Tsunami Times

  • Niva DPリリース前夜

     緊急事態宣言が全国に拡大された後のタイミングで、釣果報告を載せるべきが否か、正直なところ少し迷いました。でも、考えてみると、地元のフィールドで一人で完結するならば、散歩と大して変わらないし、距離を保てばOKであるというのは自明の理ではある。ただ、感染者の多い地域から少ない地域へ出かけるのはよくないだろうし、その逆も望ましくないと思う。それが現状の元木の見解。

     それにマニアくんの熱意を無下にするにはまことにしのびない。彼は彼なりに一生懸命考えてNiva DPリリースの後押しをしてくれているのだから。Niva DPリリース前夜のタイミングで(プロトタイプでの)奇跡のような釣果、これは本当にありがたいことで、元木には力になった。彼には本当にいつも助けられる。

     それが行きたいけど行ってはならない人の気持ちを煽ってしまって、遠くへ出かけるのを助長してしまう、という意見もある。でも、よくよく考えると、それは煽られる人の側の問題。

     しかし、見解はあくまで現状。今までもそうだったけど状況は刻々と変わるから、その都度判断が必要になる。ロックダウンはないとは言うものの、そうせざるを得ない状況が来ないとはいえないし、可能性は0ではない。そうなると釣りどころか外出さえままならなくなる。

     そうならないためには結局自粛ということです。そうしないと楽しく釣り出来る日なんて永遠に来ないから。

     元木はどうなのか。例年本格始動はまだ先ということもあるし、普段はジョンボートの釣りがメインで単独で釣りに行くことはないということもあり、今は釣りへの欲求を抑えることが出来ている。

     それに大阪の場合はすぐそこまでコロナ禍が迫っていることを実感するから、大げさではなくて、ちょっとした恐怖さえなくはなく、出来ることなら外出さえしたくないのが本当のところ。でも仕事には行かざるをえない。保育園に行けない息子と仕事場で過ごすことも致し方ない。もちろん仕事はしたいし、実際忙しいのだけれど。

     YouTubeでの動画の公開にあたって、玉越御大にLINEしたその返信に「コロナが早く終息して、ゆっくりと釣りに行きたいものですね」とあった。なんだかこれがものすごく身に沁みた。そう「ゆっくりと釣りに行きたい」これが我々の偽らざる総意。そのために今闘う。

     と言うわけで本日ご予約締め切りのNiva DP。これが売れないと「ゆっくりと釣り」どころかTsunami Luresの未来はないのです。在庫は豊富なのであわてる必要はないのだけれど、今買っていただくことがTsunami Luresの力になります。それに、来たるべき日へと妄想を馳せるには、とてもいい相棒になってくれます。

     さて、遂にその御大も登場した、Tsunami LuresのStay Home企画は、いかがでしょうか。第三弾を改めて見た玉越さんも「また行きたくなりますね」とのこと。いや、ほんと、そんな日が来ることを願ってやみません。

     それにしても、昨日は自宅のトイレから水が溢れて大騒動。こんな時期なので修理を呼ぶのも少々気を使う。加えてちょっと前から愛車が調子を崩していて、今日はディーラーへ。こんな時に限ってというようなことがどうも起こりがちだけれど、とにかく負けるわけにはいかない今日この頃ではあります。

     そんなことを書いているうちにリー・コニッツのサックスが聴こえてくる。九十を越えても現役だと、先日ここで紹介したそのリー・コニッツは、なんとコロナで急逝したのだそう。実に悲しい。

     facebookでこの事実を知ったのだけれど、その情報源のギタリスト&アーティストである内橋氏は、彼と共演したことがある(?!)らしく、その演奏を「聴いたことのないくらい美しい音」だったと表現していた。生でその音を聴いたことはないけれど、録音されたその音を聴くにつけ、その表現がリアリティをもって響くのだ。

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