Tsunami Times

  • 息づくコラボレーション

     クエルボ / アコルデがまた動き始めた。

     アコルデはTULALAとTsunami Luresのコラボレーションによって生まれた、と言うよりは、オガケンと元木の長年の付き合いの結実。ユニーク極まりない理論で釣りを斜めから、しかし的確に考察し続けるオガケンと、同じくらい長らくトップウォーターという視点から釣りをライフスタイルとする元木が、魚とやりとりするツールとしてのロッドを一緒に作ると、それはアコルデになる。

     シリーズ名のクエルボ(スペイン語でカラスの意)も、実はオガケンと元木の会話の中で登場したカラフルなカラスがその名の由来。「カラスってカラフルですよね」「あ、俺もそう思ってた」なんてね、意外なところで意見が一致したりして、その意外性の融合がクエルボ。ロッドの名称のアコルデは同じくスペイン語で調和や和音のことで、これはつまりは両ブランドの、あるいは自然と釣り人の、あるいは魚とロッドの・・・ありとあらゆるハーモニーを意味する。

     アコルデは、近年独立したジャンルとして成立するトップウォーターのそのロッド概念を変えてしまう、あるいは少なくとも変化とアクセントをもたらす、センセーショナルな試みだと、元木は今も信じてやまない。そういう意気込みで作り出されたというよりは、両者のそもそも持つそういうスピリットが、自然に折り重なり生まれたハーモニーである。

     気づけば業界の異端児TULALAは老舗と言っていいほどの地位を獲得し、同じく異端、一介のガレージブランドだったTsunami Luresは、自称知る人ぞ知る存在となった。その両者がそろそろとまた動き出す。

     在庫が途切れて久しい、アコルデ66と70は2026年に再販となります。実に三度目なので、今や支持は根強いと思っているところ。熱烈というよりは、着実に支持を獲得しつつあるのは、望むところだ。

     66も70も、従来のトップウォーターロッドにおいては最長クラス。ただし、そのブランク長からの印象に反して、ティップ部が絶妙にベンドして弾道を抑えつつ距離を出すという特性が、キャストを思う以上に心地よくする。「曲げて飛ばす」トップウォーターに必須のキャストフィールのみならず、アクション、フッキング、そしてファイトに至るまで、従来のトップウォーターロッドを凌ぐ感さえあるその操作性が信頼を集める要因。例えばレイクトラウトなんかでもこれが流用されたり、その支持は今やトップウォーターに限らず広がりを見せ始めている。

     加えて、トップウォーターファンには待望の66のフェルールモデルが秋以降に登場する。なんと3ピースなんです、これが。グリップを入れると4ピースのパックロッドはトップウォータートリップには最適の模様。従来の66と全く同じではなく、元木の要望を取り入れ強さを若干増す予定。

     さらに新機種アコルデ50も。カヤック、フローターには最適のレングスであり、ロングロッドを操り辛い藪漕ぎした先の野池でも活躍必至。TULALAお得意のショートレングスにTsunami Luresのアレンジを加えてお贈りします。強い、しかし柔軟なフィーリングはここにももちろん継承されるはず。

     両機種ともデビューに向け、只今嬉々としてテスト中。お楽しみに!

     そしてこちらはリングスターとTsunami Luresのコラボレーション。古き良き時代のCheap but Goodを目指してカスタムするこのプロジェクトもこれがもう6度目。量産ながらもそれならではのアンティークな雰囲気を持ち、かつ現代的日本の技術で作り上げられたリーズナブルなケースは、他にはないプロダクトです。

     今回は、好評のまるで黄変したプラスチックのようなモルディークリアの蓋に合わせて、本体に新色ピスタチオグリーン。実はこれ、オールドタッパーウェアのカラーをサンプリング。絶妙なトーンのキャリングボックスが出来上がり。7月くらいにリリースの予定。

     これもまたコラボレーション。とは言うものの、普段うちのプラグを塗っているのはJohnny Aceだと言うのは周知の事実で、言うなれば普段からコラボレーションしているわけなのだけれど、今回はJohnny Ace吉井のなすがまま塗ってもらいました。つまりはこれらが吉井が最も得意とするカラーリング。見ての通り、レギュラーではお目にかかれない、ヴィンテージイッシュなカラーパターンは、HEADZとの三者コラボとも一味違って、気のせいか生き生きとしているようにも見える。

     話題の(?)Django PJ、そしてSonic Horn Mini、ORCA Feの3機種。個数の関係で今回はオンラインストアのみの販売です。悪しからず。

     もちろん、Tsunami Luresに加えてJohnny Aceのサイン入り。シリアルナンバーも入れました。週末あたりに販売スタートです。

     個人的にはなかなかショーツの出番とならない今シーズンではあるけれど、今年もナイロンバギーショーツをやります。6色中なんと5色が新色と、カラーラインナップがかなり充実。加えてフロント右には、TNMLカレッジロゴ・プリントとTNML Fishの織りネームの2パターンあり。

     バギーと言うだけあって、動きを妨げないゆとりのワイドシルエットが、このショーツの良さ。履いてみればわかるその絶妙なシルエットで、普段のクラシカルなスタイルにも、洒落っ気のあるアウトドアスタイルにも、難なくコーディネートに取り入れられるはず。

     好評のナイロンイージーパンツにもTNMLカレッジロゴ入りが登場。バギーショーツと同じく、光沢を抑えた撥水加工のナイロン生地採用で少々の雨や水飛沫もへっちゃらのフィールド対応イージーパンツです。ヒップや腿周りに適度なゆとりを持たせ、膝から裾にかけて徐々に細くなるテーパードシルエットはタウンユースにもフィット。肌触りも良好。オールシーズンバーサタイルに活躍します。

     これまたいずれも週末あたりからご予約開始。

     ところで今日は朝からまたまた寂しいニュースがSNSに溢れてましたね。しかも2件。追悼すべし。

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