Tsunami Times

  • ふきのとう

    Sweepy J DP / Wearing Paisley

     ペイズリーをまとったSweepy J DPのご予約締め切りは明日4/9です。いつもの津波ルアーズ・ディーラー、もしくはお近くの釣具店にてどうぞ。

     残雪の中のせせらぎにふきのとうを見つけてほっとする、なんてこと、このところなかったと思う。義母の古希祝いで義兄家族を含む家族と出かけた白川郷はちょっとした息抜きになった。

     初めて見る雪に喜んだり、触れてみて驚いたり、こけて半べそかいたり、一喜一憂するそういう息子の表情がいちいち微笑ましい。純粋に「愛おしい」ことを実感出来ること、そういうことをして幸せというのではないかとこの頃つくづく思う。

     ところで、白川郷の小さな水路には手で掴めそうなところにニジマスが泳いでいた。そういうの悪くない。誰もがそう感じると思うのだけれど、外来種を良しとしない人にはそうは見えないのかもしれないね。

     そんな一泊二日の小旅行から帰って仕事に取りかかる。散らかったデスクを見ると、それは山ととれなくもない。同い年のいとこは働き過ぎて抵抗力がなくなり、ウィルスに感染して腸に腫れ物ができて入院だそう。これが「痛いのなんの」だそうで、「すわっ、悪性?」と思いきや、そうでなくて命拾いらしい。俺の場合はワーカホリックではないと思っているけれど、仕事と私事の区別があまりない俺のような人は、知らぬ間にということもなきにしもあらずで「気ぃつけや」といういとこの忠告は生々しかった。

     いつだったか知人に薦められたのだと思うけれど、キップ・ハンラハンという人のアルバムが鳴る。これいいなあ。まるで都会にもある一縷の良心のような・・・。残雪のせせらぎのふきのとうに似ていなくもない。

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