ&ダートさせて使うのがメソッドだった。遠征終盤のガイドのフェラルドには、釣れなくなるとこれを出せと言わしめるほどの信頼を得ていた。最終的にはこれをただ引きでも十分に使える形にブラッシュアップしております。

     そうそう、最新のFishing Safari vol.11とその前のvol.10でもこれを使っていて、魚もフックUPしているので、観ていない方はどうぞご覧あれ。

     画像の4つのプラグの他にSlapphappy Shad Mini DPも終盤も終盤に活躍。これはその日までメキシコ、特にこのエルサルトでただ引きは効かないと思い込んでいたから。それを同行の明石が覆すのを間近で見て、ようやく開眼してしまった最終日だった。それをもう一度確かめてみたい、どうしても。

     いつも言うのだけれど、こんな風にテストが進んで、出来映えを確認も出来て、さらにアイデアも湧いて出るのがメキシコで、そう言う意味でも高いお金を払って行く価値は十二分にあるのだ。

     最後に彼の地に赴いて5年、ブランドの25周年、元木自身が還暦を迎える来年には再度行けるのではと思っていたのだけれど、果たして・・・。

     そんなメキシコへのノスタルジアとリスペクトを込めて作ったCamporeeのキャラクターの刺繍入りキャップは、最近の俺のトレンド。この季節になるとコーデュロイとツイードのこのキャップは重宝しますよ。まだまだ在庫があるのでぜひどうぞ。

     フェルトハットおよびキルティングの裏ボアキャップも入荷。近日中に案内します。

     次のルアーも着実に進行中。これまたFishing Safariにも登場のMighty Arrow Mini Tandemです。実はこれもメキシコで試してみたいプラグのひとつ。

     それだけに最近レギュラー化したカラベラもしっかりラインナップ。

     そうそう、そのCamporeeコーデュロイ&ヘリンボーンキャップを被って、TNMLカラベラTeeを着てインスタでもお知らせしたのだけれど、今期2022〜2023FWよりあのROKXにギフティングしていただけることになりました。アウトドアアクティビティで活躍する人たちを応援するプログラムによりウェアを少し提供してもらえるんです。以前からこのブランドが好きだった元木だから、これはもう嬉しい限り。

     元木が最初にチョイスしたのは画像のMG DENIM CLIMB PRO PANT。コーデュラナイロンとストレッチ素材で出来たパンツです。クライミングのブランドだけあって、デニムとは思えない動きやすさ。履き心地も抜群。なんてったってコーデュラなので擦れに対する耐久性だってありそう。テーパーの具合もいいし、ヴィンテージライクな質感も良し。普段にも釣りにも活躍するはず。お薦め。

     今後はコラボアイテムも企画中。要注目。

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