Tsunami Times

  • Dawn & Drawn

     どんな夜明けも俺にとってはメキシコのそれを思い起こさせる。それが摂津だろうが七色貯水池だろうが同じこと。それにしても今朝の摂津の朝焼けは悪くなかったなあ。無味無臭で引っ張るとどこまでも伸びるレタスを食べる妙な夢を朝の少しのランニングで払拭出来た。

     夢といえば、先日、渡航直前にパスポートの期限切れに気づくという夢のことを書いたのだけれど、以前のブログネタのメモをたまたま見つけたら、そこには「スーツケースをどこかに置いて来て、このままだと飛行機にさえ乗れない。旅はもうめちゃくちゃで、それでもどうにかして修正しようと試みるけれど、当然ままならない。やがて夢の中でこれを夢だとさとる。ああまた夢か。いつになったら俺は旅に行けるのか。誰に言うともなく、そう夢の中でつぶやく」と書いてあった。パスポートじゃなくてスーツケース。ちょっと違うパターンですね。

     さて、ワールドカップのこと。

     意外に策士だったアルゼンチンと真っ向勝負のフランスだった。

     ディマリアの起用に見るアルゼンチンの策略とのっけからの勢いには呆気に取られてしまった。対するフランスはまるで精彩を欠き、グリーズマンとジルーを代えた時点で終戦かと思いきや、やっぱりフランスの選手層は厚かった、というか、どこまで厚いんだろうと感心させられた。終盤のエムバペは輝きに満ちていたし。ちなみに交代で出て来た選手のテュラムという名前になんだか聞き覚えがあると思ったら、元代表の息子とのアナウンスで納得。

     グリーズマンはやっぱり好きですね。ちょっと前に日本人を差別したとの報道があったのは未だ残念。何かの間違いだと思いたい。

     それにしても結局はメッシが勝って世界が納得した。決勝前の女性インタヴュアーの彼への言葉が全てを物語ってた。

    「私が最後にお話しするのは質問ではありません。ワールドカップの決勝戦が近づいています。私たち全員が優勝を望んでいますが、結果を超えて、誰も奪うことのできないものが1つあります。あなたはアルゼンチン人の一人ひとりに感動を与えました。本当にそう思っています」

    「あなたのシャツを着ていない子どもはいません。それが本物であっても、露店のものであっても、模倣されたものであっても、想像で作ったものであっても」

    「あなたはみんなの人生に影響を与えてきました。それは私にとって、どんなワールドカップよりも大きなものです。誰もそれを奪うことはできません」

    「こんなにも多くの人を幸せにしてくれたことに心から感謝します。本当に、心に留めておいてほしいです。なぜならワールドカップよりも大切なことだと思うので。あなたはもうそれを手にしています。ありがとう、キャプテン」

    なんと感動的。夢をもらうこと、夢を与えることがどんなに大切かを教えてくれた。この歳になっても夢を見ていたい、そして夢を届けたい、そう思った。

     さて、年末にお届け中のSonic Vitazinhoは、メッシのに比べたら小さな小さな夢ですが、概ね好評です。レギュラーカラーはまだ在庫があるので、忘れていた年末最後の自分へのプレゼントにいかがでしょう。来る年の小さいけれども大きな切り札となること必至。

     そうそう、年始の福袋用にそのSonic VitazinhoのHeavy Relic LBB(Lake Biwa Blue)/Tobacco Sunburstと、Mighty Arrow Mini TandemのHeavy Relic LBB(Lake Biwa Blue)を取ってあります。

     Sonic Vitazinhoの場合は、TSBの上に真鍮金粉を塗り、その上にステインのブルーグリーンを塗った上でヘビーなエイジングを施したもの。ブルーグリーンの下からゴールドとTSBとナチュラルウッドが覗き、ラッカーのコーティングにはクラックが入っているという凝った仕様。

     Mighty Arrow Mini Tandemの場合は、真鍮金粉の上にステインのブルーグリーンを塗るいつものLBBにヘビーレリックを施し、さらにラッカーコーティングしてクラック加工を施しました。こちらは下にTSB塗装はないけれど、くすんだゴールドとブルーグリーンのランダムな濃淡、それからウェザーチェックがなんとも怪しげな雰囲気を放っていると思います。

     いずれも元木が塗ってエイジングしたのでMMのサインとシリアルナンバー入り。

     それから今回もHand Drawn Calaveraはやります。下の画像は今年のもの。やるうちに俺としては結構書き込んでしまって手間が大変だったにもかかわらず、結構な量の予約を抱えてしまって思えば年始から大変でした。

    2022 Hand Drawn Calavera

     

     来年はどうやらフィッシングショーも決行予定で、そうなるともっと大変なことになることが予想されるので、個数限定にすることにしました。たぶん20個ほど。サンプルをこれから描こうと思っているところ。

    2022 Hand Drawn Calavera

     

     参考までにこちらが今年(2022年)の福袋詳細。今回は全てグリッターベースのブランクになる予定。

     今週末は下北山村でT字路sとうちの家族で年忘れキャンプに。たえちゃん曰く「中年のクリスマスパーティー」なのである。テント泊でなくバンガロー泊なんだけれど、今になってそれで良かったと思い直しているところ。なにせこの寒さですから。

     しかし、当然しのちゃんと俺は七色貯水池で釣り納め。ドラマチックな展開があるのか否か。これだけ撮影に行っててそれがないっていうのに、案外こういう時に限ってそれが起こってしまったりしたら、それはそれで。

     本日の一曲はThe Bandの2ndからUnfaithful Servant。この曲のヴァージョンはいろいろあって中でもライブ盤のRock of Agesのは出色。これのロビー・ロバートソンの魂のこもったギターソロに魅せられたのがきっかけでこの曲が好きになった。ただ、いざ歌唱に注目してこれを覚えてみようと思ったら、オリジナルヴァージョンを聞くのが道理かなあと思ってそっちを聴いていると、やっぱりリック・ダンコのそれが驚くほどエモーショナルだった。

     もちろんどのヴァージョンのロビーだってリックだって、他の三人だっていいには違いない。でも歌を覚えようとして気づいたのは、やっぱり歌って恐ろしく訴えかけるってこと。当たり前だけれど、そういう力について思い知る。T字路sを観ていても似たような感覚に陥ることがある。演奏はまるでメッシにW杯を掲げさせたい10人のように歌を支え、それでもあくまで情熱的に魂を込めて繰り広げられるものだ。

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