Tsunami Times

  • 復活のマニアとそれから・・・

    Sonic Ribot !

     いつにないその表情から、悲劇からの復活劇に自らの涙を堪える、そんな心情が読み取れないではない。フロントフックもどうやら直したようで、しかし、その直したフロントではなく、リアに「ショートバイトに苦戦しながらも三度目のバイトでようやく」フックアップしているあたりが、釣りの釣りたる所以かなあとも。

     それにしてもデンさんの一番乗りに次いで、懲りないマニアな男が苦難を乗り越えた二番乗りには、ホッと胸をなでおろす。デンさんのあっさりと一番乗りはもちろんお見事だけれど、苦労の末のマニアの二番乗りも素晴らしい。

     ちなみにマニアの悲劇の元凶ともなったフックのロックは、「リグを外して可動域を広げるのではなく、挟まる隙間がなくなるよう逆に狭めるように曲げたら治りました!」とのこと。「広げる」とした元木の案とは逆でした。悪しからず。「元木さんもおっしゃった通り、絶妙~な感じに挟まるようですね。
    曲げたのもほんの少し、1ミリあるかないかの世界です(笑)」とのこと。参考まで。

    デンさんはSonic Ribot – Stain Borderで一番乗り!
    愛を感じるには十分のステインボーダーにキャップにジャケットにワッペン・・・

     Jr.はと言うと、届いたばかりのLittle Rockを携えての1本。よく見るとSonicmasterもTSBならVibrotone TandemもTSB、オールTSBコーディネートなんて、中学生のくせに(というと本人は怒るかもしれないが)洒落ている。大人顔負け。新調したライジャケも素敵。こうして見えるように着用してもらえると、Jr.よりさらに下の世代、それから不甲斐ない大人への啓蒙にもひと役買うはずだ。

     元木は3連休ならぬ2連休をもらって家族で2日連続のデイキャンプとは、冬の眠りから覚める動物よろしく、こちらも復活の勢い。2連ちゃんなら泊まってしまえば、ということにもなるけれど、事情でそうもいかず。1日目は神岡一家と淀川河川敷で、2日目は保育園の仲良し悪ガキトリオのファミリーが集って舞洲BBQパークで。

    Ogawaのタープをタトンカ張り?!

     淀川はお手軽でそう悪くない。その前の週末は息子と愛犬と淀川へ散歩に出かけたら、偶然デイキャンプ中の神岡家と出くわして、そのまんまそこでおよばれしたので、そのお返しでもないけれど。

     しかし、淀川は人が多いと駐車場からBBQ出来るところまでが少し距離があり、その間を何往復もするとてきめんに筋肉痛が・・・。ダッヂオーブンとスキレット入りのコンテナなんてバッテリー級の重さではあるので。

    うちの息子のストライダーは一目瞭然。神岡家のお下がりを元木がリペイントカスタムしたもの
    このところ毎度のトリオ

     次の日は同じく都会の盲点オアシス的舞洲の広大な埋立地へ。ここもまたお手軽には違いない。

     それにしても2連続デイキャンプは、ロケーションが異なるということもあって、これはこれで楽しかった。キャンプに関しては未だビギナーの域を出ない元木家だけれど、他の2家族に至ってはほとんど初めての世界だから、彼らにもどうやら楽しんでもらえたようだ。そのうちお泊まりもね。

    アヒージョ他。手作りの焚き火テーブルで。

     ダッチオーブンにスキレット、それからココパンなんかを手に入れたからにはと、昨夏あたり以来、ちょっとした料理に手を染める元木ではある。当然おおかたはレシピ見ながらってことにはなるけれど、それでもアヒージョなんかは簡単で、もう適当にやってしまうのだ。ステーキも赤ワインとバルサミコでソースなんか作ってみたりしてね。焚き火のおもりと料理をそれなりに楽しむ元木である。

    ダッチオーブンでこの日作ったのは実は焼き芋。これが簡単、そして絶品。
    ダッチオーブンスタンド

     その料理用に新調したツールはダッチオーブンスタンド。平たく言うとダッチオーブンの台ですね。シングルバーナーのスタンドに不自由していたので、この日のための買い出しにホームセンターへと赴く嫁にそれをリクエストすると、どうやらそんな用途のものはなかったようで、その結果やって来たのが思いの外ヘビーデューティーなこれ。

     カミオカがこれを見て「どこのやつですか?それ」と聞いたのは、どうもそれなりに格好がよく見えたからだと思うけれど、これ実はわずか千円ほどのサザンポートプロダクトなのだ。ダッチオーブン台だから当然丈夫だし、無印というのもいい。ちょっと気に入ってしまった。侮るなかれサザンポート。

    舞洲BBQパークは何から何まで揃っています、というBBQ場ではない、その塩梅が絶妙と言えば絶妙
    久しぶりのRotton別注

     ところで、先週は久しぶりのロットン別注を出荷。突然ショートメール(ちょいちょいPCでお店宛にメールが送れなくなるんですよね・・・関係ないけど)でロットン兄貴から依頼がやってきたのは、Sonic Ribot 3rdも完成間近のタイミング。と言うわけで、レギュラーからはちょっと遅れをとっての出荷だった。

     知る人ぞ知るこのカラーパターンは色違いで復活と相成った。ノベルティっぽさが元木もお気に入り。リボウにはよくハマってると思う。

     今朝はフェラ・クティに始まってオーケストラ・バオバブへとなだれ込む、西アフリカコンピ状態。このオーケストラ・バオバブのアルバムはセネガルでかつて彼らに代わって台頭したユッスー・ンドゥールがプロデュースする、曰く付きこれまた復活版である。

     キューバで黒人によって生まれた音楽が世界を席巻した当時、セネガルにも逆輸入されて、現地で演奏した代表格がこの人たち。なんというか、NYのサルサなんかとは一線を画す、土着的なやり口のゆるりとしたアフロ・キューバンに何やら親しみのようなものを抱いてしまうのは、元木だけではないと思うのだけれどどうでしょう?古き良き時代、巡り巡って育まれたミクスチャーに思いを馳せるのも一興。

一覧へ戻る