Tsunami Times
大都会のそばで
このところ雨がよく降るけれど、晴れ間には久しぶりに大都会のそばの大河川へと釣りに。ま、結果は同船のカミオカの数バイトだけではあったのだけれど、とても良いアクセントになったし、テストも出来た。
そう、そのテストというと、ひとつはNiva Salt。これが塗り上がって最終のテストなのである。釣行の前日に事務所裏の用水路でこれを行うも、結果が計算違いに思わしくなく、こんなはずじゃないと一時は途方にくれた。それでも、この日の朝方サンプルに荒療治を施してテストへ赴くと、これが及第点以上の出来でひとまず事なきを得る。
ただし、サンプルに施した荒療治は塗り上がった製品にも施す必要があり、またしても作業が伸びるということになった。塗り＆組み立て担当のジョニー吉井にも負担を強いることになる。困ったものだけれどこればっかりは致し方ない。幾多のピンチを切り抜けて来た俺もこれに関しては万事休すか・・・と思っただけにそれでアクション云々の問題が解決するのならノーチョイスなのだ。いや、いつまで経っても難しいのはルアー作りなり。
Niva Saltはご案内までもう少々お待ちあれ。
さて、Acorde 66は20日がご予約締め切り。この日もこのロッドで四十数グラムはあるNiva Saltを投げ倒したのだけれど、そのウェイトにもまるで問題なし。もちろんオンス以下のプラグはさらにキャスト＆アクションしやすいから、実にヴァーサタイルなロッドであることを実感するに至った。
こういうタイプのグリップを敬遠しがちなトップウォーターフリークも、これを降ってみれば使いやすさに思わず唸るはず。それに凝った作りなので雰囲気も悪くないから、毛嫌いせずに使ってみるべし。グリップとロッドのセットなので、かなりリーズナブルでもあるし（当社比）。
もちろん、トップウォーターフリークでなくともお勧め。何に使っていただいてもいいのだけれど、トップをもっと面白くしてくれるロッドだから、自ずとトップウォータープラグが投げたくなるはず。
入荷のお知らせもいくつか。
五十鈴工業純正のカーボンドラグワッシャーは、ソニックマスター含む五十鈴のリールって雰囲気最高なのだけれど、ドラグの滑り出しがね、ちょっと・・・という向きにはかなりお勧め。72系、62系用が入荷してます。
そしてレザーフックキーパーを筆頭に好評のDen CraftsからOD缶、CB缶用のレザーカバーとプライヤーホルダーが再入荷。これがあるとないとではキャンプの雰囲気は全く違う、そう断言してもいい。他のメーカーのもいいのだけれど、Tsunami LuresとかTLとか入っているのはうちのだけです。当たり前だけど。
週末台風明け、Tsunami Luresチームはマイアミ浜オートキャンプ場へ。ジャンボリーを中止にしたので、いくらかでもお世話になっているキャンプ場にお金を落としたいのと、19日朝に開催するオンライントーナメントに自らも参加するということもあり。
オンライントーナメントにはそれぞれのホームフィールドからインスタを通じて参加可能なので、どうか皆様奮ってご参加を。レギュレーションはごく簡単です。詳細はこちら。
今日聴いている、というかたまたま今鳴っているのはA Fickle Sonance。どこまでも軽快なジャッキー・マクリーンのアルバム。ブルーノート然としたジャケットも相当いい。元木が生まれる以前の録音が、こうして事務所で生き生きと鳴る不思議。
しかし以前から一番気になっているのはそのタイトルのSonance。これは鳴り響きという意味なのだけれど、Resonance＝共振は昔から馴染みがあっても、このSonanceはこのアルバムタイトルで見るのが初めてでやけに新鮮だった。ま、だからってどうということはないのだけれど。
21/09/16
